釣り用フットウェアのソールについて
釣り用シューズ、ブーツ(長靴)には色々なタイプのソールが装着されています。ここでは多くの釣り用シューズに採用されているソールの種類をご紹介。
ラジアルソール
通常の長靴やアウトドアシューズなどの、ラバー・ゴム状のソールのこと。釣り用としては比較的ノーマルなタイプ。滑り難いような凹凸と排水のための細かいミゾが入っていることが多い。釣り用、アウトドア用はタウンユースのシューズ類より滑りにくく、船釣り、防波堤釣りなど幅広く使われている。これさえあれば大体は快適に釣りをすることができるが、磯や水の当たる岸壁などに行く時は危険を回避するためスパイクやフェルトを着用するのがおすすめ。
スパイクソール
ラジアルソールにスパイクを埋め込んだタイプ。スパイクが地面にかむので滑りやすい磯などで最もよく使われる。山歩きでも比較的滑りにくく、山道と磯を歩く磯のロックフィッシングなどに向く。ただし、濡れた岸壁周辺など滑らかな構造物の上はスパイクがかまないと滑るので注意が必要。
また、スパイクの出っ張りがあるので乾いた防波堤などではやや歩きにくく足に負担がかかる。スパイクが底を傷つけるため、渡船やフェリー、遊漁船などでは使用しないこと。スパイクが摩耗すると安全性にも関わるので早めの交換を。
フェルトスパイク
フェルトソールの中にスパイクを埋め混んだもの。水濡れに強いフェルトとスパイクの中間的な性能で、比較的平面的で濡れてツルツルした面で威力を発揮する。ラジアルのスパイクだと滑るような濡れてコケの生えた岸壁、斜面などに向く。ただし、凹凸の激しい磯などではスパイクがかみにくく、ラジアルスパイクの方が効果的。フェルトの特性で落ち葉の積もった山道などでは逆に滑りやすく危険なことも。
フェルトソール
フェルト生地をソールにしたもので、ソール付きウェーダーに最初から使われていることが多い。濡れた岩や岩盤に吸いつきやすく、川歩きに向いている。ただ底が平面なフェルトのため、落ち葉や砂泥底では足場を固定できず滑りやすいので注意が必要。
双進(SOSHIN) フェルト角切り ブラック No.1540
デッキソール
ヨット用のデッキシューズなど、ツルツルとした船の底に吸いつき、耐滑性に優れたソール。接地面が平面的で排水のための溝パターンが入っている。足への負担も少ないため、船釣りや防波堤周りで軽快な釣りをしたい人におすすめ。
その他
これら以外にも特殊耐滑ソールやサーフ用のラバーソールなど色々な商品が続々と登場している。