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東海林誠の東北投げ釣り徹底ガイド 5投目 春マコ50UP獲りの勘所[投げマコガレイ]

東海林誠 2022年3月6日 更新
 

5投目 春マコ50UP獲りの勘所

プレミアム連載:東海林誠さん
※この記事は2014年4月にプレミアムサービスの連載記事として配信されたものです。

1月半ばから2月にかけて爆釣が続き、毎週のように10枚、20枚のように釣れていたイシガレイは一人1、2枚になっています。イシガレイのシーズンは3月頭あたりで一段落。かわりにマコガレイは良型が釣れてきて、これから6月頃まで狙えます。

【3月23日(日)の釣果】52cmと45cmのマコガレイほか、良型マコ、アイナメを多数キャッチ!

1月のマコガレイは薄っぺらくて骨と皮みたいでしたが、3月23日には厚みもあり、アタリも引きもパワフルでした。

イシガレイは遠投をかけて砂地を狙って、型も数も狙えるイメージですが、マコガレイだと、ただ飛ばしただけでは大きいのはなかなか釣れません。やはり根のキワだったり、船道の周りだったり、防波堤手前側の泥地などピンポイントを攻める必要があります。面白いのはケーソンのキワなどアイナメがよく釣れるような場所で大きいのがアタったりすることですね。

―早春は深場がいいのか?
2月でも浅い所で釣れることがありますし、エサが常にある場所、潮の流れが効く場所であれば、近くの浅場でも型が釣れることが多々あります。

3月23日の52cmのマコガレイは、潮が流れている所の近くの、ちょうど潮が緩む場所でヒットしました。

防波堤の先端付近は潮がよく流れていて、船道や外海を狙う人が多いと思います。ここもいいのですが、先端から内向きのあたり、潮が渦巻いてエサが溜まるところはよく釣れる傾向があります。以前、鮎川港の防波堤に通っていた頃もやはり防波堤先端より、先端からちょっと港内寄りがよかったですし、この傾向はどこの漁港でもあてはまると思いますね。

この日も10mくらい離れた所から船道の方を狙っていた人には釣れてこなくて、港内の手前側だけが釣れました。

堤防先端のちょっと内側はエサがたまりやすい好ポイント

―最初から狙って待っていたわけではなかった。
マコガレイは場所と時合いが釣果にかなり関係すると思います。3月23日は、15分くらいの間に3枚が立て続けに釣れました。最初に45cmが釣れて、3分後に50cmオーバーが釣れてきました。

この日は最初は遠くの船道の方に投げていたんですが、イシガレイが2枚だけ釣れただけでしばらく釣れない時間が続きました。時合いからしていい頃なんだけどアタリが全く無いので、試しに手前の堤防の基礎の所に投げてみたら、たまたま釣れたという感じです。本当に10mも投げたか投げないか?というくらいの近投でした。

オモリを堤防の基礎に当てて止める

ちょっとだけ投げて、沖の砂地から、堤防のケーソンにオモリがコツンと当たったところで止めて待ちました。完全に堤防の基礎の上に乗ってはだめだし、沖の砂地もだめ。本当にケーソンのキワで止めた時だけ釣れてきました。

ただ、手前の基礎部に投げていれば釣れるというものでもなく、潮の具合などでエサがたまる場所、魚が集まる場所を狙わないとだめ。同じ基礎の並びでも5mずれると全然釣れなくて、カレイが集まっている所に入れば立て続けにヒットすることがあります。

―潮汐と時合いの見方。
普段から潮時グラフを見て、潮の動きが大きいところを狙って釣行することが多いですね。配達の合間に潮時グラフを見ていて「あ~、ここはよさそうだなぁ」とかいつも考えています。必ずしも大潮がいいわけではなく、小潮でも潮の動きが大きい所はあります。また、渡波港などもともと潮流の速い釣り場は大潮だと潮が速すぎて釣りづらいことも。

朝マヅメか夕マヅメに潮が動く日だとなおいいですね。この日は夜から釣り始めていて、下げ止まりが14時。下げ直前の昼過ぎに連続して釣れてきました。

こちらは3月2日の夜から朝にかけての釣果
 
 

―ポイントの探り方。
あと、時期的に春先は切れた海藻とかが結構多い季節。ポイントによっては、さびいて探っていると藻やゴミが絡まって釣りにならないことがあります。あまり頻繁に誘いをかけると仕掛けが使えなくなってさびくほど逆効果なので、そういった切れ藻の多い場所ではあまり仕掛けを動かさずにピンスポットを点々と撃って探っていくのがいいですね。

―根掛かりした時がチャンス!
根掛かりした時、グーっと引っ張ってしまう人が多いんですけど、そうするとさらにがっちり根掛かりしてしまってまず外れません。根掛かりした時はトントンと竿を小刻みに振ると7割、8割は外れることが多いです。そして、その根掛かりが外れた時がベストポイントということが多い。ツブ根やケーソンのキワギリギリを狙えます。

―春のパターンとは。
漁港の一番奥にある牡蠣剥き場の排水口の前などは、収穫期や養殖の作業がある季節は魚が集まります。こういった作業場の場合、日中は作業の邪魔になるので、作業が終わった夕方からとか、ちょこっと竿を出せばいい型が釣れることがあります。それこそ遠投は必要なくて、短い竿のちょい投げ、探り釣りで十分です。堤防の周りに牡蠣殻などの養殖ゴミを捨てている所があれば、そういった所もエサ場になりますよ。

―エサの使い分け。
投げ釣りではアオイソメの房掛けにすることが多いのですが、必ずしも5匹、10匹と一杯付けるのがいいわけではないようです。ハイシーズンのイシガレイなど、大小のカレイの活性が上がっている中で、大型を選んで釣りたいのであれば、ユムシとアオイソメの房掛けなどのボリュームのあるエサは有効なんだと思いますが、マコガレイに関しては太めの1匹掛けで立て続けに釣れたことがあって、これは必ずしも房がけがいいわけではないのかな?と思うようになりました。

以前はマコガレイ狙いでは上バリにイワゴカイ、下バリにアオイソメを3匹掛けにしていたんですが、最近の好みでは上バリに小さめのユムシかイワゴカイ、下バリは大きめのアオイソメ1匹掛けにして狙っています。太めのアオイソメはアオコガネのような感じで十分にアピールすると思います。最近はエサ屋さんで買うときにアオイソメの太めを選んでもらったのを使っていて、長いアオイソメを自然に漂わせるように意識して付けます。

また、前回もちょっと紹介しましたが、イソメを塩で2~3時間くらい締めたものも最近は気に入っています。塩漬けで食いが悪いと思われるかもしれませんが、投げて水に浸かると自然に戻るので問題ありません。太いイソメが手に入らなくて、ちょっと細いようなら3匹掛けくらいにするといいでしょう。

3月23日に50cmのマコを釣った時はアオイソメに食ってきて、その直前に釣った45cmは上バリの小さいユムシと下バリのアオイソメの両方を食っていました。マコガレイは小さめのユムシも結構好む傾向がありますね。

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PROFILE:東海林 誠

とうかいりんまこと。家業である米穀店の仕事と育児の合間に、せっせと釣り場に通う、投げ釣りマスター。北は青森から南は愛媛や有明海まで、大物にかける情熱が足を釣り場に向かわせる。仙台広瀬キャスターズ所属

 

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