牡鹿半島沖ボートロック スポーニング盛期のシャローゲーム
遊漁船・龍颯丸(りゅうそうまる)の阿部充博船長が金華山周辺のボートロックをレポート!12月上旬のスポーニング盛期に、浅場の黄金アイナメを狙った。
時化で海に出られないうちにアイナメのスポーニングは盛期に突入
今季の仙台湾周辺は毎週末の時化により例年になく釣行機会が限られるシーズンとなっている。龍颯丸も10月は0回、11月も1回のみの出船で、約1か月ぶりに海に出ることができた12月7日はスポーニング真っ最中。なかなか口を使わない状況下での釣行となった。
金華山周辺で婚姻色のオスアイナメを狙う
田代島から網地島沖を通過して金華山周辺へ移動。ちょっと深い所は小型ばかりだったため、スポーニングで浅場に入った良型のオスに狙いを絞ることに。
スポーニングポイントになるような水深5mより浅いくらいのシャローのワンドなどを探ると、反応は渋いものの良型のオスのアイナメが釣れてきた。
この日は完全な甲殻類パターンで、ワームは「ガルプ!パルスクロー3インチ(バークレイ)」などのクロー系が中心。
アクションを大きくすると先に小中型が食いついてしまうため、抑え気味のリフトで目の前に落として食わせるような動きが効果的だった。シンカーウエイトは少し軽めに。「ボトムコップステイタイプ(ティクト)」のような面取りしたシンカーを使い、あまり動かさずにステイさせて食わせるようなイメージ。
ワームのカラーは定番のチャート系に反応が良かったほか、ナチュラル系でも良型が上がっていた。赤系色はこの日は小物ばかりが反応してしまった。
秋~冬のロックフィッシュシーズンは後半戦へ
12月上旬はシャローでスポーニング中だったアイナメだが、12月半ばを過ぎてすでにアフターの個体が釣れ始めている。今年一杯はシャローを撃ちながら、アフター狙いで水深10~15mのポイントにも入り、徐々にディープロックへ移っていく。
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※取材、解説/阿部充博(龍颯丸)
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