岩洞湖ワカサギ釣り2018年シーズンの傾向と対策
例年に比べ早めに氷上が解禁した今季の岩洞湖だが、メスが卵を持ち始めたことなどにより食い気が落ちてシビアな状況が続いている。そんなシーズン中盤の攻略法を、ほぼ毎週ホームの岩洞湖に通っているという浅沼貴博さんに解説してもらった。
例年以上に難しい今シーズンの岩洞湖ワカサギ釣り
今季の岩洞湖はワカサギが居て魚探に写るのだが、素直に餌や仕掛けに反応せず釣果を伸ばすのは非常に厳しいタフな状況。
氷上解禁から1ヶ月程が経過してスレてきたのもあるが、春に向けての産卵期とも関係がある。
そんなタフな状況でも釣り人側の経験と工夫で安定的に釣果を上げている人が多いのも事実。そんな方々に共通しているのは、少ないアタリを確実にモノにする集中力も去ることながら、小さなアタリを確実に穂先に出す穂先と錘のタックルバランスのセッティングが非常に絶妙なことだ。
繊細な穂先に重すぎる錘では折角のアタリが消えてしまうのは容易に想像が出来る。逆もまた同じ。
穂先の錘負荷5割~8割程度の負荷を掛け、余力を残しておくのがアタリを穂先に表現させるタックルセッティングとしては1番重要だ。
仕掛けに続き穂先に頼る部分は大きく、調子や長さの違う穂先のラインナップがあるのはこのため。タックルセッティングが出来ていればアタリは確実に穂先に表れる。
転がりにくい四面体設計のワカサギ専用オモリ。仕掛けとの連結がローリングスイベルになっている。下バリを付けるハリス止め付き
グラス穂先の先端部分をフィルム状になるまで極薄に磨き上げ、超微細なアタリも取れるようにした
「VARIVAS公魚工房 ワカサギ穂先[ワークスリミテッド](クリスタル樹脂モデル」(モーリス)
今シーズンから新たに投入されたワカサギフィネス樹脂穂先。グラスと無反発樹脂の中間的感覚で、微細なアタリも増幅。
「VARIVAS公魚工房 ワカサギ穂先[ワークスリミテッド](無反発マテリアルモデル)」(モーリス)
しなやかに曲がる無反発特殊マテリアル採用。高い荷重に対応でき、手元調子で曲がりながら、重いオモリを背負った状態でトルクも発揮。
「VARIVAS公魚工房 ワカサギ穂先[ワークスリミテッド]」(モーリス)
フルハンドメイドの公魚工房ワークスリミテッド。感度と操作性のバランスが良い極薄扁平タイプのグラス穂先
しかし、岩洞湖は餌を食べてもアタリを出さないワカサギが今季は特に多い。
通称、「居食いタイプ」
タックルセッティングが出来ていれば誘いの途中に手感でワカサギの重さを感じたり、誘いの中に穂先が普段と違う動きとしてアタリが出ることもあるので、誘いよりも居食いタイプのアタリを感じ取り攻略する事が今季の岩洞湖で釣果を伸ばすポイントとなりそうだ。
魚探を収納し、持ち運びつつそのまま使用できるPVCクリアー蓋付きケース。
「VARIVAS]公魚工房ライブウェルVABA-35」(モーリス)
釣ったワカサギをおいしく持ち帰るためのインナーメッシュBOX付きライブウェル。
「VARIVAS公魚工房 氷穴アダプターVAAC-19」(モーリス)
氷穴の壁への引っ掛かりなどトラブルを防ぎ、ハリスやラインの動きも見やすくする黒色アダプター。
「VARIVAS公魚工房 わかさぎ釣り専用 前倒防止装置付き 可変ソケットVAAC-22」(モーリス)
穂先の角度を調整し、電動リールの前倒れを防ぐ機能も備えた穂先用ソケット
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※取材・テキスト/浅沼 貴博