釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

春の渓 ベイトフィネスで完全攻略[ベイトリールを使った渓流トラウト]

塩津 紀彦 2021年1月13日 更新

[ロックフィッシュハンター塩津紀彦さんのトラウトルアー釣行記。最近人気のベイトフィネスで春の盛期を満喫!ポイントを見極めるのに、高性能なTALEX偏光グラスもマストアイテムです]

一雨ごとに緑が爆発的に萌える新緑の渓。

渓谷にはウグイスの囀ずりが心地よく響き渡り春の訪れを喜んでいるかのようにも聞こえます。

渓谷に咲く桜もいとをかし♪

この季節の渓流釣りはシーズン終盤のような大型こそ滅多に掛かることはありません。しかしながら、長い冬からやっと目を覚ました川の宝石達にどうしても逢いたくなり、ついつい東北の渓へ足を運んでしまうんですよね(笑)

さて、今回訪れたのは岩手県南寄りの沿岸河川。

内陸河川はまだ雪解け水が落ち着いておらず魚の活性もイマイチ…。なので雪シロも落ち着いて水温も安定するのが早い沿岸エリアを選択しました。

ベイトフィネス渓流タックルでトライ

人気河川なので朝マヅメ狙い!なので、必然的に光量が少ない時間帯からエントリーするということで、偏光グラスはタレックスの新色「ラスターオレンジ」を使用♪

渓流釣りのように、森に囲まれたエリアからオープンエリアまで、明暗に幅のある釣り場にも最適なレンズです。

ラスターオレンジは光量が少ない時の万能選手

ここ最近使用頻度が非常に高くなっているこのレンズ。特徴としては少し光量が少ないシチュエーションでは明るめに見え、まぁまぁ明るいエリアでもギラツキを抑えしっかりとコントラストが見えるすぐれもの!

暗部を釣り歩くことが多い渓流釣りには最適ですし、海釣りでも曇りや雨の日、そして晴れの日のマヅメ時なんかには最適!晴れの日の日中でも必要最低限以上のレベルでは使用できますので、はじめての1本としても最適です。

またトゥルービュー系の光量が多い時に重宝するアイテムと使い分ければより一層完璧なローテーションになるので、トゥルービュー系レンズをお持ちの方は是非お試しになってみて下さい♪

トラウトルアーにもベイトフィネス浸透中

さてさて、いよいよ実釣。マヅメは山に入ると熊が多く怖いので、まずは下流部のオープンエリアを散策。

が、さすが人気河川…。前日にだいぶ叩かれたのかムハンが続きます(汗)

1時間ほど撃ってもチェイスすらない状況に業を煮やし一気に上流部へ移動!

流れの中に潜む僅かな違和感すら見逃さない!

ある程度歩くも開けたオープンスペースの魚の反応はプレッシャーのためか非常に悪く苦戦が続きます(汗)。ですが、徐々に久々のベイトフィネススタイルにも慣れてきたので答えが見え始めます。

ベイトリールとスピニングでの渓流の違いはキャスト後の立ち上がりの早さが一瞬早いのと、低い弾道でピンスポットを狙い撃てるということ。

まぁ慣れるまではそうもいかないのですが、ベイトフィネススタイルに慣れると小規模な渓流ではスピニングでは捕り切れなかった魚を出せるようになります。

また、ラインもスピニングでは使い辛かったフロロラインを使ったパワーゲームも可能になるので、不意に大物が掛かるようなエリアにはgood!

オーバーハングまわりではベイトリールの方が有利

人があまりやらないような小場所やキャストするのを少し躊躇うようなピンスポットなどを丁寧に攻める!そうすると必然的に答が返って来るようになります。

綺麗なヤマメ
レギュラーサイズのイワナ

活性自体は悪くないようなので、やはり連日のプレッシャーからオープンスペースでのバイトが少なくなっているのでしょう。

しかし、日も上がり水温の上昇と共に少しずつ魚の活性も上がってくると一気に爆裂モードに突入♪

コンディションのよいヤマメ
元気なイワナ

同じ川でも時間帯によってこうも反応が変わるのか?って言うくらい状況が一転(汗)

特にこの季節の渓流は水温の僅かな変化で魚の活性が上がったり下がったりが激しいのですが、今回はその典型的なパターン。

そうこうしているうちに何やら難しそ~なポイント発見♪

そして流れの底に何やらデカイ影が…。オーバーハングエリアで流れのあるポイントの魚を見つけるのは今までのレンズでは難しかったのですが、「ラスターオレンジ」ならではのいい仕事しましたね♪

矢印の隙間をスキッピングで撃ち抜く!

オーバーハングした木やツタの隙間を低弾道のスキッピングで撃ち抜き、魚の奥へキャスト。こう言うところこそベイトフィネススタイルの真骨頂を見せるところ!
「ズバッ!」
っと気合いでキャストを決めてワンアクション ツーアクション スリーアクション…
「ずん!!!」
狙い通りのトレースコースで想定外のビッグバイト(汗)

こんな上流部にこのサイズがいるとは正直驚きでしたが、ベイトフィネスだったので余裕のファイト♪

ネットにおさまり勝利~。

こんな上流部でもこのサイズがいるんですね~♪

さて、その後も爆裂モードは続き

サビの残ったヤマメ
ナイスなイワナ

3時間ほどの釣行でしたが終わってみれば20匹以上の魚に遊んでもらえました。

これからハイシーズンに突入する東北の渓流ゲーム。スピニングタックル主流のこの釣りですが、ベイトの特性を活かせば今まで指をくわえて見ていたエリアを攻略することも可能!

視覚での情報処理が重要な渓流釣りにはロッドやリールの性能以上に大事なアイテムと言える偏光グラス。1歩踏み込んだ渓流釣りの世界が体験できるので是非お試しになってみて下さい♪

今回使用したTALEX偏光グラスは「和真メガネ仙台長町店」で作ったもの。タレックス社から公式に認められたプロショップで、専門知識のあるスタッフが相談にのってくれます。もちろん度付き偏光も安心して任せられる。仙台長町店は2014年11月新装オープンし、偏光グラス関連のラインナップがさらに充実!
[和真メガネ仙台長町店・店舗データ]
■住所:〒982-0011 宮城県仙台市太白区長町7-20-1 ザ・モール本館3F
■TEL:022-308-2911
■営業時間:10:00~21:00
■アクセス:電車なら地下鉄仙台南駅直結。車は国道286号線からJR長町駅方面へ(駐車場3時間まで無料!)

和真メガネ仙台長町店はタレックスプロショップ認定店!全18色ものラインナップを誇るタレックスレンズの性能を体験しつつ、使用するシーンに合わせたレンズ選びを相談できる

◆記事に書けない裏話や質問への回答は無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!

PROFILE:塩津 紀彦

磯ロックがブームになる以前から牡鹿の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつ、ティクトフィールドテスター
※ハンターブログ http://yaplog.jp/jgfahunter/

 

※取材・テキスト/塩津 紀彦
※取材協力/和真メガネ仙台長町店

関連カテゴリ

関連記事

渓流ベイトフィネスにも対応可能なフィネス用ベイトリールを紹介!

トラウトアングラーの間で渓流ベイトフィネス人気が年々上昇中。以前からベイトタックル派の渓流アングラーはいたが、フィネス対応ベイトリールの発展により渓流ベイトフィネスがより一般化した...

2014渓流ファイナル・ハンター塩津のベイトフィネス釣行[ルアーヤマメ]

大地を焦が灼熱の夏も終わりを告げ東北の里山にもようやく涼しげな秋風が吹き始めました♪ 秋の里山の川は風情があっていいですね♪ この季節になると渓魚達は産卵準備に入るためなかなか口を...

ベイトフィネスのタックルセレクト[ロックフィッシュとベイトリール]

連載:佐藤 尚行さん 仙台湾ルアーフィッシング大攻略 ※この記事は2014年5月にプレミアムメルマガで配信したものです。 [adinserter name="202004WP記事内...