夜釣りや夜間ドライブで効果を発揮するイエローのナイトレンズ
岩手県花巻市のメガネのおくやま・奥山剛さんが釣りと偏光サングラスの関係や目についてのイロイロを語ります。
[連載]知っておきたい!釣りに役立つ目の話
今回は夜釣りや夜間ドライブに有効なレンズについて、バレーヒル・ベイトブレス・バリバスのフィールドスタッフも務める森本正善さんのインプレを交えながら解説します!
まぶしいLEDヘッドライトにも効果的な機能レンズ
今回は夜の使用に効果的な機能レンズを紹介致します。
夜使えるレンズが注目されてきたのは『夜間の対向車のヘッドライトが眩しいと感じる方が増えたから』と言えます。車のヘッドライトにはLEDが使われることが多くなり、白色系のヘッドライトが増えました。また、車高の高い車種が増えたのも理由としてあげられるかと思います。
まず、夜の運転に使えるカラー・使えないカラーがあるのをご存知でしょうか?
既製品のサングラスの場合はタグや説明書に、オーダーメイドレンズの場合はレンズが入っている袋に記載されています。中には昼間使っている濃い色のサングラスを「眩しいから」と言って夜も使っている方がいるようですが、これは夜の視界をさらに暗くしてしまい危険です。
各レンズメーカーはこのような状況では使用しないで下さいという情報は書面で伝えており、視感透過率で75%くらいがおおよその境界線となっています。
一般的に、色が薄い場合は夜間運転適合になり、色が濃い場合は夜間運転不適合になります。しかし、無色透明に近い色が薄いレンズではヘッドライトの眩しさは抑えられません。そこでおすすめになるのが今回ご紹介する『ウェイブプラス475』というレンズになります。
夜間運転に使えるということは夜釣りでも暗くならずに使用できます。偏光レンズのように水面の反射をカットするという機能はありませんので、釣果に大きく影響するとは言えませんが、森本正善さんにウェイブプラス475の使用感レポートをお願いしましたので記載致します。
森本正善さんの「ウェイブプラス475」使用レポート
「ウェイブプラス475」ですが、夜間用レンズということで主に暗い時間帯の運転~夜釣りで使用しています。
色はイエローベースということで、まず大前提、裸眼に比べて暗く見えるということは”一切”感じません。実際に夜間運転時に掛けてみると、対向車の白色ライト周りの反射・ボヤケなどといったものを軽減してくれており、快適に運転する事が出来ます。対向車のヘッドライト周りやすれ違いざまのナンバープレートなどを見て比較してみるとよく分かると思います。
ブルーライトカット性能もあるため、暗い車内でのナビやスマートフォンの光による目の負担軽減にも役立ってくれているはずです。
勿論視界が暗くはならない(むしろコントラストが上がる為、少し明るく見えるくらい)ため、そのまま夜の釣りでも使用できます。
暗い海が明るく見える、なんてことは流石にありませんが、写真でも分かる通り、水面のライトの反射などが軽減されるため、明暗の境や流れのヨレなども幾分見やすくなります。
体感的な部分にもなりますが、昼の運転時にも眩しさが軽減している気がします。もちろん晴天時などは偏光機能があるレンズの方が良いとは思いますが、トンネルなどでも暗くならない為、不意に視界が暗くなった場合でも安心です。夕陽などの薄暗い中での眩しさも軽減してくれます。
視界の確保と同時に釣り時の目の保護にも役立つため、夕方から夜間の運転~夜釣りまで、一貫して使用し続けることが可能で重宝しています。
【森本正善さんプロフィール】
2022年パワーオーシャンカップ東北ツアー第2戦 優勝
2017年パワーオーシャンカップ東北ツアー年間優勝
2017年NBCソルトチャプター宮城年間優勝
など
Bait Brethフィールドスタッフ
Valleyhillフィールドテスター
VARIVASフィールドテスター
ナイトレンズの相談は「メガネハウスおくやま」まで!
こちらの「ウェイブプラス475」は、雪(吹雪)、霧、雨など視界が悪くなる悪条件の運転にも効果的です。北国の冬は雪道の運転を避けて通ることはできませんので、雪が降る地域にお住まいの方にはよりおすすめのレンズとなります。
・フレームにレンズを組み合わせる(度無し・度付きとも可能)
・クリップオンタイプ
・シーザーフリップⅡの金具を使用して、お使いのメガネの形状に合わせたフリップアップタイプ
など、様々な形でお使いできます。
また、メガネハウスおくやまではその他にも夜間の使用に効果的なレンズを多数取り扱っておりますのでお困りの方は参考になさってみて下さい。
レンズのスペックやレンズ交換が可能かどうか、価格、納期などご不明な点はメガネハウスおくやまの奥山までお気軽にお問い合わせ下さい。
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岩手県花巻市出身1982年生まれ
日本眼鏡技術者協会SS級認定眼鏡士
釣りやアウトドアシーンでのオーダーメイド偏光サングラスの相談も多く対応している。自身で組み立てする偏光サングラスの製作本数は年間300本以上
メガネハウスおくやまのFacebookにもメガネに関する情報投稿中!
※写真・テキスト/奥山剛