投げの合間に…即席タックルで根魚の探り釣り![子連れ投げ釣りライフPart.4]
竹の棒にハリと糸を付けただけの仕掛けで探り釣り
今年も残りわずかとなってきましたね!寒い日が続きますが、皆さん、釣りは楽しんでいますか?
さて、石巻方面にカレイ釣りに行くとき、長男(1年生)にオマケで付いてくる我が家の次男(3才)。ちょっと前までは釣りに連れていっても貝殻拾いや磯遊び、また車内でお菓子を食べながらDVD観賞ばかりで釣りをするのは皆無でしたが、最近、釣りの楽しさに目覚めたようで、大会以外は次男の竿も出すようになりました‼
次男が釣りにハマったきっかけは、10月のある日曜日。息子二人を連れ、釣り大会の下見のため車横付けで良型のカレイが釣れる場所はないかと、以前から気になっていたポイントへと午後から試し釣りに出撃した時のこと!
護岸工事中のようでしたが、作業員らしき人に一声かけると「日曜日は工事をしないので、釣りをしても大丈夫!お兄ちゃんたち、いっぱい釣れるとイイね~‼」との返答!(^-^)
試し釣りということで、前週の残りエサ(青イソメ約1,000円分)と、投げ竿2本しか持参しなかったのですが、いつもは全く釣りをしない次男から「僕も釣りがしたい‼」と、まさかの一言!もともと、2~3時間やったら撤収する予定(※長男がゲーセンに行きたい)だったため、長男がいつも使っているルアー竿も家に置きっぱなし…(>_<)
投げ竿2本以外は積んできていないので、仕方なく、そこら辺から拾った木の棒にラインを結び、投げ釣りの『道糸沈め』にするために持っていたナス型オモリ10号+ハリは投げ釣り用の予備の替え針装着。急遽、『即席・探り釣りタックル』の完成!(笑)
水深は浅かったものの、ハイシーズンの根魚が連発!!
水面を覗くと、足下には捨て石が沈んでいましたが、水深が50cm~1mほどしかなく、底が丸見え!『これじゃ、浅すぎて魚が釣れるはずないじゃん!(笑)』と思いながら、底を少し切るくらいにラインの長さを調整して、ダメ元で釣り開始!(^_^;
やはり、しばらくアタリは出ませんでしたが、次男と一緒に歩きながら探っていくと、捨て石と捨て石の間に隙間がある場所を発見!
試しに、その隙間に仕掛けを落とした途端、30cmくらいのアイナメがヒットし、次男は大喜び!さらに、再び同じポイントへ仕掛けを落とすと、今度は強烈なアタリが来て『お父さん、助けて~‼』と叫ぶ次男!ラインを手繰ると、何と、まさかまさかのクロソイ40cm!(驚)
すると、車内でDVDを見ていた長男も『僕もやりたい‼』となり、どこからか、自分で竹の棒を拾ってきました‼(笑)
長男の竿(?)にもラインを結び、釣り方を伝授!すると、間もなく長男の竿にも激しいアタリが来て、40cm近い良型のアイナメ!(^_^)
他に、カジカやドンコ、クジメやムラソイなども釣れ、予定の時間を過ぎても「まだやめたくない‼」となり、結局、日没後まで時間延長!
※途中、持参した青イソメが無くなり、試しに、釣れた小型のアイナメを切り身(短冊)にして針に付けたところ、これが大正解!エサ持ちも非常に良く、35cmくらいのクロソイと、30cmを超すドンコが連発!
結果、長男がアイナメ&クロソイなど計11匹、次男も計6匹釣れ、パパの投げ竿にはカレイ不発で、アイナメ1匹だけと完敗…(>_<)
※翌週、45cmのカレイを釣り、リベンジしました‼
リールすら付いていない、超シンプルな釣りですが、たまにはこんな釣りも楽しいものですね!これから、ますます寒さが増しますが、皆さんも十分に防寒対策をして、釣行してみて下さい!
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家業である米穀店の仕事と育児の合間に、せっせと釣り場に通う、投げ釣りマスター。北は青森から南は愛媛や有明海まで、大物にかける情熱が足を釣り場に向かわせる。仙台広瀬キャスターズ所属
※取材・テキスト/東海林 誠