近場のサーフで楽しむ初夏のフラットフィッシュゲーム
宮城県沿岸サーフはヒラメ、マゴチのフラットフィッシュゲームが大盛況。初夏の陽気に誘われ多くのアングラーでにぎわう県北~県南の砂浜を取材してきた。
※2017年5月公開。
宮城県北のサーフで朝マヅメ狙い
宮城県沿岸各地でフラットフィッシュが好調に釣れ出した。5月26日、千葉正博さんの地元に近い宮城県北のサーフへと釣行。朝から小雨がぱらつき、釣り場に入ると若干の濁りがあり、波も高めでちょっと厳しいコンディション。
先行して竿を出していた鈴木貴博さんによると推定30cmくらいの魚を数匹バラしたほか、朝イチにはレギュラーサイズが釣り上げられていたということで、期待を胸に実釣をスタートした。
砂浜、堤防のヒラメ、マゴチゲームに!「サイファリストフラットセイバー」
ヒラメ、マゴチのフラットフィッシュゲーム中心に、ショアからのキャスティングゲームに合わせたゲームロッド「サイファリストフラットセイバー(バレーヒル)」。「この4機種でフラットゲームを攻略するための、あらゆるシュチュエーションに対応することができます」と千葉さん。そのラインナップは・・
■98ML:河口や港湾、漁港内などの釣りに。短めでテクニカルな釣りに対応できつつ、30gまでの様々なルアーを使うこともできる。
■99MM:漁港、サーフなど場所を問わず使えるオールラウンダー。ロングロッドに慣れない人にも比較的扱いやすく、シーバスロッド感覚で色々なルアーを使いたいという人にもおすすめ。
■106M:オープンなサーフなどで広範囲を探れる本格的サーフロッド。30g、40gのメタルジグや鉄板系などを遠投しやすい。
■104MH:パワータイプのサーフロッド。60gまでのメタルジグやヘビーキャロライナリグなどで遠投し、広い範囲のボトムをしっかりと探ることができる。
この日、千葉正博さんがメインに使用したのはこちら。30~40gのメタルジグなどで広範囲を探ったり、1oz(28g)程度のジグヘッドリグや三つ又キャロを使ったソフトルアーの釣りにも適。サーフ中心に釣るならこれ1本でも十分に楽しめる
この日は朝から食いが渋く苦戦。30gのメタルジグ「ブリットLSJ」を中心に使い広範囲を探ってみたものの、ほとんど反応ないまま日中のアタリの少ない時間帯に突入してしまった。遠投に強いメタルジグで広範囲を探りつつ、ソフトルアーのジグヘッドリグでじっくりと食わせる作戦と並行しながら、足を使って拾い釣ることに。
安定感のある仙南エリアもチェック!
県北サーフ釣行の3日後には仙南サーフへと釣行。県北エリアよりも少し早く4月下旬頃から釣れ出し、その後も安定して釣れ続いている。
この日は快晴でコンディションもよく、ソフトルアーを中心にマゴチは好調に連発!ハイシーズンのフラットフィッシュを満喫した。
今回はマゴチの釣果だったが、ヒラメも含めたフラットフィッシュの好季は始まったばかり。宮城ではこれから6月いっぱい、7月の半ば頃までは十分に期待でき、その後も牡鹿半島や三陸沿岸などエリアを選べば夏場もずっと楽しめる。
フラットはコンディションさえ悪くなければお手軽に楽しめることも人気の一因。特にマゴチは集まりやすい場所があるので、マイポイントを探していくのも面白い。実績ポイントには多くのアングラーが集まっていることも多いが、先行者やお隣さんとトラブルなどの無いように配慮して楽しみみたい(もちろんゴミの持ち帰りなど、マナーの徹底もよろしくお願いします!)
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※解説/千葉正博
※取材協力/バレーヒル