釣りに使える子供用ライフジャケット10選!選び方と正しい使い方
夏のレジャーシーズンになると毎年、親子連れや子供同士の水難事故が発生しています。ここでは事故を防ぎ、また万一の際には命を守るために大切な役割を果たす子供用のライフジャケットについて紹介します。
思わぬ事故が発生!防波堤や岸壁だから安全だと過信しない
水の事故が発生するのは、いかにも危険な磯や激流だけではなく、見通しの良い防波堤や波や流れの少ない静かな水面でも事故が起きている。子供たちはちょっとした隙に予想外の動きをすることが多く、「足場のいい岸壁だから大丈夫」、「川の流れがほとんど無いから大丈夫」といった過信から事故が発生している。
子供がライフジャケットをいやがって着たがらないことも多いが、ライフジャケットを着用させるのは保護者として最低限の責任。用途に合ったものを適切に着用するように心がけたい。
[参考記事]一瞬で沈む水難事故…救助は「浮いて待て」(読売オンライン) こちらの記事では人が一気に沈むメカニズムなどを紹介しています。
釣りに使える子供用ライフジャケット
子供用ライフジャケットにも様々なものがあるが、子供用をうたう商品はほとんどが浮力材の入った固型式であることが多い(膨張式などは子どもが作動できない場合あり)
小さい子供の体は寸胴体形でライフジャケットがすっぽ抜けやすい。そのため子供用のライフジャケットはベルトや紐でしっかり固定されるようになっている。説明書きをよく読んで作りを確認し、適切な装着方法で使用する必要がある。
サイズは商品ごとに対応する身長や胸囲、体重(参考浮力)などが指定されている。フリーサイズである程度の期間は使えるものの、成長したら買い替えて体の大きさに合ったものを使うようにする。
※遊漁船やボートなどで釣りをする時は、船舶検査に対応した認証品が必要です(浜や防波堤はOK)。船で使用する場合は、「TYPE-A」などの規格に適合したものを選びましょう。
プロックス 小型船舶用救命胴衣(型式認定)子供用 Mサイズ TK13B2M イエロー M
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 救命胴衣 ライフジャケット 国土交通省型式承認 桜マーク 子供用 タイプF オレンジ HULA US-3005
スキンダイビング用など遊泳用のものは浮力が弱いものもある
マリンレジャー用のライフジャケットは基本的には釣りにも問題なく使うことができるが、遊泳用のものの一部に浮力が弱いものがあるので気を付けたい。遊泳用のものとは安全に水に浮いたままシュノーケリングするような目的のためのライフジャケットで、着衣で釣りをする場合だと浮力不足で沈んでしまうおそれがある。
股ベルト、股ひもがあるものはしっかりと装着しよう
子供の体形だとライフジャケットを着けていても着水時の衝撃でスッポ抜けてしまうケースが多々ある。スッポ抜けを防ぐためにはベルト、腰ひも、股ひも類はすべてしっかりと装着しよう。
股ベルトが股間に食い込んで痛がることがあるが、そんな場合はスポンジやタオル等をクッションがわりに当ててスレを防ぐのも一手。最初からクッションがついた商品もあるので、そこらへんにも着目してライフジャケットを選んでいただきたい。
※取材協力/第二管区海上保安本部交通部安全対策課
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