免許不要レンタルボートでジャンボハゼGet！

免許が無くても操船できる2馬力ボートのレンタルなら、夢のマイボート生活を手軽に体験できる。準備、整備、体力の心配無用！桟橋から乗り込んで出船するだけ。湾内のハゼ釣りであれば、操船未経験者や女性でもラクラクこなせてしまうのだ。※この記事は2011年11月のものです。

2馬力未満なら免許不要で操船可能！

2馬力未満の動力船であれば、免許が無くても操船できるというのはご存じだろうか？知ってはいても「マイボートなんて持てるわけないし…」というアナタ。半日4,000円（午後のみなら3,000円）からと価格もお手軽な、仙塩マリーンのレンタルボートを試してみてはいかがでしょう？

2馬力未満といっても、松島周辺のような静かな湾内を走るには十分なパワーがあり、手漕ぎボートのような体力も不要。出船前にはしっかりと説明を受けられるので、初心者でも安心。これからボート免許に興味があり、とりあえず1回ボートを操船してみたいという方にもオススメだ。

今回は操船、釣りともにビギナーの女性2人乗りでボート釣行に挑んでもらった。操船は佐藤歩美さん、ペアを組むのは仙塩マリーンの紅一点、小野江里子さん。佐藤さんはご主人がボートオーナーなのでボートに乗ることには慣れているものの、操船は完全にビギナー。また、小野さんの方はボートショップのスタッフとしてちゃんと免許も持ってはいるのだが、ほぼペーパー免許状態。このちょっと不安なお2人に初心者代表となっていただき、極力手助けは無しでがんばってもらった。

操船は極めて簡単！あっという間に慣れるはず

ターゲットは近場でも簡単に狙えるハゼ。「なんだハゼなら岸からでも普通に釣れるじゃない」と思われるかもしれないが、ちょっと岸から離れるだけで魚影も濃いし、サイズもぐっとUPするのだ。しかも、これから冬にかけてはハゼが深場へ落ちる季節になり、ある程度水深のあるポイントを攻めないと好釣果は望めなくなる。ちょっと沖に出られるボートの威力が発揮されるというワケだ。

今回は午前コース（7～12時：4,000円）を選択し、朝、桟橋から出発した。すぐに出船できる状態に準備してもらえるので、救命胴衣（レンタルあり）を着用し、ボートに乗り込む。装備品の説明、エンジンのかけ方、前進後退の方法など、一通りのレクチャーを受けるので、何もわからなくても大丈夫。操作方法が理解できたところでいざ出発。

最初のうちはボート特有の旋回動作や揺れに少しだけ戸惑うかもしれないけれど、港内で10分ほど練習すればすぐに慣れるはず。2馬力未満ならスピードもそれほどは出ないので恐怖感もほとんど無い。ただ、航路近くでは他の船が通り過ぎたときの引き波の影響が大きいので注意が必要。また、航行中の船や杭、浅瀬にも気を付ける。航行してOKな範囲や危険個所などは事前に教えてもらえるが、操船者は船長の自覚を持って、海上では常に周囲に気を配ることを心がけよう。

今季の松島湾はでかハゼ多く期待大！

最初はやや不安そうだったお二方だが、操船にもすぐに慣れて、途中からはポイント探しにハマっていった。釣れてくるハゼは20～25cmの良型が多く、期待以上の高活性。ちょっと前まではどこを釣っても良型のハゼが掛かってくる状態だったそうだが、取材日（10月26日）頃にはハゼが落ち始めたようで、航路に近い場所のカケアガリやちょっとした深みに良型が集まっている感じだった。

仙塩マリーンのレンタルボートは、今回利用した午前コースのほか、12時半から16時までの午後コース、7時から14時半までの1日コースもあり、予定に合わせて選ぶことができる。また、小型船舶操縦士免許が必要な和船タイプやモーターボートタイプもあって、免許を持っている方にはこちらが人気。レンタルで馴らして、いずれはマイボートという人のほか、震災でマイボートを失ったボートオーナーなどにも重宝されている。こちらのコースであれば奥松島まで出てカレイ、根魚の五目釣りやメバル釣り、ロックフッシュ、シーバス等を狙うことも可能だ。

とはいえ、免許不要ボートの場合は、その航行能力と釣果面を考慮するとターゲットはやっぱりハゼが一番。松島一帯、今季は大型のハゼがかなり多いようなので、12月頃までは落ちハゼを狙えそう。松島のデカハゼなら刺身にしてもうまいだろうし、こんな大きなハゼを正月の雑煮用に焼き干しにしたら、きっと見栄えがするはずだ。

※解説／小野英逸
※取材協力／取材協力／仙塩マリーン（宮城県塩釜市）TEL：022-362-2405

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