宮城・牡鹿半島周辺のカレイ投げ釣り 肉厚な良型多数の釣果
水温が高めで、シーズンに若干の遅れがみられた宮城の投げカレイ。シーズン入り始めの9月頃はエサ盗りが多く今季はどうなるものかと心配されたが、ここにきて良型の期待が高まっている。2016年12月4日に行われた仙台広瀬キャスターズの例会(定例の釣行会)より、東海林誠さんからのレポートです。
※2016年の情報をそのまま掲載しています。釣り場の状況等が当時と異なる場合がありますので、ご注意ください。
55cmの記録級のマコガレイが釣り上げられた
この季節には貴重な晴天となった12月4日(日)、石巻・牡鹿半島周辺エリアで仙台広瀬キャスターズの例会が行われ、40オーバーのカレイが多数釣り上げられた。
カレイの種類は砂泥を好むマコガレイ、砂地を好むイシガレイに、河口近くの釣り場ではヌマガレイやオショロガレイ(ヌマガレイとイシガレイの交雑種)も多数釣り上げられた。カレイは産卵を控えて漁港周りなど浅場で荒食いをする季節。堤防、岸壁から肉厚かつ子持ちの良型カレイを狙える好機となっている。
この日最大のカレイは木口さんが釣り上げた55cmのマコガレイ。牡鹿半島の漁港で、沖に刺し網が入っていたため遠投できず近投での釣果だった。木口さんはその前にも48cmを釣っているほか、同行した横地さんも40UPを釣り上げた。堤防周りに良型のカレイが寄っている場所を見つけられれば、遠投しないでも好釣果に期待できる。
東海林さんの隣では55cmのイシガレイが!
東海林さんはというと、45cm級のマコガレイとイシガレイを釣り上げた。他にも場所の関係か、45cmのオショロガレイが2枚釣れてきた。
また、東海林さんと一緒に釣っていた本郷さんも45cmクラスのマコガレイや良型のアイナメに続き、終盤に55cmの大型イシガレイをキャッチ。
釣り場によるのか東海林さんにはアイナメは釣れなかったのだが、各釣り場で40cmクラスのアイナメも多数混じった。ただ、アイナメは産卵が終わる頃になると日中は釣れなくなり、かわりに夜釣りが有望になってくる。
今後は産卵がピークを迎えると食いは渋くなるが、産卵期には個体差が大きいため2月頃に掛けてポツポツと釣れ続く。また、2月以降は産卵後のカレイのエサ食いが徐々に活発になり、春カレイの季節(花見ガレイ)へと続いていく。
仙台広瀬キャスターズの例会の模様
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家業である米穀店の仕事と育児の合間に、せっせと釣り場に通う、投げ釣りマスター。北は青森から南は愛媛や有明海まで、大物にかける情熱が足を釣り場に向かわせる。仙台広瀬キャスターズ所属
※解説/東海林 誠
※取材協力/仙台広瀬キャスターズ
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