フラットフィッシュ好季!シーズン序盤にも有効な基本テクをガイド
東北・宮城もいよいよフラットフィッシュがシーズンイン!宮城県南~仙台・七ヶ浜~石巻にかけての宮城沿岸各地でヒラメ、マゴチが釣れ始めた。これからの本格的なシーズンに向けて、序盤にも有効なテクニックを紹介する。
※2018年5月公開の釣行記です。
東北のフラットフィッシュはまだシーズンに入ったばかり
2018年シーズンは宮城のフラットフィッシュが例年より少し早めに釣れ始めている。とはいえ、シーズン序盤でまだまだフラットの活性が低く、何人か並んで狙っても1尾釣れるかどうかということも。
ソフトルアーを使うアングラーも多くみられるが、この時季だからこそメタルジグもメリット有り。メタルジグは遠投がしやすく、高アピール。さらに、フッキング率も比較的良いので、低活性な魚のバイトも拾える確率が高くなる利点がある。
使用したタックル類を紹介
まずは鈴木さんと阿部さんのタックルを紹介していこう。鈴木さんはソフトルアー(ヘビキャロ)用とメタルジグ用の2本のロッドを用意。一方の阿部さんはオールラウンダータイプのロッド1本でカバー。竿を2本以上持ち込む場合はサーフスタンド等があるとリールを傷めず、安心して釣りができる。
ルアーはショア用メタルジグとソフトルアーのジグヘッドリグ、ヘビキャロを併用するが、この日はメタルジグをメインに使用した。メタルジグの使い方については、下の頁で詳しく解説してもらった。
「クレイジグ波動SWIM(上)」振り幅が大きく、潮の動きが緩い時にもアピール可能。
「ボトムアッパー(右中)」は底が平らになっているので姿勢が安定し、自然にフックが上を向く形状。
「クレイジグレンジキープVR(下)」は普通のジグヘッドがすぐに浮いてしまうような時にも安定してボトムを攻められる形状。逆にすぐに底に着いてボトムに当たるようなら他のジグにチェンジすると良い。
「インターシンカー(左中)」テキサス、キャロ用のシンカー。ブラックニッケルメッキ仕様の高硬度ブラスシンカー。35gまでラインナップし、ヘビキャロで遠投したい時にも適する。テキサスリグはボートフラットなどにも。
フラットフィッシュゲームの場合、ソフトルアーはシャッド系、カーリー系中心にセッティングすればOK!
平坦なサーフでのポイントの見つけ方
サーフや河口のフラットフィッシュゲームでは慣れないとポイントが絞りづらいという人も多いはずだ。水深に変化のあるブレイク(カケアガリ)を基本に、複合的にストラクチャーがあるところも有望。
また、寄せた波が沖に向かう払い出し周辺もエサが集まるほか、海岸によっては横の流れに特徴があり、場所によって濁りやベイトの溜まり方が異なることもある。
メタルジグ「ガンガンジグ2」の使い方【アクション解説】
多彩な操作がしやすいセンターバランスジグ。フォールが速めなので活性いいときにシャクって使ったり、ただ巻きのウォブリングでも誘うことができる。
メタルジグ「ガンガンジグSJ」の使い方【アクション解説】
左右非対称ボディによるヒラ打ちアクションを武器とするショア専用スロージグ。ガンガンジグ2に比べるとフォールがゆっくりなので、魚の活性低いときにも使いやすい。一方、スイミングではアクションの幅が激しく、スイミングではガンガンジグ2よりアピールが強い。引き抵抗もあるため、抵抗を感じながら巻きの釣りをしやすい。
これからのハイシーズン!ジグ&ソフトルアーのメリットを生かして楽しむ
今回はメタルジグ中心に紹介したが、フラットフィッシュはソフトルアーで狙っても面白いターゲット。今はまだ活性が低めの釣り場が多い状態だが、6月に入る頃には身近なサーフや河口、防波堤で比較的イージーに狙えるようになっているはずだ。
◆記事に書けない裏話や質問への回答は無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!
※取材協力/オーシャンルーラー
※解説/鈴木貴博、阿部慶行
YouTubeチャンネル登録もお願いします!