岩手県北・野田村ボートロック!児島玲子さんと三陸アイナメ
7月31日(日)に行われた「陸っぱり&ボートロックin野田村」。こちらでは児島玲子さんが乗船したボートロック部門の様子をご紹介します!
陸っぱりロック部門と平行して行われたボートロック部門。遊漁船は下安家漁港(しもあっか)から出船するまったけ丸。大会ゲストの児島玲子さんのほか、抽選により選ばれた一般参加者3名を乗せて船からのロックフィッシュゲームを楽しんだ。
当日は大会本部となった「マリンローズパーク野田玉川」にて開会式、陸っぱり部門スタート後、出船港の下安家漁港に移動。良型アイナメをメインターゲットに野田周辺の岩礁帯エリアへと出船した。
野田周辺は有望なポイントの宝庫
出船港の下安家漁港周辺から、南は普代村、北は久慈の三崎まで、野田周辺は好釣り場が連なる。「いつもなら絶壁の際まで近付くのですが、この日は海の状況があまりよくなかったので少し離れた所を狙いました。南寄りの風がちょっと強く、北のエリアは濁りが入っていたので、風を避けられる普代村方面中心に回りしました」と澤口船長。付近は釣り場が多く、風向きによってポイントを変えられるのでいろいろな状況に対応しやすい。
8月頃の野田周辺海域はサバなどが好調で、アイナメにはちょっと水温が高く渋い季節。それでも潮通しの良い磯周りや、イワシなどのベイトが集まるポイントを集中的に攻めてコンスタントな釣果を得ることができた。
岩礁帯周りでは定番のクロー、ホッグ系にも食ってきたが、サイズはやや小さめ。良型のアイナメはいずれもベイトフィッシュのいる場所で、ブルー系やフラッシングの強いカラーのスイミングが有効だった。
児島さんも最初は様子を見ていたが、すぐにパターンをつかんで良型をキャッチ。百戦錬磨の適応力はさすがの一言。
ロックフィッシュにはちょっと厳しい高水温期の釣りだったが、それでも50UPを筆頭に良型が上がり、北三陸エリアの魚影の濃さを実感。
「今頃はカレイがよく釣れていて、いいサイズのミズガレイ(ムシガレイ)にたまにマコガレイ混じりで狙えます。そして9月からは秋の釣りシーズンに入ります。ヒラメは根のキワで大型が釣れますし、ショッコからブリまで青物も回遊します。根魚もこれからがよくなりますよ」
秋の岩手沿岸北部はマツタケなどおいしい特産品も豊富な季節。あの「あまちゃん」のロケ地になった風景もあり、観光がてら釣行を計画してみていただきたい。
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※取材協力・写真提供:仕事人倶楽部
※解説:澤口克男(まったけ丸船長)