2023フラットシーズン開幕!東松島~石巻周辺サーフマゴチ
2023年も宮城沿岸サーフ、河口のフラットフィッシュ(ヒラメ、マゴチゲーム)が盛期を迎えている。5月20日、石巻の武山重之さん(がまかつ・ベイトブレスフィールドスタッフ)は東松島周辺サーフに釣行。最新の釣況レポートとともに、ワームでのマゴチの狙い方を解説してもらった。
今季初のフラット釣行で50UPマゴチ釣果
春はサクラマスやトラウト類中心に釣行していた武山さん。この日(5月20日)はフラットフィッシュ狙いでは初釣行となった。
「ちょっと前から石巻周辺でも釣れ出してはいたんですが、私はこの日がデビュー戦で、マゴチの50UPを2本釣ることができました。他に35~40cmも5本。アベレージサイズも上がり、石巻エリアはフラットハイシーズンです」
ハゼのベイトを意識しジグヘッドリグでキャッチ
「上げ潮に合わせて午後から釣行し、ジグヘッドリグで釣りました。ジグヘッドのウエイトは風が無ければ10.5gをメインにして、風があるなら12g、少し距離を伸ばしたいなら14gといった感じで魚のポジションに合わせて使い分けます」
「ベイトはハゼ類メインなので、ワームはハゼ系のベタンコスリム3インチ。カラーはパープルPGなどが良かったです。ゴカイ類など環形動物を食っている時はバグジーで、大体この2種を使っています」
「今回マゴチを釣る上でのポイントが、フワっと感を出してバイトに持ち込むということですね」と武山さん。ボトムを取れるギリギリまでジグヘッドを軽くして、ボトムタッチからリーリングの間にワームを浮かすように意識したそうだ。なお、これはマゴチ狙い位の場合で、ターゲットがヒラメの場合は少しリフトを大きめにした方が良いそうだ。
この日は上げ潮だったが、潮が下げてポイントが遠くに離れてしまった場合はヘビーダウンショットリグの出番。ヘビダンは8~12号のナス型オモリにTTシャッド2.8インチなどで100mくらい遠投して狙う。
釣り場やベイトに合わせたワーム、カラーの使い分け
ワームカラーはこの日はパープルPGなどが良かったが、石巻周辺サーフや河口域などでちょっと濁りのあるような所はパープルやソリットレッドといったシルエットのハッキリ出るカラーが有効。少しラメが入ったりしたものも効果的。
牡鹿半島などであまり濁りがなく、イワシなどのベイトフィッシュが多い場合はシャンパンゴールドなどキラキラとしたラメカラーが効くことが多い。色々なカラーを用意しておいて、ベイトや水色などに合わせ使い分けると良いだろう。
カラーやルアーの種類だけでなく、ベイトのボジションに合わせてアクションも使い分ける。
この日の場合、ヒット時のアクションはジグヘッドリグのショートリフトが中心だった。ハゼ類がメインベイトなので、ボトム付近のハゼ類を意識した動かし方になったが、これが牡鹿半島周辺の小型回遊魚計のベイトパターンであれば、少し上げる幅を大きくハイリフトで誘ったり、リーリングのストップ&ゴーで食わせるようなアクションになる。
タックルは手前と遠投用2本あると便利
武山さんはロッドはがまかつの「ラグゼチータR3」を使用している。ミディアムヘビーの100MHと110MHの2本で、10ftをジグヘッドリグ、11ftをヘビダン遠投用に使い分けている。どちらか1本でも釣りは可能なのだが、2本持っておくと状況に合わせやすくおすすめ、とのことだ。
これから秋まで続くフラットフィッシュシーズンに期待
宮城のフラットフィッシュゲームがハイシーズンに突入し、県北、牡鹿半島、石巻から東松島、七ヶ浜、仙台~県南サーフにかけての各地のポイントで狙うことができるようになった。
7月2日(日)には、亘理・鳥の海周辺エリアで昨年同様のフラットフィッシュイベントの開催も予定している。武山さんも参戦してくれるようなので、皆さんもフラット盛期を楽しみつつ、イベントの方への参加もご検討いただきたい。
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※写真、解説/武山重之