釣行記

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  • 三陸岩手 今が熱い!ボートメバルゲーム!

    八木 光亘 2023年7月27日 更新

    岩手のreinsフィールドスタッフ八木光亘さんが夏のボートメバルを朝、昼、夜のシチュエーションごとに紹介します。
    (2023年7月掲載)

    7月に入り岩手も夏をむかえ、気温も30℃を超えるような暑い日も出てくるようになりました。

    そんな中、岩手でふつふつと人気が加熱しているホットなシャローでの“ボートメバル”ゲーム。陸っぱりからではなかなかお目にかかれないサイズや数が昼でも夜でも狙えるということで、ライトゲーマーなら是非とも挑戦してみて欲しい釣りです。シャローではリリースもしやすいので魚にも優しい。

    私も近年一番ハマっている釣りであり、魅力がたくさんでゲーム性もあるので今回は三陸岩手“ボートメバル”ゲームを紹介します。

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    陽が昇り切るまでは浮いている活性の高い魚を狙うのが効率的

    朝マヅメの非常にメバルの活性が高い時間帯。朝一ローライトで陽が昇り切るまでに入るポイントは?

    私のホームエリアとしている宮古湾のボートメバルでは水深が5m前後が中心で、深い所でも10mはあまりやることはありません。比較的波が穏やかであれば根や海藻、魚までもが目視できるようなエリアが多く、メバルを狙うポイント、トレースコースもわかりやすいです。

    朝一は魚の活性が上がり特に根の周りや海藻の際に出てきているので、サイトでのアプローチが可能。この時間帯の魚は果敢にルアーを追うのでレンジさえ合わせていけばストラクチャーをタイトに攻める必要もありません。

    タックルもライトですし、何より尺メバルともなると非常に引きも強いので、トレースしながらファイト中に注意しなければならないストラクチャーも確認しておきたいところです。魚が広く浮いているのでジグヘッドで巻き中心の展開でキャストして広く手返しよく探る方が自身の経験からも効率的と感じます。

    朝一、根の周りに浮いているメバル群れ

    陽が昇ってからはよりタイトに攻める

    陽が高くなりハイライトになると、浮いていた魚も徐々に沈んでストラクチャーやシェードに移動します。

    岩と岩のスリット、海藻の影に身を潜めているので、よりタイトに攻めることが重要になってきます。ジグヘッドでももちろんいいのですが、根がかりのことも考えるとライトテキサスでのアプローチが有効となってくるでしょう。フッキング率が多少落ちるとはいえ、ボトム展開やタイトに攻めるシチュエーションにおいて煩わしさも減るので手返しが良くなりますね。

    この時間帯は基本的にはスローな展開にもなるのでリトリーブスピード、フォールスピードはルアーウエイトで調整した方がいいでしょう。私は基本キャストしてボトムを取ってからリトリーブをし、ある程度浮いたらストップしてフォールをかけていくといった感じで、どちらでも反応を見ながら魚に合わせていきます。それでもバイトがあまり取れないならワインド用ジグヘッドやマイクロジグのリアクションで口を使わせるといった展開になっていきます。

    海藻や消波ブロック帯は狙い目!

    夕マヅメから夜にかけてはジグヘッドとプラグの二刀流で釣果が伸びることも

    徐々に薄暗くなってくる夕マヅメの時間からはいよいよ活性が上がってきますが、この時間帯はメバルの浮き沈みの幅が大きく、ボトムから水面まで浮いてることも多々あります。

    その時をとらえるためにはワーミングでのリフト&フォールでレンジを広く探ることも重要ですが、まずは浮いている活性の高い魚を探した方が早いのでアピール力の高いプラグの出番になってきます。

    消波ブロック帯の際などのトレースはもちろんですが、夜の場合はストラクチャーの場所がわからないことの方が多いので、潮の流れを感じることが重要になってきます。

    私は潮の流れを感じてプラグやワームをドリフトさせて釣るのが好きなので、潮の流れにつく大型メバルにはこのアプローチをします。この釣りの効果的なところは活性の高い状況はもちろん、ニュートラルな魚に対してもナチュラルに食わせやすいところですね。

    夕マヅメに時合いを捉え飛び出した尺メバル

    今回主に使用したルアー

    今回の釣行でメインとして使い込んだセッティングは姿勢の良さとフッキング率の高さから、3〜7gのジグヘッドリグでワームはreinsの「アジリンガーMID」と「アジリンガーPRO」の使い分けが多かったです。

    基本的には尺上メバルを狙っているのでボリューム感を持たせアピールを強くするために「アジリンガーPRO」を基準とし、魚の反応を見極めるといった感じです。

    ショートバイトが多かったり、アベレージサイズが落ちるようなら「アジリンガーMID」、あるいは「アジアダー」などで魚に合わせていく流れです。カラーローテーションは重要ですが、昼夜通してクリア系カラーは安定してバイトが多かった印象でした。

    左から「アジリンガーPRO」「アジリンガーMID」「アジアダー」。大中小といったイメージです
    「アジリンガーMID」は新製品でオールラウンドなサイズ感です!


    reins
    アジリンガーProのテール部分はそのままに、ボディーをショートにしたわがままボディ!

    ますます人気が加熱する三陸“ボートメバル”ゲーム

    最近は魚の着き場なども徐々にわかるようになってきて昼夜問わず楽しめるようになってきたシャローでのボートメバルゲーム。

    今回は私のホームエリアの宮古市のゆたか丸さんとこうしん丸さんでの釣行となりましたが、宮古市でしたら他にも笑和丸さんなどボートメバルゲームを挑戦させていただける船もありますので、是非挑戦してみてはいかがでしょうか?三陸で人気上昇中のボートメバルゲームがますます盛り上がって欲しいですね!



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    PROFILE:八木 光亘

    学生時代は野球に熱中し、現在は熱量そのままにルアーフィッシングを楽しむ。四季折々の魚を求め、ソルト・フレッシュ共に取り組む。主にロックフィッシュ、ライトゲームをメインとしシーバス、真鯛、ブラックバスなど様々な魚種にも挑戦している。宮古市を拠点にしているのでフィールドで見かけましたら『Hachi』の愛称でぜひ声をかけてください。reinsフィールドスタッフ
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    ※取材・テキスト/八木 光亘
    ※取材協力/reins

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