ヤリイカ盛期の越喜来湾イカメタル!
岩手三陸のイカメタル船が秋冬のシーズン盛期を迎えている。ヤリイカ主体に大型スルメイカ混じりで狙える好機、大船渡越喜来湾の夜イカ船を取材しました(2024年11月取材、12月掲載)
11月中旬 ヤリイカ主体スルメイカ混じりのシーズンに突入
ヤリイカが姿を見せ始めた10月中旬の越喜来湾。11月に入るとようやく台風シーズンも落ち着きを見せ、海況も比較的安定したこともあってか釣果が上向き始めた。今回お世話になった大船渡市越喜来湾鬼沢漁港の慶漁丸さんではヤリイカ主体、スルメイカ混じりが多い人で60杯弱と好スタートを切っていた。そんな朗報を聞きつけ11月中旬、初冬のヤリイカを求め当地を訪れた。今回はハヤブサフィールドスタッフの小松悟さんに駆けつけていただき、シーズン入りした岩手県越喜来湾のヤリイカ釣りに釣戦。その時の模様をお届けします。
当日は14時40分(取材時の時刻。越喜来湾地区各漁港の出船時間は港によって異なるため要確認)に出船。漁場到着後、ポイントを選定しアンカー投下。15時30分にはスタートフィッシングとなった。
速潮対策も頭に入れながらのスタート
最近は黒潮の影響下、潮が速い日が多く対策として30号、もしくはそれ以上のイカメタルを使用するといったタフなコンディションとなっていた。今回入ったポイントも首崎の潮流ある67mライン。ある程度のタフさは想定していたものの、ラッキーなことに上潮は速いが、底潮は比較的緩やか。思っていたよりも潮の影響は無く仕掛けも安定していたため、20号のメタルで開始となった。
開始から1時間ほど船中は沈黙が続き我慢の釣り。暗くなりはじめた16時半に集魚灯が点火され本番モードへ突入。船の周囲にはベイトも集まり始め期待できそうな雰囲気に。それから15分後に船中でファーストヒットの声が聞こえ、船上でポツポツとヤリイカが上がり始めた。
ヤリイカの活性高くラッシュに突入!
点灯後はコンスタントに釣れ続け、17時半頃にはイカの活性が上昇しラッシュへ突入。フォール中のヒットやダブルが連発するなどヤリイカのコンディションは上々、開始から一時間で多い人が20杯超の釣果とハイペースな釣れっぷりに船上は大盛り上がりだった。
ヒットするレンジはボトムから5mの辺りに集中。アタリも明確でイカメタル、スッテのカラーは赤黄色、赤白、ピンク、オレンジ、赤緑が高実績。ヒットまでの時間が少し遠のいたタイミングで、別なカラーに即チェンジ。カラーローテーションの繰り返しが釣果を左右する結果となった。
中盤以降は19時過ぎの潮止まりを境に潮も変わりペースダウン。ヤリイカのアタリもマイクロタッチになり乗せることが難しくなった。タナを探り釣るスタンスに変更するも、中層のサバの猛攻を受け苦戦。釣果を伸ばすことが出来ない中、20時には沈黙状態。満月に照らされた水面上ではサバに捕食されるシーンが目立った。
そんな中、ポツポツと釣果を重ねていたのはトモの常連さん。ミヨシから下方へ流れていた潮流を生かし、軽めのメタルでどんどん潮流に乗せて送り出し、光の明暗部を探り釣っていた事が功を奏したようだった。
良型ヤリイカに冬至スルメイカも狙える季節
この日の釣果は1人当たり24~58杯。前半は小型のヤリイカが多かったものの、中盤からは群れが変わったのか良型揃い。その中に大中小のスルメイカが数杯混じる状況で大型のスルメイカは冬至スルメ級だった。
冬のヤリイカが開幕となった当地。日により釣果のムラはあるものの、ベストなコンディションに当たれば束釣りに近付ける期待も大きい。今後はサイズアップしたパラソル級や冬至のスルメイカも姿を見せ始めイカ中毒熱はまだまだ続きそう。
遊漁船紹介:慶漁丸(大船渡市鬼沢漁港)
小松悟さんのタックル情報
【ロッド】
シマノ セフィアエクスチューンB66UK-GS・B511UK-GS
【リール】
カウンター付き小型ベイトリール
【イカメタル】
ハヤブサ スクイッドジャンキー ナマステ2
ハヤブサ スクイッドジャンキーフリーズスロー
【ドロッパー】
ハヤブサ スクイッドジャンキー オトナルン
【仕掛け】
ハヤブサ
イカメタルリーダー シングル 超ショートハリス
イカメタルリーダー シングル 超ショートステルスブラック
イカメタルリーダー シングルロングハリス
イカメタルリーダー ダブル ショートハリス
イカメタルリーダーダブル ショート ステルスブラック
イカメタルリーダー ダブルロングハリス
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