釣行記

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三陸越喜来沖のヤリイカとスルメイカ釣り

編集部 2023年12月9日 更新

2020年シーズンは夏スルメから好調を持続した三陸越喜来湾。台風が集中した9月が明け、10月からヤリイカの釣果が頻繁に聞こえ始めた。当初はサイズが小さかったものの日を増すごとにサイズアップ。そんな朗報を聞きつけハピソンガールのちわちゃんと、当メディアでお馴染みのOga-Pがイカジギングに参戦した。

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岩手県大船渡市の越喜来湾沖(崎浜漁港出船)が釣り場

2020年11月初旬の取材日、14時30分に出船港の崎浜港に到着。小雨が降って肌寒い状況だった。乗船する荒神丸の出船は15時とのことで、それまでの間、タックルを準備することに。

そうこうしていると、江刺船長が岸壁に到着。開口一番「今日は荒れるよ。そんな薄着じゃ寒いよ。雨も強くなるからガッチリ着込んで!」

15時に崎浜漁港を出船しポイントを目指した。漁場までは約30分の航程だ。

出船港の崎浜漁港に到着。出船前にタックルの準備
 
 
小雨がポツポツと降る中、崎浜港を15時に出船。漁場を目指した

小中型電動リール用の多機能バッテリー。小型サイズながら丸一日、電動リールを使っても余裕のあるパワー(14.4V)と容量(6.7Ah)を実現

 

ベルトが付属し、腰に巻いて使えるのでジギングなど動きの多い釣りでも快適

Hapysonから2020年9月に発売されたばかりのチェストライトミドル。従来のライトに比べて軽くてコンパクトなのに高機能 

Hapyson(ハピソン) YF-202-W チェストライトミドル ホワイト
Hapyson(ハピソン)YF-202-K チェストライトミドル ブラック

約30分の航程で本日のポイントへ到着。アンカーを入れて船を安定させてからの実釣開始となった。ウネリ、波高に風雨とタフなコンディション。そこに二枚潮が効いておりイカジギ初挑戦のちわちゃんは苦戦を強いられる結果に

まずは三陸イカジギに高実績なKOMOジグでスタート

イカジグエボツー40g、100g
手返しよく広範囲を探り、ヤル気のあるイカを誘っていく「烏賊JIG EVO」のスリムタイプ。ディープ&ビッグサイズのスルメイカにも対応!

イカジグスリンキー50g、135g
頭重心&テイルを絞り込んだ形状によりテンションフォール時に横向き姿勢を維持、一定のレンジの狙い撃ちや低活性時攻略に適する

イカジグハイブリッド
メタルに樹脂素材をハイブリッドしたニューコンセプト。大型のイカに特に有効で、新色グローSTシリーズも大好評だ

雨降り荒れ模様の難コンディションに苦戦必至

漁場到着後、アンカーを入れ、船を安定させてからの実釣開始となった。ポイントは首崎周辺の水深62~63m。

海況はウネリ、風雨、とタフなコンディション。立っているのもやっとといった状態だった。最初に軽めの40gのジグを投入するも、潮流が速い上に2枚潮も重なり、なかなかジグが落ちていかない。

糸フケも酷く40gは断念し100gのジグを再投入することに。今度はなんとかボトムまで到着するも、ラインが横に流されている状況だった。

開始してから40分ほどが過ぎた頃、ボトム付近を探って船中1杯目が釣れてきた。「今日はアタリを取るのが非常に難しいね。ほんと小さなアタリだったよ」と常連の菊地さん。小さなアタリ、変化を感じ取れるかが釣果を左右する状況だった。

開始1時間ほどで常連の菊地さんに初ヒット。小さなスルメイカに苦笑い  

今度は先程よりはサイズがいいかも。良型のスルメイカにサイズアップ!!  

その後もコンスタントに数を伸ばす菊地さん。スルメイカ、ヤリイカに混じりコウイカの姿も  

終盤ようやくイカ乗りムードに!

集魚灯を灯してから2時間が経過し、徐々にイカの反応が見えてきた。ヤリイカはボトム付近に集中し、スルメイカが若干上の層にいるといった状況。

狙うはヤリイカ。足が短くアタリは繊細。タナは分かっているものの初釣戦のちわちゃんとオガPはアタリが取れず苦戦を強いられていた。

終了1時間前、だいぶイカの反応が良くなってきた。アタリも頻繁、高活性。ヤリイカはボトム付近。スルメイカはそこから30mほど上層にいた。常連の菊地さんはコンスタントに数を伸ばし、この時点で30杯の釣果だった。

ちわちゃんにも待望のアタリが!?「ん、重くなったかも。動かなくなった。あ、少しずつ上昇し始めた」ゴミを想像していたが。上がってきたのは良型マダコ

ズッシリと重量感がありロッドがしなる。菊地さんは鉛スッテのドロッパーで数を重ねる。今度はスルメイカとヤリイカのダブルヒット

依然、異常無しのちわちゃんとオガP

「UV蓄光器」(ハピソン) 
ピカっと一発UV発光!蓄光タイプのジグはこちらで光らせて使用するとGOOD

ハピソン(Hapyson) UV蓄光器 YF-970

そんな中、ちわちゃんに初ヒット。念願のヤリイカをゲットした。

アタリの感触が分かったちわちゃん。ここから怒涛の追い上げラッシュに突入。続けてヤリイカ、またまたヤリイカ。ボトムをソフトなアクションで攻め数を重ねた。そして最後の終了の合図。巻き上げ時に上層部でスルメイカをヒットさせた。

集魚灯を灯して数時間。徐々にイカの反応が見えてきた。ヤリイカはボトム付近。スルメイカはそこから30m上の層  

終了時間まで1時間を切ったところで「アタリかも」とちわちゃん。「なんかグワングワンいってるかも。間違いないよ」。そして上がったきたのは先程のマダコとは違い念願のイカ「ヤリイカ」だった。船上は大盛り上がり  

釣り人の特権、沖漬けを作りたかったとちわちゃん。自作の特製ダレで漬け漬け  

「ジグがフワって浮く感じ・・・って言うのかな」イカのアタリってこんな感じだったんだ。アタリが分かったちわちゃん。ここからが怒涛のラッシュに突入。ヤリ、ヤリ、ヤリ、ヤリ、そして終了の合図で高速巻き上げ時にスルメをゲットした  

三陸ヤリイカ&スルメイカは好季継続中!

11月中旬に差し掛かる現在のイカの状況だが、11月8日はスルメイカ1人あたり48~160ハイ、ここにヤリイカ混じり(荒神丸の釣果)

日によりスルメイカ、ヤリイカの割合が変わってくるものの、安定した釣れっぷりだ。11月下旬から12月になると、冬至スルメの本格シーズン。ビール瓶ほどのイカが姿を見せる。

 

イカジギング初挑戦のちわちゃん。結果はマダコ、ヤリイカ×4、スルメイカの釣果。一方のオガPは・・・「写真を見て察してください」とポツリ

今回お世話になった釣り船第八荒神丸の江刺船長。越喜来で長年釣り船を営んできた名船頭だ。たまに浜言葉も飛び交いますがご愛敬。それが江刺船長のキャラクターとして定着し、お客さん達に親しまれている。イカ釣りは年末まで出航予定でお一人様8,000円(氷付き)。現在はメガラやユメカサゴ、タラにカレイ、そして青物ジギングと、お客さんの要望に合わせて好評出船中。週末はほぼ毎週、平日も気軽にお問い合わせを。
第八荒神丸/TEL:090-7065-3004

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※取材協力/ハピソン、荒神丸

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