宮城周辺サーフのヒラメ、マゴチシーズン直前レポート!
仙台~宮城県南のサーフのフラットフィッシュ(ヒラメ、マゴチ)がシーズン間近!仙台周辺サーフでは数は少ないもののヒラメの釣果が上がり始め、釣り人のボルテージも急騰中だ。
※この釣行記は2019年4月18日に公開しました。
仙台サーフはフラット狙いのアングラーで大賑わい
「フィッシングショーin東北」開催中の4月7日早朝、オーシャンルーラーフィールドスタッフの河野剛志さん、阿部慶行さん、鈴木貴博さんの3人は仙台周辺サーフにフラットフィッシュ狙いで釣行した。
鹿児島在住の河野さんは宮城沿岸サーフには何度か遠征したこともあるが、今回はフィッシングショーに合わせてヒラメを狙いたいということで、シーズンには少し早いことは承知でロッドを振ってみることに。
ガイド役の阿部さんと鈴木さんによれば、「ハイシーズンに釣れる阿武隈川河口付近や仙台空港周辺のサーフはまだ釣れていなくて、すでにヒラメが数枚上がっている仙台周辺サーフにアングラーが集まっているという状況です」
荒浜地区から深沼周辺には釣り人のものと思われる車が多数。防潮堤を越えて砂浜に出ると、およそ100人ほどのアングラーが並んでいた。
オーシャンルーラーからサーフ専用メタルジグが登場
2019年4月、オーシャンルーラーから「ガンガンサーフ フラッター」が発売になった。
後方重心のボディは強風下でも飛距離を出しやすく、遠浅のサーフで広範囲を探ることが可能。また、低重心設計のボディはミノーのようなウォブンロールアクションを発生し、遠投した先でリトリーブするだけでアピール。浮きあがりがよく、リフト&フォールなど多彩なアクションで誘うこともできる。
ガンガンサーフ:アクション解説1 ストップ&ゴー
ガンガンサーフの基本的なアクションの付け方を教えてもらった。まずは鈴木さんがストップ&ゴーを解説。ガンガンサーフはリトリーブ時にブルブルと震えてウォブンロールするので、タダ巻きでも十分に釣りになる。ボトムを取りながら、巻き&止めを組み合わせて誘う。
リトリーブで自然に浮き上がるので、超スローリトリーブでも底に着いたヒラメ、コチにアピールが可能。速く巻くと浮きあがる特性を活かし、リトリーブスピードを調整することでボトムからのレンジを変化させながら探ることもできる。
ガンガンサーフ:アクション解説2リフト&フォール
続いて、阿部さんにリフト&フォールを解説してもらった。リフト&フォールはゆっくりロッドを立てることで、スーっと底をなぞるようにガンガンサーフをアクションさせる。
リフト後のカーブフォールでもウォブンロールがスパイスになり、比較的に魚の活性が低い時でもバイトを誘うことができる。
ガンガンサーフ:アクション解説3ジャーク&フォール
3つ目がリフト&フォールより浮き上がりの動きを鋭くしたジャーク&フォール。ジャーキング時にジグが跳ね上がり、強めにアピールできる。フラットフィッシュが上層のベイトを意識している時など、高活性な状況で有効なテクニック。
取材日の釣況は・・
この日は予想外に多くのアングラーの姿があったが、左右を見回した限り、本命をキャッチしている人は確認できなかった。まだシーズンには早いと分かっていながら、好天に誘われて試しにウェーダーに足を通してみた方が多かったようだ。そのままフィッシングショーに足を運ぶ人も多かったのか、9時頃にはサーフに並んでいた釣り人が徐々に引き上げていった。
釣況は水温上昇とともに これから一気に上向く!
仙台~仙南サーフのフラットフィッシュは5月頃から本格的に釣れ出し、8月頃までが夏場のシーズンとなる。この時期はヒラメとマゴチどちらも狙うことができ、特にマゴチはハイシーズンにはボウズはほとんどない状況になる。
その後、高水温期は中休みとなり少し活性が下がるが、10~12月に水温が下がってくるとヒラメ中心の釣果に期待できる。近年はヒラメの魚影が濃くなってきているので、1月に入っても肉厚な寒ビラメが釣れることも。
宮城のコチ、ヒラメはいよいよ盛期に突入!手軽に狙えるフラットゲームを今季も存分に楽しんでいただきたい。
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※取材協力/オーシャンルーラー
※解説/河野剛志、鈴木貴博、阿部慶行