女川~牡鹿半島の釣り場(1)~桐ヶ崎~女川港~小乗浜~
女川~牡鹿半島の釣り場シリーズ1回目は女川市街地周辺の女川港、小乗浜漁港、桐ヶ崎漁港の3釣り場を紹介します!
石巻市から女川町にまたがる牡鹿半島周辺の防波堤釣り場の現状を取材しました。牡鹿半島は仙台湾に面する南側エリアと、三陸海岸の最南端に位置する北側エリアに分かれ、暖流と寒流の影響を受けて魚種が豊富な好釣り場です。
震災後は津波と地盤沈下の影響で釣りをできない状況が続いていましたが、現在は漁港の復旧、かさ上げ工事が進み、釣り人も戻ってきています。2014年あたりから「釣り場の状況はどうなっているの?」というお問い合わせも多くなってきました。まだまだ一部で工事中の港も多くなっていますが、漁業者、工事関係者らの迷惑にならないよう注意しつつ、安全第一を心掛けて釣りをお楽しみください!
※こちらのページには2015年7月取材時の状況を掲載しています。
桐ヶ崎漁港
女川市街から雄勝方面へ国道398号線を走ること数分、「桐ヶ崎」の看板から降った所にある漁港。岸壁の大部分が地盤沈下で浸水する状態だったが、かさ上げ工事が進み、左奥手前の防波堤までは入れるようになった(奥の防波堤は工事中)。今シーズンは隣の尾浦漁港なども含めた女川から雄勝方面でメバルが好調に釣れている。アイナメなども有望。
女川港
震災前は女川魚市場から観光桟橋、ヨコレイ前、小乗浜と、女川市街地を囲むようにどこでも釣り糸を垂らせる広大な釣り場だった。現在は大規模なかさ上げ工事中でダンプカーの往来も多くなっている。釣りを出来るのはかさ上げの完了した市場前周辺の一部などに限れるが、こちらも平日は市場業務などがあるため釣りは難しい状況。女川港内の釣りは復旧作業がもう少し落ち着くまで待って、隣の小乗浜漁港や牡鹿半島、雄勝方面を目指す方が得策。
【身近な釣り場】女川港
小乗浜漁港
漁港のかさ上げがほぼ終わっており、女川周辺の最有力釣り場。駐車スペースも広い。工事車両や漁業関係者の車が多いので、釣り人は邪魔にならないよう少し離れた場所に駐車しよう。
女川港の港口に近く、潮通りもいいため季節によりイワシやサバなど回遊系の魚種に期待できる。探り釣りやルアーのアイナメ、ソイもまずまずの魚影。これから夏、秋は夜の投げアナゴも期待できる。数100m上にオイデ釣具店があるのも便利。オイデ釣具店より少し上にある食堂このりは特大アナゴ丼が名物。釣行ついでに立ち寄ってみるのもおすすめだ。
【釣具店紹介】オイデ釣具店
今回の取材にあたり現地の情報をご提供いただいた。女川、牡鹿半島の最新の釣り情報に詳しく、釣り情報も定期的にアップされているので釣行前にチェックしておきたい。牡鹿周辺の釣りに必要なエサ、道具を網羅。提携している遊漁船も増加中で、船釣りの斡旋もお任せ。
◆記事に書けない裏話や質問への回答はweb版 無料メルマガ (毎月25日発行)で配信中!
※取材協力/オイデ釣具店(宮城・女川町)