女川~牡鹿半島の釣り場(3)~鮎川~十八成浜~給分浜~
女川~牡鹿半島の釣り場シリーズ3回目は牡鹿半島南部の先端側のエリア。大原海岸に隣接する給分漁港、十八成海岸に隣接する十八成浜漁港、牡鹿半島の先端で捕鯨の街としても有名な鮎川港までをご紹介。
石巻市から女川町にまたがる牡鹿半島周辺の防波堤釣り場の現状を取材しました。牡鹿半島は仙台湾に面する南側エリアと、三陸海岸の最南端に位置する北側エリアに分かれ、暖流と寒流の影響を受けて魚種が豊富な好釣り場です。
震災後は津波と地盤沈下の影響で釣りをできない状況が続いていましたが、現在は漁港の復旧、かさ上げ工事が進み、釣り人も戻ってきています。2014年あたりから「釣り場の状況はどうなっているの?」というお問い合わせも多くなってきました。まだまだ一部で工事中の港も多くなっていますが、漁業者、工事関係者らの迷惑にならないよう注意しつつ、安全第一を心掛けて釣りをお楽しみください!※2015年7月掲載の記事です。
- 女川~牡鹿半島の釣り場(1)~桐ヶ崎~女川港~小乗浜
- 女川~牡鹿半島の釣り場(2)~横浦~夏浜~塚浜~小屋取~寄磯~大谷川浜~
- 女川~牡鹿半島の釣り場(4)~小積浜~牧浜~狐崎~鹿立~福貴浦~
- 女川~牡鹿半島の釣り場(5)~渡波~桃浦~月浦~侍浜~
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鮎川港
かつて捕鯨基地として栄えた牡鹿半島の中心街。港はかさ上げ工事を行っている所も多いが、「お休みになると釣りの人はかなり来るようになりました。観光桟橋はだめですけど、その周りとか、右の岸壁の方で釣っている人もいますよ」とは石巻観光協会牡鹿事務所の方のお話。
震災前から投げカレイ、根魚などの魚影抜群のポイント。港内に藻が点在し、常夜灯も多いため岸壁からのメバリングも人気。ただし現在は釣りエサを買える場所が無くなってしまったので、女川か石巻で予め用意するのをお忘れなく!
【身近な釣り場】鮎川港
十八成浜漁港
十八成浜(くぐなり浜)の端にある小堤防からなる漁港。かつて海水浴場だった砂浜は大部分が流失してしまったものの、砂地に藻が点在する地形は健在。かさ上げ工事も完了しており、投げ釣りのカレイ、アイナメやルアーで根魚、マゴチを狙うのもいい。
【身近な釣り場】十八成浜漁港
給分漁港
大原海岸の鮎川側の端にある小堤防を中心とした漁港。十八成浜と同じく大原海岸も砂浜が流失し、大規模復旧工事中。給分漁港も取材時は防波堤に消波ブロックを入れる作業中で立ち入り禁止になっていた。本来ならばアイナメやソイ、メバルなど根魚やウミタナゴ、投げ釣りのカレイやルアーのコチなどを狙える釣り場。
【身近な釣り場】給分漁港
【釣具店紹介】オイデ釣具店
今回の取材にあたり現地の情報をご提供いただいた。女川、牡鹿半島の最新の釣り情報に詳しく、釣り情報も定期的にアップされているので釣行前にチェックしておきたい。牡鹿周辺の釣りに必要なエサ、道具を網羅。提携している遊漁船も増加中で、船釣りの斡旋もお任せ。
※2018年追記:小乗浜地区の旧店舗から移転し、現在は女川市街と渡波間の国道近くの仮設店舗で営業中。
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※取材協力/オイデ釣具店(宮城・女川町)