釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

女川~牡鹿半島の釣り場(5)~渡波~桃浦~月浦~侍浜~

編集部 2021年8月10日 更新

シリーズ5回目は、万石浦の入り口に位置する渡波港から、桃浦漁港、月ヶ浦漁港、侍浜漁港まで牡鹿半島南部の付け根側の釣り場をご紹介。根魚、カレイの有名釣り場である渡波防波堤、港内は大規模な工事中だったが、各漁港ともメバルやソイ、アイナメの根魚中心に実績がある。

石巻市から女川町にまたがる牡鹿半島周辺の防波堤釣り場の現状を取材しました。牡鹿半島は仙台湾に面する南側エリアと、三陸海岸の最南端に位置する北側エリアに分かれ、暖流と寒流の影響を受けて魚種が豊富な好釣り場です。

震災後は津波と地盤沈下の影響で釣りをできない状況が続いていましたが、現在は漁港の復旧、かさ上げ工事が進み、釣り人も戻ってきています。2014年あたりから「釣り場の状況はどうなっているの?」というお問い合わせも多くなってきました。まだまだ一部で工事中の港も多くなっていますが、漁業者、工事関係者らの迷惑にならないよう注意しつつ、安全第一を心掛けて釣りをお楽しみください!

※こちらのページには2015年7月取材時の状況を掲載しています。

[PR]

 

【関連】女川~牡鹿半島周辺の防波堤釣り場の現状

侍浜漁港

月の浦の鮎川側に隣接する小漁港。周辺に藻と岩が点在し、アイナメ、カレイやソイ、メバルなどの着くポイントがある。かさ上げ工事も完了しており比較的竿を出しやすい。

【身近な釣り場】侍浜漁港

足場が整備された港内の岸壁
港内は浅くメバルやハゼなど小物が中心
右側の防波堤がメインポイント
防波堤周辺はちょい投げや探り釣りで狙う
防波堤の先端付近
外海側の藻場
左側の防波堤側は浅い磯場が広がる

月浦漁港

「月の浦展望台」の標識から坂を下った下にある小漁港。取材時は道路の修復工事を行っていたが、漁港と防波堤は釣りをできる状況。周りに藻が多く、メバルやタナゴが有望。アイナメ、ソイ、カレイも狙える。

【身近な釣り場】月浦漁港

かさ上げは完了しており、入口付近の道路と港内の道路を工事中だった
左側の岸壁
防波堤側の岸壁
道路を整備しているので、工事の邪魔にならないよう気を付けたい
船で釣れていた良型のメバル
防波堤付近は探り釣りやちょい投げを楽しめる
漁港の外側は藻場と隣接
開けた外海側
向かいの小出島に囲まれた港内
防波堤先端ではウキ釣りでメバルが釣れていた

桃浦漁港

右側のかきの作業場がある方の岸壁、防波堤はかさ上げ工事が完了しており、カレイ、アイナメ狙いの投げ釣りや根魚狙いで探り釣りが可能。岸壁は養殖作業も活発なので、平日など作業中は迷惑にならぬよう気を付けたい。流れ込みより左側は大規模工事中で立ち入ることはできなかった。

【身近な釣り場】桃浦漁港

右側の灯台のある防波堤付近が釣り場
水産特区でも有名になった「桃浦かき生産者合同会社」がある。車両の往来が盛んなので注意
白灯台防波堤
沖に養殖棚のある外海側は投げ釣りのポイント
港外の磯場
港内は整備が進み、入口付近の道路を舗装しているところ
流れ込み付近の港内はハゼや小ガレイのポイント
道路の舗装工事は秋には終わる予定
左側の岸壁は工事中だった
港内側から見た左側の防波堤
流れ込みより左サイドは工事中のため立ち入り禁止
桃浦漁港全景

渡波港

万石浦の入り口にあり、カレイを中心にアイナメ、ソイなども多い石巻周辺の第一級釣り場。ただ、現在も一帯で復旧工事が行われており、白灯台防波堤に近付けない状況。万石橋からの漁港、船溜まりも工事を行っており、釣りはもう少し工事が落ち着いてからにしたい。

【身近な釣り場】渡波漁港

取材時も白灯台防波堤の付け根付近で工事を行っており近付けなかった
漁港の岸壁も舗装前でフェンスが張られている
万石橋にかけてフェンスが続き、工事車両のみ出入りできる状況

【釣具店紹介】オイデ釣具店

今回の取材にあたり現地の情報をご提供いただいた。女川、牡鹿半島の最新の釣り情報に詳しく、釣り情報も定期的にアップされているので釣行前にチェックしておきたい。牡鹿周辺の釣りに必要なエサ、道具を網羅。提携している遊漁船も増加中で、船釣りの斡旋もお任せ。※2018年追記:小乗浜地区の旧店舗から移転し、現在は女川市街と渡波間の国道近くの仮設店舗で営業中。

倉庫を改装した店舗で営業中。エサ、仕掛けから釣った後に必要な発泡スチロール箱や氷まで品ぞろえは豊富

◆記事に書けない裏話や質問への回答はweb版 無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!

※取材協力/オイデ釣具店(宮城・女川町)