ヒラメ&マゴチ盛期!専用タックルを駆使してフラットフィッシュを遊びつくす
東北各地でフラットフィッシュが続々シーズンイン!2016年初夏発売の「サイファリスト・フラットセイバー」を持って、宮城県下でも比較的シーズンの早い仙南サーフでヒラメ&マゴチを狙った。取材時はシーズン初期ながら70cm級のヒラメ、50cm級のマゴチをキャッチ!今シーズンもフラットゲームが熱く盛り上がりそうだ。
※2016年5月掲載。
2016年新製品サイファリスト・フラットセイバーとは?
■CPFS-98ML/FLAT 9.8ft/ミディアムライトパワー/Lure:5~30g/Line:PE0.4~1.0
■CPFS-99MM/FLAT 9.9ft/ミディアムパワー/Lure:7~40g/Line:PE0.6~1.2
■CPFS-106M/FLAT 10.6ft/ミディアムパワー/Lure:10~45g/Line:PE0.6~1.2
■CPFS-104MH/FLAT 10.4ft/ミディアムヘビーパワー/Lure:14~60g/Line:PE0.8~1.5
この夏、バレーヒルのサイファリストシリーズにフラットフィッシュ用の「フラットセイバー」が登場する。高いクオリティと優れたコストパフォーマンスで高評を誇ったロックフィッシュロッド「サイファリストHRX」に続いて、サーフ、漁港からのヒラメ、マゴチゲームにターゲットを絞ったモデル。
いずれも河口、砂浜に適したロングレングスの98ML、99MM、106M、104MHをラインナップ。フィールドスタッフの千葉正博さんオススメの使い方は‥
「サーフや防波堤の外洋側など、遠投派のアングラーにぴったしなのが106M、104MH。104MHは60gのウエイトも使用できます。河口や港内などでテクニカルなゲームには98MLが向き、これも30gまで使えるのでハードルアーからソフトルアーまで幅広く対応できます」
「また、サーフなどでロングロッドを1日振るのはちょっと大変・・という人におすすめなのが99MM。この竿だけは他のロッドとはテーパー設定がちょっと異なり、シーバスロッド感覚でミノーからメタルジグ、テッパン系までマルチに使うことができますよ」
ジグ、テッパンなどハード系を遠投し、早い展開で広範囲をサーチできるのが106M、104MH。ソフトルアーなど細かい釣りで確実にバイトを拾う釣りには98ML、1本でマルチに釣りたい人に99MM、といった感じ。よく行く釣り場のシチュエーションや状況に合わせて上手に使い分けると、より戦略的にフラットを楽しめるはずだ。
シーズン初期で渋めの状況ながら、大型ヒラメ、マゴチをキャッチ!
今回、ガイド役を務めてくれた浅野さん、布袋さんの尽力もあり良型のヒラメ、マゴチを釣り上げることができた。この日はフラットフィッシュはいるのだがなかなか口を使わない状況。速いアクションへは反応がいまいちで、短い時合いにリアクションを誘って拾い釣る展開だった。このような状況では、三又キャロとワームを組み合わせて、スロー気味に攻めるのも効果的だ。
活性が低めのときにおすすめの三又キャロって?
フラットフィッシュゲームでソフトルアーをある程度遠投したい時に人気急上昇中なのが三又キャロ。ダウンショットリグやヘビーダウウンショットでもいいのだが、サーフ等から遠投するとラインの角度が低くなってしまうためルアーがボトム付近に着いてしまう。その点、三又キャロはリーダーを長くとるのでフワフワ感を出せるのが魅力。
普通に遠投してリーリングするだけでも釣れてくるが、一定のスピードだけでなく、緩急をつけて探りやすく、ここぞという場所でスピードを緩めてステイ、シェイクできるのが強み。低活性時にはシンカー軽め、ワームを小さめにすることでよりフワリ感を出すこともできる。「フラットセイバー98ML」なら5gまでウエイトを軽くしてもOK。
また、シンカーと三又サルカンの間にリーダー(捨て糸部分)を付けることで、より高い位置で浮かせてアピールすることも可能。
代掻きの濁りが取れてくると東松島、石巻以北も続々シーズンイン!
宮城県のフラットフィッシュの状況だが、2016年5月17日現在、仙南エリアはすでにハイシーズン。千葉さんの住む東松島周辺でもポツポツとは釣れているが、盛期にはもうちょっとといったところだ。
これからのシーズンについて千葉さんは、「フラットフィッシュがよくなるのは大体水温14℃くらいからと言われています。仙南から始まってだんだん北でも釣れ出すのですが、鳴瀬川、北上川水系の影響範囲では田植えの濁りが取れた頃がシーズンインの目安になると思います」
「シーズンに入った後、ヒラメは梅雨時に(産卵のためか?)いったん釣れなくなるので、ヒラメを釣りたいなら梅雨までが目安。ただ、この季節のヒラメは稚アユなどを狙って河口に集まるので、河口付近は大型のチャンス大です。コチはコンスタントに釣れ続き、夏場の高水温期は潮通しのいい所に集まるなどポイントは変化しますが、12月頃までは狙うことができますよ」
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※解説/千葉 正博
※取材協力/バレーヒル