HOWTO

色々な釣りの基本テクニックから裏技、おすすめアイテム、新製品など‥知っておくと得をする情報を集めたコンテンツです!

「まきり(間切り、マキリ包丁)」タックルボックスに1本あると便利な小刀

2017年5月11日配信 【HOWTO】 【編集部】

北海道や東北の漁師さんが古くから使っている小刀「まきり(間切り、マキリ包丁)」について南三陸町歌津で漁業、遊漁船を営む畠山さんにお話しを伺った。

三陸のほとんどの漁師さんが腰に備える小刀

一見すると普通の小刀という「まきり」。鞘付きの片刃の包丁のようなもので切れ味が鋭く、漁師さん達はロープや網を切る作業から、船上で魚を捌いたり、加工したりと万能に使っている。

漁師さん以外にはあまり知られていない品だが、釣り人も1本持っておくとエサをこしらえたり、釣果を絞めたりといろいろ便利。実際、宮城、岩手の沿岸でも船長さんにすすめられるなどして使っているアングラーも多い。

片刃の間切り。柄の部分に浮力があり、海に落としても浮いて回収できる

縄、ロープを切るためのタイプ。刃がギザギザになっていて切れ味抜群


[PR]

入手方法は?漁師さんは漁協で購入

漁師さん達はこの「まきり」を漁協で購入している。組合員以外は漁協に出入りすることは少ないかもしれないが、一般の人も購入可能なので、最寄りの漁協で確認してみるといいだろう。今はECでも購入可能。



貝印(Kai Corporation)
安心の日本製 伝統の刃物ブランド貝印の商品。

1本の値段は実用的なものは1,000~2,000円から。ステンレス、鋼製があり、一般的にはステンレスは錆びにくいが、ステンレスでも錆びるときは錆びる。真水で洗ってしっかり乾かすなどの手入れはマスト。ただ、値段もそれほど高価な物では無いので、漁師さんは使えなくなったら使い捨てにしているそうだ。

もともとは東北、北海道の蝦夷の時代から使ってきたもので、「マキリ」の名もアイヌ語が由来。アイヌ刀(蝦夷刀)として装飾が施された高級な短刀も販売されている。

※正当な理由なく刃渡り6cm以上の刃物を携帯することは銃刀法により罰せられることがあるので注意。釣行の際も移動中などは厳重に扱う必要がある。

 

関連記事

包丁の研ぎ方 出刃包丁(片刃包丁)の切れ味を保つ方法

魚を捌く上で非常に重要なのが包丁の切れ味。切れ味が悪い包丁では魚をさばきにくいばかりか、手元が狂って怪我もしやすくなる。ここでは魚料理で使用することが多い出刃包丁など片刃の包丁の研...

宮城の船釣りガイド[南三陸、女川~塩釜沖、松島湾~仙台湾(大型魚礁)~亘理]

宮城県の船釣りの概要をエリアごとに紹介します! 宮城県内でも全国的にも有名な船釣り基地が塩釜港エリア。塩釜沖のポイントは松島湾や仙台湾、大型魚礁沖、金華山沖、田代・網地島沖などが知...

[宮城県] (開催) 2014 がまかつカレイ船釣り大会(予選)宮城県志津川大会

【日時】2014年11月9日(日) 【集合場所】宮城県南三陸町袖浜漁港 【集合時間】5:00 【終了予定】15:00 【出船】6:00 【納竿】12:30 【参加費】7,500円(...

初夏の歌津沖ブリフィーバー!

6月半ば頃から、歌津の大隆丸で10kg超のブリがヒット中!今年は初夏からブリ&ワラサの群れが入り、南三陸の海は青物シーズンのような活気をみせている! ※2013年7月掲載の記事です...

オキメバル鈴なり!歌津沖シーズン盛期

11月からスタートした南三陸のオキメバル釣りが、今まさにピークを迎えている。型はやや小さいながらも、マンガン、多点掛けが連発し、胴突き釣りの醍醐味を堪能するチャンス到来! 取材を行...

宮城県南三陸の防波堤釣り場紹介~歌津・名足漁港(なたり)~

南三陸町にある漁港で、3ヵ所の漁港を合併し従来の漁港名であった馬場地区(ばば)の「ば」、名足地区(なたり)の「な」、中山地区(なかやま)の「な」の頭文字をとって、その一帯に名付けら...