宮城石巻カレイ投げ釣り大会で良型カレイ爆釣!
宮城県石巻周辺の投げカレイがハイシーズン。毎週のように行われるカレイ釣り大会でも良型のイシガレイ、マコガレイにアイナメなども釣り上げられている。仙台広瀬キャスターズ の東海林誠さんが最新の釣況をレポート!
※2019年12月掲載。
11月17日「全日本カレイ投げ釣り選手権大会・宮城県石巻会場」
2019年11月17日開催『第111回全日本カレイ投げ釣り選手権大会/宮城県石巻会場』。通称「全カレイ」は全日本サーフキャスティング連盟に所属する会員が、北海道から九州までの全国35会場(エントリー総数千数百名)で、同日&同時間内に釣り上げたカレイ1枚の大きさを競います。
宮城石巻会場では、例年、優勝~上位入賞が狙えるとあって、今年は兵庫・愛媛・広島・山口協会からもエントリー!我が『アトミックスライダー投』フィールドテスター陣の大物ハンター、兵庫協会レインボーキャスターズの鶴田さんも、また今年も参戦です。
昨年並んで竿出しした際には、私の目の前でイシガレイの50cmオーバーを釣り3位入賞しています。
私が所属している仙台広瀬キャスターズ からは、今回、在籍会員30名中22名がエントリー。ちなみに、過去7回の優勝者を輩出しており、10年くらい前、私自身も優勝させていただきました。
今年はうちの息子2人も参戦で、石巻会場の総エントリー数は51名!前日、いつもお世話になっているつりえさ倶楽部マリン・仙台新港店から、クラブ参加者全員の分(発泡スチロール大×4つ)の大量のエサを一括購入!
事前の情報ではエサ盗りがかなり多いため、エサを多めに購入するメンバーが多く、金額は何と10万円超え(笑)
余談ですが、この「つりえさ倶楽部マリン」さん、店舗は決して大きくないのですが、活きエサ「銀兵」を、全国に毎週数千~1万匹発送したり、週末だけで青イソメを50~100kg売り上げるもの凄いお店なんです(^_^)
■住所:宮城県仙台市宮城野区蒲生竹ノ内128-16(キリンビール仙台工場向かい)
■TEL:022-786-3580
■朝4時(土日3時半)の早朝から営業。
[TEL、インターネット通信販売に対応]お店に行けない場合も予め自宅にエサを届けておいて釣行することが可能!
50UPのマコ、イシガレイを狙ってそれぞれが絞り込んだ釣り場へ
さて、10月から5ヵ所くらいにポイントを絞って下見を繰り返し、上位入賞&息子たちでも釣りが可能な場所を探索。春の協会大会でDランク(50UP)のイシガレイを釣ったポイントを第1候補にしていましたが、直前の下見では、着底とほぼ同時にフグが食い付く異常事態のため断念(>_<)
結局、下見でBランク(40cm以上)が出たポイントで、クラブのメンバー4名+息子2名で並んで竿出しする事に。明るくなり水面を見渡すと、良さげな潮目が出ていて期待大でしたが、ここでも朝イチからフグ連発で意気消沈(>_<)
[全日本サーフ大物賞ランク基準サイズ]
■カレイ類、アイナメ共通
Aランク:30cm~
Bランク:40cm~
Cランク:45cm~
Dランク:50cm~
竿3本を遠・中・近と投げ分け、息子たちの竿(365FX振出)も各1本ずつ用意。
開始から約2時間、近投で根周りを狙っていた竿に、いかにも大型カレイらしきアタリがあり、なかなかの締め込みで良型のマコガレイを捕獲!
メジャーを当てるとちょうど45cm!とりあえず検量に出せます(笑)
すぐ近くで50cmオーバーのカレイが上がる
その後、三脚が倒されるほどの暴風になってしまい大変でしたが、竿先を激しく揺らすアタリでA~Cランクのアイナメが3匹釣れ、小型~Bランクのマコガレイも3枚追加!ただ、狙いのDランクは不発でした。
一方、息子たちの竿には、相変わらずフグばかりでしたが、納竿の1時間くらい前にようやく次男の竿に大きなアタリが来て、40cm近いヌマガレイが釣れてくれました。※ちなみに、長男は釣果無し(>_<)
また、すぐ近くでやっていた同クラブの横地くん、朝からフグの猛攻でしたが、昼前にAランクのイシガレイ3連発のあと、何とDランクのイシガレイを捕獲!やったね!おめでと~(^_^)
余談ですが、彼との出会いには、こんなエピソードがあります!!
独身時代、私はカレイのシーズンになると、ほぼ毎週、日本記録のイシガレイを狙って石巻市の渡波港に通い、防波堤が1km近くあるので、軽ワゴン車に自転車を積み込み、先端付近で竿を出していました。
その年は絶好調で、2週続けて60cmオーバーのイシガレイが釣れ、その時に隣でやっていた自転車の少年が、当時、中学二年生の横地くん!「僕も大きいカレイが釣りたい。教えて」と言うので、タックルや仕掛けやエサのアドバイスをしたところ、その年、見事にDランクのイシガレイを捕獲!翌年にクラブに入会し、かれこれ13年が経ちます(^_^)
検量場所にはさらなる大型カレイが!
さて、早めに納竿し検量場所に戻ると、続々と大型カレイが!
私のマコガレイ、現場計測で45cmありましたが、時間の経過とともに縮んでしまい、結局44.0cmにて検寸となりました。
集計の結果、石巻会場の1位は渡波港で釣れた52.9cmで、横地くんのイシガレイは50.0cmで会場2位!我がアトミックスライダーの鶴田さんが49.2cmで会場3位に。鶴田さん、また今年も上位入賞ですね!おめでとうございます(^_^)
※石巻会場1位の東北サーフ伊東順孝さんが全国優勝になりそうです。
来年は、また気合いを入れ直して、優勝目指して頑張りたいと思います!
12月1日(日)、仙台広瀬キャスターズ12月釣行会でも良型連発
後半は、2019年12月1日(日)に開催した「仙台広瀬キャスターズ/12月釣行会」の模様をレポート。私が所属する仙台広瀬キャスターズでは、例年、3月&7月&12月に月例釣行会を開催しています。
一応、釣り大会ではありますが、他の大会(全日本カレイや協会大会)とは違い、どちらかと言うと、勝負にこだわると言うより、普段あまり顔を合わせないメンバー同士が親睦を図る感じ。まぁ、結局皆さん大物狙いますけど(笑)
ちなみに「クラブ例会商品代」として会員から年間3,000円を徴収し、入賞しなかった人や不参加者にも、参加賞が配付される仕組みです!
メンバー内で話し合い、今回のルールは
・カレイorアイナメ何れか1匹の最長寸
・事前にトランプを引いてペアを決める
・ペアに関係なく釣り場は自由
・竿数は自由
・それぞれのペアの合計長寸で順位を決定
いつもお世話になっているつりえさ倶楽部マリン・仙台新港店さんに事前に予約を入れ、いつものように参加者全員のエサを前日に一括購入。今回は予算の30,000円(会員30名×1,000円)で、例会の賞品もお願いしてあります。
今回の参加者は在籍会員30名中17名。ちなみに、奇数なので、一人は2匹釣らないといけません(笑)
さて当日の朝ですが、トランプ抽選の結果、今年クラブ内で最も大物申請を頑張っている、優勝候補筆頭のOクンとペアを組むことに。これは心強い(^_^)
エサ盗りのフグの多さに大苦戦・・
AM4:30、数名ずつのグループに分かれ、各釣り場に向けて出発。
今回も全カレイ同様、いつも息子たちの面倒を見てくれるAYAKAちゃん達と一緒に竿出しすることに。いつもありがとう~♪
※一応、息子2人もオブザーバー(審査対象外)で参加です。
実は、全カレイ翌週の連休初日にDランクのイシガレイを釣り、ここを第一候補にしていたのですが、春の協会大会でDランクのカレイを釣ったポイントが空いており、潮目も良い感じに出ていたので、急遽、ポイントを変更。
竿4本を急いでセッティングし、エサは青イソメと岩ゴカイ(本虫)を使用。朝マヅメの時合いは逃したくありません。狙いはもちろんDランク!とりあえず最低限のノルマはBランクに設定です。
このポイント、全カレイ直前の下見ではフグの猛攻でユムシすら秒殺でしたが、12月に入ってさすがにフグも激減しただろう!と甘く考えたのがとんだ大間違い(>_<)
何と、開始から再びフグの猛攻に遭い、アトミックスライダー3号フル遠投のカレイ狙いも、中~近投の根周りアイナメ&マコガレイ狙いもフグ・フグ・フグ(>_<)
投げる方向や距離を変えてみてもまさにフグの嵐で、最長でも3分以内、最短では着底5秒でアタリがあり、1投ごとにハリスはザラザラ、針ごとバンバン切られる大惨事(>_<)
3時間近く我慢しましたが、フグの猛攻は一向に衰えず全く釣りにならないのでここでの釣りを諦め、場所移動を敢行。日が登り、すでに大幅にタイムロス(>_<)
しばらく走り、全カレイ翌週にDランクを釣ったポイントにはすでに先客有り。
とりあえず、連休後半にCランクのカレイを釣ったポイントが空いてたので、急いで竿4本を再セッティング。AYAKAちゃん達も近くで竿出ししました。ポイント選択をミスっちゃってホントにゴメンね~
こちらにもフグがいますが、1/2程度の確率でエサが残ってきます。
先ほどと同じく、2本は細糸遠投でカレイを狙い、もう2本は太糸で中~近投根周りアイナメ・マコガレイ狙い。
しばらくは微妙な展開でしたが、遠投してしっかりカケアガリを捉えた竿にアタリが来て、とりあえずAランクのイシガレイを捕獲。近投はAランク~ランクに満たないアイナメ(リリース)多数。
その後、カレイやアイナメは釣れてもAランクばかりで、思うようにいきません。しかも、昼近くなり、最干潮で潮も止まり水面が鏡のようです。
タイムリミットぎりぎりの時合いに勝負をかける
審査会場に戻る時間を考えると、残りはもう1時間ありません。満ち込みの潮に変わるラスト30分が勝負と自分に言い聞かせます(笑)
ようやく水面に変化が表れ、ここぞとばかりに全てのハリに青イソメ&岩ゴカイを目一杯付けて、遠投はカケアガリを正確に捉え、近投は確実に根のキワにキャストしアタリを待ちます。
すると祈りが通じたのか、間もなく近投の竿に激しいアタリが来て、何とかBランクの黄色いアイナメ♂(婚姻色)を捕獲し、とりあえずノルマ達成!
ハリを外していると、今度は遠投していた竿のドラグが激しく鳴り、一瞬、Dランクかと思うような抵抗を見せ、最後の最後に丸々と肥えた子持ちの肉厚マコガレイを捕獲しました~♪
今回、狙いのDランクは不発でしたが、最後の最後に前半の大スランプから脱出出来ました!相方Oクンの釣果を楽しみに審査会場に戻ります。
ハイシーズン!大判カレイが続々
検量が始まると、良型のカレイが出るわ出るわ出るわ!
まずはうちの会長、また今年もサーフからフルキャストで40cmクラスのイシガレイを多数釣っていました。話を聞くと、全て6~7色(150~175m)以上で釣れたそうで、間もなく還暦とは思えませんね!
余談ですが、SC(スポーツキャスティング)専門のうちの会長は、今年もまた『トップキャスターズ』全国大会に出場し、見事表彰台獲得!おめでとうございます!ちなみに、エサ釣りは滅多にしません(笑)
私とペアを組む相方のOクンも、しっかりBランクのマコガレイ捕獲してます。ホントに心強い!
また、東京から帰省したTクンには45cm超の見事なホシガレイ。おめでとう!やったね♪
そして、久々に参加のYクン、牡鹿半島で40cmクラスのマコガレイを10枚くらい釣ってきました。いや~お見事!
そんなこんなで検量は大いに盛り上がり、審査の結果、私とOクンのペアが合計80cmを大きく超え優勝!
2位はともにBランクながら、わずか5mm差で、ベテランOさん&Eくんペア!
そして、最長寸の見事なホシガレイをゲットしたTクンでしたが、残念ながら相方のYさんが釣果無し(リリースサイズ)のため最下位でした!残念~
来年は、新人さん数名の入会と、療養で休会していたメンバーも復帰の予定で、さらに会員が増える見込み!楽しい企画を考えて、今年以上にクラブ活動が盛り上がれたら良いですね~♪
最近、釣りに連れて行っても車内でゲームばかりのうちの息子たち、戦力になれるように、そろそろ鍛えていきたいと思います(笑)
[東海林さん使用タックル]
■竿:シマノ スピンパワー405BX、他
■リール:シマノ PAスピンパワー
■道糸:アトミックスライダー3号+力糸&5号通し
■針:シーフォースサーフ15号
■エサ:青イソメ、岩ゴカイ(本虫)
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家業である米穀店の仕事と育児の合間に、せっせと釣り場に通う、投げ釣りマスター。北は青森から南は愛媛や有明海まで、大物にかける情熱が足を釣り場に向かわせる。仙台広瀬キャスターズ所属
※取材・テキスト/東海林 誠
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