釣行記

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NEW CYPHLIST HRX PROSPECシリーズで厳寒期シーズンを攻略 ~デイゲーム編~

森本 正善 2021年3月31日 更新

バレーヒルフィールドスタッフの森本正善さんより、ロックフィッシュシーズンとしてはまだまだ厳しい2021年早春のレポートです!いよいよ発売間近となったサイファリストHRX追加モデルも詳解。

ここ最近は一気に春めいてきて暖かくなり、いよいよ川や海の魚たちも賑やかになる季節に足を踏み入れましたね!もう一ヶ月ほどで徐々に東北三陸沿岸のロックフィッシュも夏のハイシーズンを迎えます。

そのハイシーズンドンピシャのタイミングで発売予定の【Valleyhill】NEW CYPHLIST HRX PROSPECシリーズを使用して、3月の気難し~いロックフィッシュを攻略してきましたので、ロッドの使用感など、気になる方は是非チェックしてみて下さい。
※1月にUPした記事と併せてチェックして頂ければと思います。
[関連釣行記]ここ最近の岩手ロックフィッシュ状況と「CYPHLIST HRX」新PROSPECシリーズをご紹介!

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数少ない漁港のBIGアイナメを攻略!

3月中旬、まだ肌寒い日が続く中、CPRC-76MMS/RFFを手に、数少ない漁港内に残るグッドサイズのアイナメを狙ってきました。狙うのは水深があるエリアに隣接し、砂地・ゴロタ石、ウィードが混じりあうシャローエリア。

水温が上がる昼以降に照準を定め、シャローにベイトを求めて上がってくる個体を狙います。この厳寒期にまず狙うべき鉄板のエリアとなります。ウィードの引っ掛かりを避けるため、10gの直リグにすり抜けの良いシャッド系ワームでアプローチしていきます。

縦のアクションを出来るだけ抑えつつ、ゆっくりとしたスローリフト&フォールでウィードの脇を通すイメージで探っていくと、僅かに竿先にヌッとした違和感が・・・。バチーン!・・・とアワセたくなるのを我慢して(笑)ソリッドティップの入りを活かしてテンションを微妙に掛けていくと・・・グッ!と喰い込みました!後は無理にリフトせず、バットパワーを利用して魚を浮かせます!ネットインしてみると45cmを越す、コンディションの良いアイナメ!

この時期にシャローに上がってくる個体はグッドサイズのグッドコンディション!水温が低い中で動ける個体は良いサイズであることが多い
【VARIVAS】グレネードシンカー10gに、【BaitBreath】フィッシュテールシャッド2.8in(紅蓮ローズカラー)!

CPRC-76MMS/RFF、表記の読み方としては、L(ライト)より少し硬い”MM(ミディアム×2)”、”S”はソリッドティップ搭載、そして”RFF”はロックフィッシュフィネスの略称になります。

MMクラスですので、そこまで軟らかいわけではありません。実際に触ってもらえれば分かりますが、結構バットのパワーがあります。そこに柔軟性に富むソリッドティップを搭載し、柔と剛を併せ持つアクションとなっています。7~14g程度のリグウェイトを中心に使用するアングラーにおススメです。ソリッドティップなので巻物にもOK。

繊細な食わせとビッグフィッシュを獲るためのバランスを組み入れたロッド、CPRC-76MMS。2月にも漁港にて40UPを仕留めている

ちなみにこの後は20cmのチビアイナメとナイスサイズの海タナゴで終了(笑)

ボートゲームも渋くなるこの時期・・・ミドルレンジのクロソイをボートロックモデルで攻略!

漁港でアイナメを狙った翌日は同じValleyhillフィールドテスターの東谷さんのTTM号でクロソイ狙い!

水深20m前後の起伏に富んだエリアでクロソイを狙っていきます。この日は東寄りのウネリが入っており、時期的にも海況的にも厳しい状況でしたが、朝一のプライムタイムに掛けて狙いのポイントへエントリーしました。

釜石エリアのミドルレンジのクロソイはペアリングの為にディープから上がってくる11~1月がハイシーズンとなりますが、今は3月。ディープを攻めればコンスタントに魚は出ますが、NEWロッドの使用感を得るために、敢えてパターンとはズレたミドルレンジの放浪クロソイを狙っていきます(笑)

すると予想に反して幸先よく1投目から魚信が!CPRC-73MMHに35gテキサスリグでアプローチしていた東谷さんに、2度のすっぽ抜けからのサードバイトでクロソイらしき魚がHIT!

CPRC-73MMHはボートロックに特化したパワーベイトモデル。ガチガチ過ぎないティップセクションを持ちつつ、バットは大型のロックフィッシュにも負けないパワーを搭載
いきなり50cm近いグッドクロソイをキャッチ!
【BaitBreath】ベタンコスリムカーリー3in(カタクチ)の35gテキサスリグにてHit

そして続け様にCPRC-75MHSに28gテキサスでアプローチしていた私にもバイトらしき違和感が・・・一度すっぽ抜けてしまいますが、再度フォールさせると再び違和感。ここでもCPRC-75MHSのソリッドティップを活かして徐々にテンションを掛けていくとしっかりと喰い込みます!あとはMHのバットパワーに任せてぐいぐいと引き寄せ、ランディング!

CPRC-75MHS。柔軟なティップセクションとバットの強さが分かるファイト写真です
こちらも40UPのナイスクロソイ!

「CPRC-73MMH」と「CPRC-75MHS」について

CPRC-73MMHは前モデルであるCPHC-73MHを新開発のブランク、チタンフレームなどを用いてブラッシュアップさせたロッドになっています。前モデルよりシャープさ(操作性の良さ)、そして感度が大きく改善されています。棒のような硬いロッドではなく、CYPHLISTシリーズが一貫してコンセプトとしている操作性・ノリの良さを取り入れたアクションで、21~35gのヘビーリグをピンポイントでスピーディーに撃ち抜いていける、まさにボートロックに欠かせない1本になります。オーバーキャスト、フリップキャストもしやすく、流しが基本となるボートロックフィッシュゲームにおいて、様々なポイントに対応できるでしょう。

一方CPRC-75MHSはMHのバットにソリッドティップを搭載した繊細さとパワーを融合したモデル。今回のようにハイシーズンを外した時期や、プレッシャーの掛かっているセンシティブな魚に対して、しっかりとルアーをフックアップまで持っていけるソリッドティップが武器になります。とはいえ、ガンガンと掛けていく釣りにももちろん対応可能。ソリッドティップとは言え、新開発のブランク性能も相まって感度はバッチリです。18~35gのリグを扱いやすく、ボートロックはもちろん、磯場や漁港のストロングな釣りにも使えます。ロックフィッシュに対して、ソリッドティップの繊細さで喰い込ませていくあの感覚は、新たな快感です(笑)

この後は岸際がウネリで釣りにならなくなってきたこともあり、ママスに浮気しました(笑)

次回はNEWCYPHLIST HRXを使用して攻略する、ナイトゲーム編です!

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※写真・テキスト:森本正善(ベイトブレスフィールドスタッフ、バレーヒルフィールドテスター、バリバスフィールドモニター)
※取材協力:バレーヒル

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