21’夏スルメ本格始動in仙台湾
2021年も夏イカのシーズン到来。塩釜沖の仙台湾でもスルメイカ(ムギイカ)が7月頭頃から釣れ始めている。ということで、千葉めぐみさんと一緒に開幕戦の模様を取材してきた。
夜スルメ船は今季初出船の塩釜・丸洋丸で実釣!
近年、ライトタックルを使ったイカ釣りが人気急上昇中だ。繊細なタックルと高感度な極細ラインを使用することでイカ釣りのゲーム性が高まり、またテクニックが釣果を大きく左右する点が人気の一因となっている。
2021年7月3日(土)、今季初となる仙台湾の夏スルメを狙いに出船するとの情報を聞きつけ、丸洋丸(塩釜港)の夜イカ船に同乗させてもらった。
釣戦するのは、昨季よりイカメタル修行中の当メディアイメージキャラクター千葉めぐみさん。昨年は我慢の釣りを強いられ続けただけに今回の意気込みはヤル気十分。果たしてスルメイカの乱舞シーンが見られるのか⁉
当日は16時半に受付終了。店舗前の岸壁に停泊中の丸洋丸に乗り込みポイントを目指し出船した。「これから北西の強風となるから現場の状況を見て引き返すかもしれないよ」。とタカヒロ船長。それでもいいと乗り込んだのが今回の釣戦者達。猛者の気合いは半端ない。
風波の影響が比較的少ない岸沿いを走り続けること約3時間。外海に面したポイントが近づいてきた。強風、ウネリを伴う風波で立っているのも一苦労。完全なタフコンディションの中でのスタートフィッシングとなった。
風とうねりのある難条件のもと夜イカ釣りスタート
今回めぐみさんが用意したイカメタルは10号、12号、13号、15号。丸洋丸ではスルメイカもヤリイカもイカサビキはPE1.5号以下、イカメタルはPE0.6号以下で統一し、これより細いPEラインを推奨している。
オモリはイカサビキが60号と100号。イカメタルは自分の使いやすい号数をメインに様々な号数を準備。「速潮対策のためさらに重い号数を必ずご用意を」、というタカヒロ船長からのアドバイスを受け用意したもの。当日は潮流もあったことから鉛スッテに15号、上(枝)に浮きスッテ55mmをセッティングしてイカを狙った。
集魚灯の効果が出始めると船上でイカかポツ、ポツと上がり始めた。しかしながらタナはバラけており、釣れたタナを聞いてレンジを探る展開。強風のためアタリが非常に取り辛い状況で我慢の釣りが強いられた。
めぐみさんラスト間際に待望の一杯をキャッチ!
強風、ウネリに二枚潮という難コンディションに苦戦中のめぐみさん。依然、竿先に変化は見られない。おみやげ用にと操船の合間にイカを釣っていたタカヒロ船長が心配して来てくれて、いくつかアドバイス。
このままボウズで終了するのか。なんとか1杯でも姿が見たい。そんな思いが通じたのは終了間際だった。そして上がってきた念願のスルメイカに歓喜するめぐみさんの姿を見て、安堵のタカヒロ船長。
「めぐみさんが釣れるまで帰らないつもりだったから」と冗談半分に苦笑い。繊細なアタリを取るのが難しいシビアな状況の中での価値ある一杯となった。
仙台湾の夜スルメは8月も好シーズン続く
夏の風物詩、仙台湾の夏スルメは始まったばかり。丸洋丸では状況にもよるが8月いっぱいは十分に狙え、その後も予約あれば状況次第で出船可能。
これを書いている7月末時点での釣果は、サイズが30~50cmと良型混じり。イカメタルでは20~69ハイ(平均41ハイ)、イカサビキで20~70ハイ(平均32ハイ)と好調をキープ。他、サバも混じる。アタり棚がある程度固定気味になり、比較的釣れっぷりも良く、サイズはデカいのが主。たまに普通サイズが混じり、稀にムギイカサイズが姿を見せるという感じだった。
これから日に日にサイズアップするスルメイカ。イカメタルは比較的安価、簡単なタックルで楽しめ、これから始めようとするアングラーにもハードルが低く最適だ。8月に入ればビール瓶級の期待も大きい。ぜひこの機会に、ライトタックルなイカメタル釣法で存分にスルメイカの引き味じを堪能してみてはいかがだろうか?もちろん千葉めぐみさんのイカ修行もまだまだ続く。
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※モデル実釣/千葉めぐみ(釣りTiki東北イメージキャラクター)
※取材協力/ピュア・フィッシング・ジャパン、丸洋丸