釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!
  • ヤリイカ終盤戦の大船渡沖イカメタルフィッシング

    編集部 2021年2月6日 更新

    夏から続いた三陸のイカ釣りも年が明けてからは終盤戦の雰囲気。極寒の中、「ヤリイカを釣りたい!」と前回のリベンジに燃える千葉めぐみさんは、悪天候の合間に出船機会をみつけ、再び岩手県越喜来湾のイカメタルに釣戦した。

    前回スルメイカのみだった千葉めぐみさんのヤリイカリベンジ釣行

    取材日は2021年1月23日。例年だとイカメタル釣行最終戦、もしくは終了のタイミング。釣況は日ムラが見られ常連の釣り人も苦戦を強いられるようなハードな時期。そんな中、年明け直後の低調から復調の兆しとの朗報を受け、「イカした女子」を目指すめぐみさんは奮起。一路、岩手県越喜来地区の小石浜漁港へ向かった。


    春日SA
    目的地へ向かう途中のサービスエリアで、イカの姿にパッケージされたイカ煎餅を発見しためぐみさん。すかさず購入。前回釣行したイカメタルのリベンジ(ヤリイカを釣りたい)の願掛け。果たして結果は?

    この時期のイカメタル釣法はとてもテクニカル。繊細なヤリイカのアタリは、水温低下とともにタフさを増し、1月ともなればさらに繊細になる。スッテに触るか触らないかの絶妙なアタリを目感で取って乗せることができるのか?

    イカの誘い方にもいくつかパターンがあり、潮流が速い時や止まっている時、風がある時等々その誘い方一つで釣果に差がつく。またヤリイカはスッテを触って違和感を感じるとすぐに離してしまう傾向があるので、その触れた瞬間の小さなアクションを感じる、見るといった専用ロッドがあるとベター。

    とにかくいろいろな要素を絡ませないと釣果に結び付かない。そんな腕の差がはっきりと表れる競技志向性も人気の釣種と言えるだろう。

    15時30分、小石浜漁港より出船。本日のポイントとなる首崎周辺を目指した
    偶然にも乗り合わせためぐみさんの釣友、鈴木さん。彼は数々の釣り大会で上位に食い込む実力者であると同時に、とてもアイデアマン。ゴーグルはメガネにつく水滴を防御するために装着しているそう。顔の1/3を覆っていることから防寒の役目も果たす優れもの
    その2。スマホにホッカイロを貼付。マイナス気温の極寒の中で使用するスマホはバッテリーの消耗が速い。現に私のスマホ(未使用)は現場到着する頃には終了していた。一方、ホッカイロ仕様のめぐみさん、鈴木さんのスマホは最後までバッチリ。そんなバッテリー消耗を軽減し長持ちさせるアイテムがホッカイロなのだ


    1月下旬の寒さは半端ない。ましてや夜釣りはマイナス気温突入も覚悟の上。そんな前情報を入手しつつマックス60℃になる電熱ベストを着こみ防寒対策万全で挑んだ。「ほんと暖かいです。バッテリーも4個持参したのでバッチリです」とめぐみさん
    最近では安価で購入できることから電熱ベストの普及率は年々増。こちらの加藤さんも胸についた電源で温度が調整できるタイプの電熱ベストを着用していた。「外からボタン一つで操作できるので釣っている最中にも温度調整ができてとても便利です」。ちなみに電熱ベストの中はインナー2枚だった
    日が傾き始めると同時に気温も急降下。練炭の暖がありがたい


    航程は約30分。今回のポイントとなる首崎はやや風波があった。年が明けてからは低調続きも、中旬ころから復調の兆し。その朗報を聞きつけてか取材日の1月23日は各イカ船が満席状態。越喜来地区の釣り船が一堂に集結していた


    今回使用したリールはアブ・ガルシア初のカウンター付きリール「MAX DLC」(アブ・ガルシア)。誰でも使いやすいカンタン設定で水深が分かりやすく、タナ取が必要なイカ釣りにもぴったり。日本市場向けに開発され、パワーハンドルモデルやハイギヤモデルからも選べる
    明るいLEDバックライトが付き、夜釣りでも目盛りが見やすい

    アブ・ガルシア
    こちらは標準ギアの左巻きモデル。右巻きやハイギア、パワーハンドルモデルなどもある
    左ハンドル仕様のMAX DLCには「SaltyStyleクアッドコンセプト」(アブ・ガルシア)を組み合わせた。1つのバットに長さ、硬さ違いのティップが付属するクイックWチェンジシステム採用!今回は「SSQC-632ULS/672LT-KR」を使用した

     

    右ハンドル仕様のMAX DLCに合わせたロッドは「OCEANFIELD IKAMETA」(アブ・ガルシア)。イカメタル専用ながら、一つテンヤ、ボートアジング、ライトタイラバなどライトオフショアを色々楽しめる。コストパフォーマンスにも優れ、初心者から上級者も納得のハイスペック!

    アブ・ガルシア
    様々なフィールドのイカ釣りに対応するイカメタル専用ロッドのベイトリール用モデル
     
     
    「SaltyStageスキッドスッテ」(アブ・ガルシア)
    鉛スッテのスキッドスッテはゆらゆら揺れながら落ちるスキッディングフォールが特長。四ツ目&リアルヘッドにざらつきのあるクロスをまとい、ガルプ!スプレーとの相性も抜群!
    「SaltyStageダクダクスッテ」(アブ・ガルシア)
    ドロッパー(枝ス)に使う浮きスッテ「ダクダクスッテ」もスキッドスッテ同様のリアルヘッド形状とザラザラクロスボディでアピール大

     

    アブ・ガルシア
    8号(30g)、10号(38g)、12号(45g)、15号(56g)、20号(75g)、25号(94g)の6サイズをラインナップする。
     
     
    アブ・ガルシア
    イカにアピールする四ツ目とイカが抱きやすいボディ。ガルプ!などの集魚スプレーとも相性GOOD
     
     

    開始1投目からヤリイカリベンジ達成!?

    取材当日は前半強風も、徐々に落ちてくる予報。湾内は風波が立っていた。ポイントの水深は55~60m。潮流は緩やかで、メタルはあまり流されないマズマズのコンディションだった。

    ヤリイカの釣り方だが、まずレンジはボトム付近を丹念に探るのが基本。アクションはできるだけソフトに、2、3回ほどシャクリ、そしてフォールからステイの繰り返し。アタリがなければ大きくシャクってフォール&ステイ。風があり目感度はやや不利な状況だった。

    スタートフィッシングから数分後、常連さんにファーストヒット。アタリはボトムすれすれのレンジ。潮流がありヤリイカの活性も良。大、中、小とサイズにバラつきは見られるもポツポツと上がり始めた。

    そのタイミングでめぐみさんのロッドに違和感が。一投目の出来事に「えっ今のアタリかも、でも波の影響かな」と半信半疑なめぐみさん。フィール中にフワっと小さく食い上げるアタリにすかさずアワセて巻き巻き。上がってくるとイカの魚影がはっきりと分かった。念願のヤリイカか!?

    めぐみさんの一投目。着底後2~3回しゃくってステイ(止め)の瞬間!!

    ヤリイカ?のヒットシーン。鉛スッテ「スキッドスッテ」の赤白に乗ってきた

    「釣れました~!!ヤリイカですよね」とめぐみさん。一投目から? 前回のイカメタル釣行では苦戦を強いられ釣ることのできなかったヤリイカ?? あっさりとリベンジ達成か?

    一投目から釣れるはずはない(ゴメンナサイ)との思いから、めぐみさんをノーマークだった編集者。慌ててビデオを回すが・・・時すでに遅し。一投目から釣果があるってことは、魚影が濃いかも。また会えるねとその場を和ませて引き続き実釣へ。
    ※後日、動画を編集していたところ、ヤリイカと思っていたイカはマルイカ(小型のケンサキイカ)の可能性が高いことが判明・・。ケンサキはヤリイカに似た剣先状のエンペラのイカながら、ヤリイカより脚が長く、ずんぐりとしているのが特徴。日中にもよく釣れ、越喜来湾や仙台湾でもたまにだが釣れることがある。


    日が完全に沈み辺りは真っ暗に。集魚灯も点灯していざ本番モードへ。大・中・小とサイズにバラつきは見られるものの、ポツポツと全体的に釣れていたが、釣れてくるのは潮が流れている時だけ。潮が止まるとピタッとアタリは遠のき我慢の釣りへ

    その後、潮止まりとなり我慢の強いられる展開に。後半戦にプチフィーバータイムが到来するも、めぐみさんに釣れてきたのはスルメイカ。浮きスッテ「ダクダクスッテ」の赤白に乗ってきた。この日は全体に赤系カラーが好調だった。

    全集中「イカの呼吸」。一投目で釣った後が続かない。そんなめぐみさんの穂先にフワっと変化が!!
    上げる途中にもイカのアクションが伝わってくる。間違いない!リールのカウンターが2mのあたりで水面にイカの魚影。取り込んでみるとスルメイカ!!


    潮が効き始め船上は竿曲がりシーンが多くなってきた。釣れるヤリイカも良型揃い
    このチャンスを逃すわけにはいかない。またまた全集中「イカの呼吸」。目感度重視の中、違和感があり即アワセ。今度こそヤリイカか?
    上がってきたのはミニミニなタコだった。と同時に「終了します」のアナウンスが船上に流れた。イカメタル釣行2回目にして、ようやく繊細なアタリが取れるようになったのも束の間、無念の納竿となった。イカした女子を目指して。めぐみさんのイカメタル釣行は来季も続く

    今季は終盤 来春以降に再び挑戦!?

    終了間際にはミニミニタコ。そして終了のアナウンスが無情にも船上に響いた。今釣行もリベンジは果たせず。「イカした女子」をめざすめぐみさんの挑戦は、来夏以降のシーズンに持ち越しとなった。

    越喜来湾のイカ釣りは、6月下旬の夏イカ(ムギイカ)からスタートし低調、復調を繰り返しながら1月まで続く。夏イカ(ムギイカ)は数も安定して釣れることから老若男女問わず人気の釣種。この時期のイカは身も軟らかく食べても美味しい。そしてやる気満々のイカ達なので、アタリが大きく比較的簡単に狙える。ヤリイカが盛期を迎える前の練習にはもってこいのターゲットだ。

    今年もあと4か月ほど待てば三陸のイカ釣りがスタートする。まずはムギイカ、次はスルメイカ、ヤリイカ混じりの束釣りを目標に「イカした女子」を目指すめぐみさんは攻め続ける。

    極寒を忘れるほど熱い夜となったイカメタル釣行。帰港途中に記念撮影。皆さん満面の笑み
    今回お世話になった億幡丸の松川船長。気さくな性格のフレッシュな船長がいろいろとフォローしてくれるので、初心者からファミリー、女性の方も安心して楽しめる。カレイ釣りをはじめ青物、タラ、マスジギング、ヒラメにオキメバル、そしてコウジンメヌケと周年多彩な魚種を釣らせてくれる。現在はタラジギングで好評出船中。3月1日からはマスジギング始動。ご予約受付中です
    探見丸搭載船の億幡丸。スマートフォン専用アプリを使用すると、スマートフォンが探見丸の子機となり魚群探知機として画面に情報が映し出される。
    [関連]Wi-Fi接続したタブレットで快適!「探見丸スマート」活用術
    億幡丸(小石浜漁港)
    ■予約TEL:090-9035-3801

    出船港の小石浜漁港はサンテツ恋し浜駅近く


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    ※モデル実釣/千葉めぐみ(釣りTiki東北イメージキャラクター)
    ※取材協力/ピュア・フィッシング・ジャパン億幡丸

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