釣行記

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1泊2日網地島ロックフィッシュ釣行:1日目
磯ロック&堤防ロックで大型ベッコウゾイ爆釣編!

編集部 2022年6月23日 更新

かつて大型ロックフィッシュの宝庫と言われ、多くの磯ロックマニアを魅了した宮城県の離島・網地島(石巻市)。この地に20年ほど前に通っていたというハンター塩津氏(ピュアフィッシングジャパンフィールドテスター)と小山哲平氏(釣具オヤマ)。さらに今回は宮古の佐々木健太郎氏(ピュアフィッシングジャパンフィールドテスター)、小関祐巨氏を仲間に加えた4人がモンスターベッコウを狙って網地島に1泊2日で釣行!1日目の模様をお届けする。
※2022年5月中旬実釣取材。


[釣りTiki東北公式YouTube]


[ハンター塩津の釣魂チャンネル]

[佐々木健太郎チャンネル]


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釣具オヤマの哲平さんと塩津さんの想い出の地 網地島を再訪

今回の網地島釣行は、岩手県釜石市の釣具オヤマの店主、小山哲平さんが17年ぶりに網地島で磯ロックを堪能したいとの願いを聞きつけ、以前から親交のあるピュア・フィッシング・ジャパンフィールドスタッフの佐々木健太郎さん、釣友の小関祐巨さんが1泊2日の行程で企画したもの。若かりし頃の哲平さんとその当時、いつも同行していたハンター塩津さんにもお声がけして、当日出船港となる鮎川港にてサプライズ登場、そのまま一緒に釣行いただくおまけ付き。

「数十年前、そうですね自分が20代の頃は仙台市で会社員をしていたんですが、その当時から釣り好きであちこち行っていましたね。そこにいつも一緒にいたのが塩津なんです。もうあの当時はお互い若かったから数十キロ歩く磯ロックなんて当たり前。攻めまくっていました。今では考えられませんが」と昔を思い出しほほ笑む哲平さんだった。

哲平さんには十数年前の網地島を懐かしんでもらいながら塩津さん、健太郎さん、小関さんによる1泊2日の離島網地島釣行が開幕した。

島内には、北西部の網地(あじ)地区と、南東部の長渡(ふたわたし)地区の2つの集落がある。初日は宿泊地がある長渡地区を拠点として波裏を探しながらの釣行となった

ホエールタウンおしかの駐車場にて。十数年の釣友、ハンター塩津のサプライズ登場に戸惑う哲平さん

網地島までのアクセスは、離島航路を運航する網地島ライン。網地島ライン第1便で鮎川港より目的地の網地島長渡港へ。新しく快適になった船の中で昔の釣り談議に花を咲かせ懐かしむ場面も
乗船から10数分ほどで目的地の長渡漁港へ。上陸記念にパチリ

今回の釣行は1泊2日の行程。まずは荷物を今晩お世話になる真崎荘に置いて準備に取り掛かる。真崎荘は長渡漁港から徒歩5分以内と好立地。夕食はアワビをはじめ島ならではのクジラ料理の他、ホヤやひじきなど海藻類、季節の魚と海の幸いっぱいでおもてなししてくれる

磯巡りをスタートするも乗れる場所が限られる状況

当日はウネリ、波高、小雨が降るタフなコンディション。入る磯の選定にも時間がかかった。何カ所か足を運んで見極めてからの干潮から最干潮のタイミングで濤波岐埼灯台(ドワメキ崎)周辺の地磯に入る。

例年、この時期は大物から中型に移行するが、今季は親潮系の冷水塊が入って一ヶ月位シーズン進行は遅め。そんな状況で当日は大物が狙えるタイミングだった。


[当日の状況についてハンター談話]

数よりは、大物が単発で釣れるパターン。1匹も釣れないが最後に逆転ホームランが狙えるコンディション。ウネリが思った以上に邪魔になり、仕掛けが絡まる扱いにくい状況での実釣開始となった。

スタートした時間帯はちょうど干潮から潮止まりに差し掛かるタイミング。干潮時に実績のあるポイントをいくつかピックアップし、集落を抜け濤波岐埼灯台途中の地磯に入ることにした。まずは1カ所目の様子を伺うもウネリ、風波があり断念

次のポイントを目指すことに。上からの眺望では釣りが出来そうかも!?ということで釣り場まで降りてみることにしたが、思った以上のタフさにここも断念

最初の釣り場に到着。右側のゴロタ浜には健太郎さん。左側の地磯にハンター塩津、哲平さん、小関さんが入り実釣となった
干潮とウネリ、波はサバサバと決してベストなコンディションではないが、「こういう状況はドンっと大型が釣れることがあるんですよね」「口を使わせやすく数はそれほど釣れなくても、来ればそれなりのサイズが期待できるんですよね。それに今年は冬から早春にしっかり冷水が入ったので海藻の育ちがいい感じです」と塩津さん
塩津さんが今回用意したのは2022年6月発売のZenon BEAST9(ゼノンビースト9)」(アブ・ガルシア)。剛性やキャスト性能などREVOから大幅に進化したアブベイト最高峰。ビースト9はギア比9.5:1のハイスピード仕様で、素早いルアー回収や糸ふけを取って即アワセが可能。パワーハンドルも搭載し、力勝負でもハンドル操作がしやすい。
[関連]ZENONベイトシリーズ2022年6月新発売

佐々木健太郎さんがゴロタ浜でベッコウゾイキャッチ!

地磯にハンター塩津、哲平さん、小関さん。ゴロタ浜に健太郎さんが単独で乗り込んだ。

開始して間もなく41cm、38cmのベッコウを立て続けに健太郎さんがゲット。一方、地磯組の哲平さんが40cm級のアイナメ、ハンター塩津も続いた


[ヒットシーンはYouTube健太郎チャンネルをご覧ください]

厳しい状況の中、50UPの磯ベッコウが登場!

開始から1時間は経過した頃、釣果ゼロで少々焦りが見えた小関さんのロッドが大きくしなる。遠目から見ても大きくしなっているのが分かり大物の予感がプンプン。姿を現したのはモンスター級52cmのベッコウゾイ。一同歓喜する逆転ホームランになった。

遠目に小関さんのロッドが大きくしなっているのが見えた。なかなかのサイズだ。釣り上げた魚は重量感ある52cmのベッコウゾイ。モンスター級降臨!「釣れたポイントに入る前に、塩津さんからデカイの出るなら大岩のエッジの近くだよ。と、助言されました。そのポイントをやってたんですがバイトがなかったので、立ち位置を変えて再度大岩のエッジにワームを通したところ、ドンッときました。手ごたえ十分のビッグさが伝わってきました」と興奮冷めやらぬ様子で話してくれた
ヒットルアーPowerBait MaxScent Kingtail 8inch(キングテール 8インチ)」(バークレイ)
「イール」などの系譜を継ぐ、ベッコウゾイキラーの代表的ワーム。マックスセントの集魚力に絶妙なボリューム感と動きでアピールし、口の大きな大型ベッコウなら余裕でパクリ!
[関連]

2019年初夏の田代島50UPベッコウ

ロッド:アブガルシア「ロックスイーパー80EXH
リール:アブガルシア「ビッグシューターコンパクト
ライン:サンライン「FCロックハンターⅡ20L」
ビッグワンを確実に仕留めるタックルでゲット!
続けて50㎝級のアイナメを連続ヒットさせた絶好釣の小関さん

先程のポイントはその後続かず次なるポイントへ移動し実釣。しかし思った以上にウネリと波が高く早々に断念


[ハンター釣魂チャンネル]

磯から漁港に戻って離島防波堤ロック!

その後、海況が益々悪くなりアタリも遠のいたことから長渡港に移動、夕マヅメのゴールデンタイムに挑むことになった。

「この港は17年前、ランカーサイズのアイナメやソイが結構釣れていたんです。数も釣れましたね。今はどうなんだろう。漁港サイズの姿が見れればラッキーかな」と期待薄の哲平さん。

そんな状況を一変させたのがハンター塩津。カメラが回っていない最悪のタイミングでハンター塩津に渾身のアタリ。抜き上げると堤防MAXサイズ、46cmのBIGなベッコウゾイに周囲も大歓声。まさかこんなサイズが港内で出るなんてと皆さんのモチベーションも一気に上昇し、これを皮切りに真剣モードに突入した。

依然としてウネリ、波の高い海況に、安定した釣りを出来るのは漁港しかないとのことで長渡港へ移動。夕マヅメのベストなタイミングを狙い撃った
手前には海藻、岩がゴツゴツと続きアイナメやソイには格好のポイント
カメラが回っていない最悪のタイミングでハンター塩津さんに渾身のアタリが。抜き上げると堤防MAXサイズ!46cmのBIGなベッコウゾイに周囲も歓喜。まさかこんなサイズが港内で出るなんてと皆さんのモチベーションもアップ。
[ヒットルアー]Gulp!Saltwater PulseCraw 3inch(ガルプ!ソルトウォーター パルスクロー 3インチ)」(バークレイ)
ハンター塩津監修!ガルプフォーミュラの圧倒的集魚力に根魚類が好む甲殻類フォルム。食い渋りや困った時などにとにかく頼りになるヤツ


バークレイ
大定番CGBFO(チャートリュースグリーンブラックフローセントオレンジ)と並ぶ人気カラーがニュークリアチキン


[堤防ロックベッコウ連発シーン]

夕マヅメのチャンスタイムに網地島パワー炸裂!

すると堤防先端にいた健太郎さんが良型のベッコウゾイ1匹、アイナメ1匹、クロソイ1匹の釣果。

健太郎さんが堤防の先端付近を通しているとショートバイト。一回目は乗らず再度通すとガツン。しかしながらすっぽ抜け。3回目はもう食わないだろうと思っていたら食い直しのヒットとなった。ルアーはバークレイ・マックスセント・キングテール8インチ。ゴロタ浜で釣った2本ともにキングテールの釣果。やはりベッコウゾイには効果絶大だ
Berkley Swivel Sinker(バークレイ スイベルシンカー)」(バークレイ)
スイベルアイを採用し、細身ですり抜け性能に優れたロング系シンカー。後方重心のため飛距離が出やすく、フォールスピードも速い。フリーリグや直リグ、キャロなど様々なリグに対応!
「漁港の敷石帯やゴロタ浜のような起伏の細かいポイントは、スリムなスイベルシンカーが根がかりにくく快適に探ることができます」
「さらに、よりルアーのノーシンカー状態(食わせの間)を長く作れるという理由でこのシンカーを使用しています」と次々にヒットさせていた健太郎さん


バークレイ
サイズラインナップも豊富で万能に使える細身ロング形状シンカー

偏光グラスを使うと漁港のゴロタなども見え方が全然異なる。
写真上)裸眼
写真下)偏光グラス使用時
健太郎さんはメガネのおくやまさんで作った偏光グラスを使用。こちらのレンズカラーは「イーズグリーン」。ローライト時用の薄めのカラーながら、写真の通り、かけた時とそうでない時の違いは一目瞭然。メガネハウスおくやまさんでは用途に応じたレンズカラーや、視力が弱い方には度入り偏光の相談も受けてくれる
健太郎さんと同じ、防波堤先端でヒットしたベッコウゾイ。ルアーはパルステール4.2インチでテトラのキワをタイトに攻めての釣果!

哲平さんもコンスタントに良型アイナメ、ベッコウゾイを連発。小関さんもハンター塩津に次ぐ堤防とは思えないBigサイズのベッコウゾイを釣り上げ、17年前の網地島を思い起こさせる好結果となると同時に、改めて網地島のポテンシャルの高さに驚かされた。

この日絶好釣の小関さんにも良型ベッコウゾイがヒット。バークレイ・マックスセント・キングテール8インチが大当たり

良型サイズの合間には、堤防サイズもコンスタントに釣れ続けた
夕マヅメを存分に満喫し網地島釣行初日は終了した

※※さらなるパラダイスっぷりを発揮した2日目はこちら!※※


[健太郎チャンネル]宮城県の離島で自己記録を更新した日【2日目ダイジェスト】

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※取材協力/ピュア・フィッシング・ジャパン

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