釣行記

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ハンター塩津の磯ロック!22-23年秋冬シーズンの網地島アイナメ

編集部 2023年1月10日 更新

東北ロックフィッシュのスポーニングシーズン盛期の2022年12月、ハンター塩津こと塩津紀彦さんが石巻市の網地島に磯ロック釣行。長年、東北磯ロックを開拓してきたハンターの目からみても近年の根魚事情は大きく変化してきているが、独自の理論をもとに厳しい状況の中でも渾身の1匹を引き出すのがハンター流だ。


スポーニング盛期~アフターに入った頃の石巻・網地島へ

ハンターに同行して網地島の磯を取材したのは2022年12月半ばのこと。近年の水温上昇などによりシーズンが遅れ傾向の宮城のロックフィッシュゲームだが、この時はまさにスポーニングシーズン盛期だった。

塩津さんは取材の前日にもプラで網地島を実釣しており、「スポーニングの最中にアイナメが口を使わなくなるタイミングがあって、ちょうどそこに当たっているようです。かろうじて第一陣の産卵を終えたメスが産卵後の回復に入っているようなので、数は少ないとは思いますが、大きい魚を狙って釣っていきたいと思います」

前日は網地島の長渡港に渡ったが、非常に渋かったため、この日は網地港から上陸。網地島は海岸沿いに遊歩道が整備されているため、その歩道を使って港に近い岬の先端部にアクセスした。

牡鹿半島の鮎川港から朝のフェリーで網地島へ。午後の最終便で戻ってくる日帰り釣行
網地港周辺エリアの磯
島内に歩道が残っていて歩きやすいが、崩れかけている所もあるので注意
最初の磯に到着

小さめながらもベッコウゾイの顔をみてヤル気UP

「この時季、ベッコウゾイはあまり口を使わないけど、釣れるとしたら外洋向きの磯ですね」2023年3月発売予定のハイギアリール「レボ5ロケット」のベイトタックルで手前の溝から順に撃っていくと・・小さめながらベッコウゾイがヒット!
「小さくてもベッコウが釣れるとやっぱり嬉しいですね」
前日は昼頃までノーヒットだったそうで、今日はなんだか期待できそう。

「こういう浅場のスリットに入っているのは大きいことが多いんだけど、いないかな~」

「REVO5 ROCKET」(アブ・ガルシア)
2023年3月に発売される第5世代のレボ新製品。この「レボ5ロケット」はギア比10.1:1のロケットハイギアモデルで、1回転112cmの高速巻き上げが特長。35mm径スプールには20Lbライン90m(16Lbなら115m)を巻くことができるので、ハイギアの利点を活かして大型根魚をしっかり獲ることのできるリールに仕上がっている


「レボ5ロケット」を塩津さんが解説

サイズは小さめでも、ベッコウに期待して探った場所で釣れた魚は非常に嬉しい
続いて順調に小アイナメも登場。前日は反応が薄かっただけに「サイズは小さくても釣れるのは好材料」
外向きはアタリがあっても小さいサイズが多めの様だった
続いてワンドの内側を探ってみた

岩礁周りの少し浅くなっているところから出た婚姻色のオスアイナメ
「もしかしたら浅い所がいいのかな?」魚の入っている場所を絞り込んでいく

小さなワンドや大型が入ってきそうなシャローを撃って歩くが、出たのは小中型

前日のプラではゴロタの浜が良かった。今日のテーマはワンドに決定
少し歩いてお隣のワンドへ移動

「そこそこのアイナメなら釣れるパターンが分かりましたよ」

ここまで探ってみて、大体のパターンが読めてきたハンター。岬の先端や外海側を狙うと魚の反応は増えるが、釣れてくるのは小型ばかり。ワンド内のシャローで、藻のあるキワ付近を攻めるとちょっと大きい魚が出るようだった。

このパターンを信じてワンド内をラン&ガンしていくと、産卵後のため魚体は細めだが50cm弱くらいのメスの良型アイナメがヒットしてきた。

移動してきたワンドで
50にはちょっと届かないもののナイスアイナメ!
今度はスピニングタックルでキャッチ
「REVO SP Rocket4000S」(アブ・ガルシア)
「レボ5ロケット」と同時期の2023年3月新発売、ハイギアスピニングリール「レボSPロケット」を使用。ギア比7.6:1、1回転あたり124cmの巻き上げ量。ハイスピードを活かして快適なロックフィッシュゲームが可能



バークレイ
食わせの定番!パルスクロー。渋い時には欠かせません。

1ワンド1フィッシュなパターン

読みが当たって狙いの魚をキャッチした塩津さん。「スポーニングの魚は何匹かまとまっていることが多いので、1匹だけということは無いはずなんですけど・・」

アイナメが釣れた藻場の周辺を探ってみても、どういうわけか1つのワンドで釣れるのは1匹まで。本来ならば連発してもおかしくないのだが、それだけ大きいアイナメの数が少なくなっているということなのかもしれない。

一等地といえるポイントには複数のアイナメが入っていても良さそうなのだが、単発ヒットのみ
ベッコウゾイが着きそうな場所も狙ってみたが、ベッコウは最初の1匹のみ。ベッコウは年明け後が良さそうとのことだった

後半もワンドパターンでシャローを中心に撃っていった

シャローの手前に岩礁が入っているようなポイントでは、ベイトタックルの方が狙いやすい

ベイトとスピニングのレボROCKETを使い分けて磯ロックを攻略

今回はベイトの「レボ5ロケット」とスピニングの「レボSPロケット」、2つの新製品を使い分けて実釣した。

この日はワンド内パターン中心だったので、手前側に岩礁帯が入っていて根ズレの心配がある所などはベイトの「レボ5ロケット」を使用した。逆に前が比較的にオープンで、遠投して広く探りたい時などではスピニングの「レボSPロケット」が実力を発揮する場面。

ロケットギア搭載のハイギアリールについて、塩津さんは「ハイギアリールはキャスト後の糸の弛みを瞬時に巻き取れるので、素早くアワセの体制に移れる利点があります。また、ロックフィッシュゲームではリフト&フォールのフォール中のアタリが多いですが、フォール中の余分なラインを巻き取って確実にフッキングしたり、根にはまりかけた時に瞬時にルアーを跳ね上げて外したい時なども有利。ロックフィッシュゲームにはハイギアリールがとても相性が良く、おすすめできます」

サイズアップはならなかったものの、中型のアイナメを数本追加して終了。途中から小雪が舞い、港に戻る頃には本格的な雨に変わった

今までのスポーニングパターン理論が通用しなくなってきた

ワンド内藻場パターンで最後まで攻めて中型のアイナメを数本追加。それらしい場所では良型ベッコウも探ってみたが、残念ながら大きいベッコウゾイは釣れなかった。それでも今回の網地島の状況からすれば、上々といえる釣果だろう。

塩津さんには以前の連載で「ハンター式磯ロック攻略術」を執筆していただいたが、基本の根魚の動きは変わらないものの、当時からは根魚の数が減ってしまい、磯の自然環境も変わっているため、この理論がそのままでは通用しなくなってきているようだ。

今まで以上に根魚の扱いには気を付けつつ、スポーニングパターンの理論をアップデートし、よりテクニカルな状況対応力が必要になりつつある。

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※取材協力/ピュア・フィッシング・ジャパン

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