釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

女性でもラクラク!仙台湾・大型魚礁沖のカレイ釣り

編集部 2021年2月19日 更新

手軽に数釣りが楽しめて、初心者からベテランさんまで幅広い釣り人に人気の仙台湾・大型魚礁周辺のマガレイ釣り。今シーズンは春からずっと好調をキープ!こちらでは船カレイ入門にも最適なニュータックルを紹介。エサの青イソメが苦手という人も、今ではワームタイプの疑似餌も出ているので、虫に触らなくても安心して釣りを楽しむことができますよ。

第51えびす屋丸で大型魚礁沖へ。途中、ボイルやトリヤマがみられるなど、仙台湾はすっかり夏の雰囲気
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【魚種別攻略】仙台湾カレイ釣りの基本

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イソメ型のガルプ!サンドワームの実力をテスト

仙台湾といえば大型魚礁のマガレイ釣りというほど、全国的にも有名な釣り物。釣り河北イメージキャラクター・千葉めぐみさんとともに、この釣りを広めてきた船宿えびす屋・第51えびす屋丸のカレイ船を取材してきた。

めぐみさんはKHB週末釣り倶楽部のリポーター時代から仙台湾のカレイ釣りに親しみ、周囲のベテランさんをうならせる腕前の持ち主だが、今回のミッションはバークレイのソフトルアー「ガルプ!ソルトウォーター サンドワーム 2インチ」を使用したカレイ釣り。

この「ガルプ!サンドワーム」は一般的なワームの400倍というニオイの拡散力を持つガルプ!シリーズのイソメ・ゴカイ型タイプで、根魚だけでなく、カレイ類にも実績は保証済み。生エサが苦手な女性や子供さんも安心して使える点でも人気の人工餌だが、はたしてどれくらい釣れるのか?

釣り河北イメージキャラクターの千葉めぐみさんが実釣開始
ガルプ!ソルトウォーター サンドワーム 2インチ(バークレイ)」
48本の脚を再現したリアルなイソメシェイプ。あらゆる魚種を魅了するガルプ!の味とニオイに、エサ保ちの良さも仙台湾の数釣りでは威力を発揮する
アオイソメとガルプ!を比較。今回は左からカモ(表裏)、ナチュラル、モーターオイルレッドフレックの3色を使用した
3本バリすべてガルプ!でスタートし、さっそくヒット
本日1枚目!大型魚礁沖のマガレイをGET

カレイ釣り入門にも適!軽くてお買い得な船竿「Kurofune(黒船)」シリーズ

めぐみさんが使用したカレイ竿は、今月7月にアブ・ガルシアから新たに発売される「Kurofune 黒船Karei(カレイ)」。この黒船シリーズはカレイ竿の他に、ライト五目、カワハギ、カットウという船釣りの人気釣種を網羅した新しい船竿。

「黒船カレイ」はとにかく軽い!重みを感じず自然に操作できて、感度も抜群。また、単に細くて軽いだけでなく、ブランクスの粘りもあるので大型やダブル、トリプルがきても余裕でやりとり可能。

また、非常にバランスに優れ、使いやすい仕上がりでありながら、定価で1万円台前半とお得感があるのも大きな魅力。これから船釣り、カレイ釣りを始めたい人にもおすすめだし、20年ものの愛竿を使っているベテランさんにもちょっと触ってもらったところ「この軽さで1万円ちょっとならいいよね」と、納得させる仕上がりだ。

Kurofune 黒船Karei(カレイ)」(アブ・ガルシア)
最新のマイクロガイドシステム(小口径ガイド)を採用し、ガイド重量を軽量化。細身、軽量で感度と操作性のバランスを高めるとともに、ブランクスのトルクも確保した。メーカー希望小売価格で14,000円とリーズナブルなのも嬉しい。9:1(1.6m)と8:2(1.85m)の2種類
「KKRC-160H」9:1調子、1.6mの先調子。コヅキ時は穂先のオレンジ色部分だけが曲がるイメージ。感度重視で、大型魚礁など流し釣りでビシッとアタリを取りたい釣りスタイルに向く

アブガルシア(Abu Garcia) 黒船 カレイ KKRC-160H-カレイ9:1 小突調子. 船竿 釣竿 カレイ

「KKRC-185S」8:2調子、1.85mでこちらも先調子ながら、9:1に比べると先端より胴寄りまで曲がる。自然な曲がりで食わせつつ、カレイの引きもある程度は楽しむスタイルに。外洋の流し釣りの他に三陸など湾内の掛かり釣りもするならこちらの方がおすすめ

アブガルシア(Abu Garcia) 黒船 カレイ KKRC-185S-カレイ8:2 小突調子. 船竿 釣竿 カレイ

ブルーマックス船」(アブ・ガルシア)
ロープロボディでパーミング性に優れた船小物リール。めぐみさんの手にもぴったり収まるサイズ

アブガルシア(Abu Garcia) ベイトリール BLUEMAX船3
アブガルシア(Abu Garcia) ベイトリール REDMAX船3

スーパーファイヤーラインカラード(バークレイ)」0.8号
通常のPEラインのように編み込みが無く、伸びの少ないスーパーファイヤーラインの5色染色バージョン。バーチカルなジギングに最適なモデルで、カレイなどの船釣りでも優れたパフォーマンスを発揮。0.8号の細糸でも安心して使用できる
ガルプ!サンドワームは明るめカラーの「ナチュラル」に連発
エサ付けは通し刺しにしてタラシを短めに切るのがGOOD。ボリュームを増やしたければ、短く切ったものを2本ちょん掛けにしても良い
ガルプ!は人工餌とは思えないほど食い込みもよく、しっかり食いついたカレイが多かった
7、8枚を釣るまでエサ交換全くせず!とにかくエサ保ちがいいので、予備エサとして常備しておくと安心感大
ガルプ!スメルはカナガシラも魅了

渋い時間はイソメと併用。高活性時はガルプ!で手返しUPがおすすめ

「ガルプ!サンドワーム」は通し刺しにして、タラシを短く切ると食い込みがよく、エサ保ちも良かった。ほとんどエサ換えせずに4、5枚は釣ることができるので、大型魚礁のマガレイなど手返し重視の釣りには最高。青イソメと比べればさすがに食いは落ちるが、仙台湾くらいの魚影なら問題ないレベルだった。確実に手返しは向上するので、アオイソメと併用したり、予想以上に爆釣した時の予備エサとして持っておくのがおすすめ(大会では人工餌禁止の場合が多いので注意!)

取材日は前日からカレイの活性が低下し、ちょっと渋い状況。ダブル、トリプルは少なかったが、ポツポツとコンスタントに釣れてきた。めぐみさんも途中まではガルプ!オンリー、中盤以降はイソメと併用して順調に釣果を伸ばしていった。

ガルプ!はカレイ釣りでも有効!おすすめカラーは肌色の「ナチュラル」
真夏のカレイ釣り。暑さ対策グッズを揃え、水分は多めに用意しておくのがおすすめ

仙台湾・大型魚礁沖のマガレイヒット 黒船カレイ(アブ・ガルシア)
ガルプ!でダブル!
宮城ではアカジガレイと呼ばれることも多いマガレイ。以前は小型のカレイというイメージだったが、今は30cm前後の良型が多く、最大で40cm近いサイズも期待できる
アオイソメを掛けた後にガルプ!で留めるのもアリ。イソメのエサ落ちを防ぎ、イソメが無くなってもガルプ!が残ってカレイが釣れる可能性が残る

仙台湾のカレイの好季はまだまだ継続中!!

 
渋めの釣況ながら、それでも十分に満足できる釣れっぷり。35cmオーバーのマガレイも混じった
船中最大は常連の鈴木さんが釣った49cmのイシガレイ

カレイの食いは渋めだったが、それでも竿頭は78枚。めぐみさんもガルプ!や竿を撮影しながら33枚を釣り上げまずまずの釣果。

塩釜沖のマガレイは春からずっと好調のままで、これからもまだまだ釣れ続く見込み。春から初夏に混じるマコガレイやイシガレイは少なくなってきたものの、この日も50cm級のイシガレイが上がるなど引き続き有望。マガレイは25~30cmを中心に、最大で38cm前後がポツポツ出る。

仙台湾のマガレイ釣りはほぼ年中楽しむことができ、釣り方も非常にシンプル。今回使用したロッドのような入門しやすい道具が増え、活きた虫エサが苦手な人にはイソメ型ワームなどの選択肢も増えた。女性アングラーやファミリーでも簡単に楽しめるので、船釣り自体を敬遠していた方、ルアーはするけどエサ釣りはチョットという方もカレイ釣りにチャレンジしてみていただきたい。

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【HOWTO】船酔いを克服する方法

宮城県、仙台湾を代表するターゲットのマガレイ。小気味よいアタリに即アワせて釣るシンプルさが楽しく、釣果も安定しているのが人気の理由だ
めぐみさんは33枚。途中までガルプ!縛りありで取材しながらにしてはまずまずの結果だ
お世話になった伊藤光栄船長(中)と我妻大船長(右)。光栄さんはえびす屋期待の3代目。この日は大さんのサポートを受けながら、ほとんど舵を任されていた
【遊漁船紹介】えびす屋(宮城・塩釜まがき港)
東京など全国の釣り人も多く訪ねて来る、塩釜を代表する船宿。第71、51の大型高速船2隻を含む多数の所属船からなり、大規模な大会・イベントも開催。釣り物は年中楽しめるマガレイのほか、近年はジギング船にもかなり力を入れている。夏場は活きイワシを使ったヒラメ船やサバジギング、サバエサ釣りなども好季
■予約、問い合わせTEL:022-362-2220

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※取材協力/ピュア・フィッシング・ジャパン、船宿えびす屋

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