女性でもラクラク!仙台湾・大型魚礁沖のカレイ釣り
手軽に数釣りが楽しめて、初心者からベテランさんまで幅広い釣り人に人気の仙台湾・大型魚礁周辺のマガレイ釣り。今シーズンは春からずっと好調をキープ!こちらでは船カレイ入門にも最適なニュータックルを紹介。エサの青イソメが苦手という人も、今ではワームタイプの疑似餌も出ているので、虫に触らなくても安心して釣りを楽しむことができますよ。
イソメ型のガルプ!サンドワームの実力をテスト
仙台湾といえば大型魚礁のマガレイ釣りというほど、全国的にも有名な釣り物。釣り河北イメージキャラクター・千葉めぐみさんとともに、この釣りを広めてきた船宿えびす屋・第51えびす屋丸のカレイ船を取材してきた。
めぐみさんはKHB週末釣り倶楽部のリポーター時代から仙台湾のカレイ釣りに親しみ、周囲のベテランさんをうならせる腕前の持ち主だが、今回のミッションはバークレイのソフトルアー「ガルプ!ソルトウォーター サンドワーム 2インチ」を使用したカレイ釣り。
この「ガルプ!サンドワーム」は一般的なワームの400倍というニオイの拡散力を持つガルプ!シリーズのイソメ・ゴカイ型タイプで、根魚だけでなく、カレイ類にも実績は保証済み。生エサが苦手な女性や子供さんも安心して使える点でも人気の人工餌だが、はたしてどれくらい釣れるのか?
48本の脚を再現したリアルなイソメシェイプ。あらゆる魚種を魅了するガルプ!の味とニオイに、エサ保ちの良さも仙台湾の数釣りでは威力を発揮する
カレイ釣り入門にも適!軽くてお買い得な船竿「Kurofune(黒船)」シリーズ
めぐみさんが使用したカレイ竿は、今月7月にアブ・ガルシアから新たに発売される「Kurofune 黒船Karei(カレイ)」。この黒船シリーズはカレイ竿の他に、ライト五目、カワハギ、カットウという船釣りの人気釣種を網羅した新しい船竿。
「黒船カレイ」はとにかく軽い!重みを感じず自然に操作できて、感度も抜群。また、単に細くて軽いだけでなく、ブランクスの粘りもあるので大型やダブル、トリプルがきても余裕でやりとり可能。
また、非常にバランスに優れ、使いやすい仕上がりでありながら、定価で1万円台前半とお得感があるのも大きな魅力。これから船釣り、カレイ釣りを始めたい人にもおすすめだし、20年ものの愛竿を使っているベテランさんにもちょっと触ってもらったところ「この軽さで1万円ちょっとならいいよね」と、納得させる仕上がりだ。
最新のマイクロガイドシステム(小口径ガイド)を採用し、ガイド重量を軽量化。細身、軽量で感度と操作性のバランスを高めるとともに、ブランクスのトルクも確保した。メーカー希望小売価格で14,000円とリーズナブルなのも嬉しい。9:1(1.6m)と8:2(1.85m)の2種類
アブガルシア(Abu Garcia) 黒船 カレイ KKRC-160H-カレイ9:1 小突調子. 船竿 釣竿 カレイ
アブガルシア(Abu Garcia) 黒船 カレイ KKRC-185S-カレイ8:2 小突調子. 船竿 釣竿 カレイ
ロープロボディでパーミング性に優れた船小物リール。めぐみさんの手にもぴったり収まるサイズ
アブガルシア(Abu Garcia) ベイトリール BLUEMAX船3
アブガルシア(Abu Garcia) ベイトリール REDMAX船3
通常のPEラインのように編み込みが無く、伸びの少ないスーパーファイヤーラインの5色染色バージョン。バーチカルなジギングに最適なモデルで、カレイなどの船釣りでも優れたパフォーマンスを発揮。0.8号の細糸でも安心して使用できる
渋い時間はイソメと併用。高活性時はガルプ!で手返しUPがおすすめ
「ガルプ!サンドワーム」は通し刺しにして、タラシを短く切ると食い込みがよく、エサ保ちも良かった。ほとんどエサ換えせずに4、5枚は釣ることができるので、大型魚礁のマガレイなど手返し重視の釣りには最高。青イソメと比べればさすがに食いは落ちるが、仙台湾くらいの魚影なら問題ないレベルだった。確実に手返しは向上するので、アオイソメと併用したり、予想以上に爆釣した時の予備エサとして持っておくのがおすすめ(大会では人工餌禁止の場合が多いので注意!)
取材日は前日からカレイの活性が低下し、ちょっと渋い状況。ダブル、トリプルは少なかったが、ポツポツとコンスタントに釣れてきた。めぐみさんも途中まではガルプ!オンリー、中盤以降はイソメと併用して順調に釣果を伸ばしていった。
仙台湾のカレイの好季はまだまだ継続中!!
カレイの食いは渋めだったが、それでも竿頭は78枚。めぐみさんもガルプ!や竿を撮影しながら33枚を釣り上げまずまずの釣果。
塩釜沖のマガレイは春からずっと好調のままで、これからもまだまだ釣れ続く見込み。春から初夏に混じるマコガレイやイシガレイは少なくなってきたものの、この日も50cm級のイシガレイが上がるなど引き続き有望。マガレイは25~30cmを中心に、最大で38cm前後がポツポツ出る。
仙台湾のマガレイ釣りはほぼ年中楽しむことができ、釣り方も非常にシンプル。今回使用したロッドのような入門しやすい道具が増え、活きた虫エサが苦手な人にはイソメ型ワームなどの選択肢も増えた。女性アングラーやファミリーでも簡単に楽しめるので、船釣り自体を敬遠していた方、ルアーはするけどエサ釣りはチョットという方もカレイ釣りにチャレンジしてみていただきたい。
東京など全国の釣り人も多く訪ねて来る、塩釜を代表する船宿。第71、51の大型高速船2隻を含む多数の所属船からなり、大規模な大会・イベントも開催。釣り物は年中楽しめるマガレイのほか、近年はジギング船にもかなり力を入れている。夏場は活きイワシを使ったヒラメ船やサバジギング、サバエサ釣りなども好季
■予約、問い合わせTEL:022-362-2220
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※取材協力/ピュア・フィッシング・ジャパン、船宿えびす屋