仙台湾の春マコ&マガレイ絶好調!
大型魚礁沖のカレイ船がずっと好調を維持している!伊藤育男さんは自身が開発に携わったがまかつのNEWカレイ竿「天鰈幻」と、こちらも新発売のオリジナル仕掛け「育男の仕掛け」(キャスティング、上州屋各店で4月末発売予定)を持って釣行し、春カレイの釣れっぷりを堪能した。※2014年4月掲載の記事です。
仙台湾でマコガレイが6割以上!しかも良型ばかり!!
釣行日は4月13日。伊藤さんたちは「天鰈幻」のプロトタイプの試釣も行った塩釜港・丸洋丸で出船。この日の釣り場は大型魚礁沖の水深35~40mライン。
「丸洋丸さんが最初に見つけた場所らしいのですが、とにかくマコガレイがよく釣れるポイントで、釣れてくるカレイの6割以上がマコガレイでした。しかもいいサイズばかり。隣で釣っていた方が最大52cm、他の方も50cmを釣り上げましたから」。育男さんは途中で満足して休憩を入れながら釣っていたが、ずっと釣り続けていた隣の方は115枚の束釣りを達成。
「鰈幻」よりさらに感度と操作性を極めた「天鰈幻」
この日、伊藤さんが使用したがまかつのニューロッド「天鰈幻(てんちょうげん)」は、「鰈幻」に続く新モデル。
「鰈幻とは感度性能が完全に違いますね。さらに軽くなって長時間手持ちで釣りやすいのはもちろんなのですが、前アタリから響くように伝わるというんでしょうか、慣れてくるとどのハリにアタったのかも分かるくらい感度がいいです」と、伊藤さん。
「あと、鰈幻の調子はちょっと胴に乗って魚の引きを楽しむような感じだったのですが、天鰈幻はトップトーナメンター向けの超先調子です。それでいて魚が乗れば重みに合わせて曲がる絶妙なブランク設定になっているので、釣っていて気持ちいいと思いますよ」
[コンセプト]
■やわらかく自然であり、釣れる時も釣れない時も両方に強い
■最大限に遊びと抵抗を無くした超高感度
■カレイが最も反応を示すスーパーイエロー(オモリもスーパーイエロー推奨)
[ラインナップ]
■IK01:ノーマル3本バリ(約80cm)
■IK02:ショート2本バリ(50cmほど)
■IK03:両テン仕掛け
■IK04:宙バリ付き
■IK05:ショート3本バリ(約60cm)
釣れる時は当然!釣れない時でも釣れる仕掛け使い
伊藤さんはこの春、天鰈幻の登場と合わせて「育男の仕掛け」をリリースする。この仕掛けは直結式でも天秤式でも無く、独自のしなやかさを生みだしているのが一つの特長。万能性が高く、全5タイプを使い分けることで、魚の活性や釣り場の状況に合わせることができる。あらゆる条件下で釣果をたたき出してきた伊藤さんの実績を詰め込んだ仕掛けだ。
「色々な使い方を試してほしい気持ちから、あえてかかり釣り用、流し釣り用という限定はしませんでした。例えば両テンタイプですが、こだわりがあって幹糸を2本ヨリにしていません。実釣の経験から単糸でも絡まないような糸の種類と太さを選んで、両腕の長さもベストな設定を見付けました。かかり釣りに限らず、水深のある流し釣りのポイントでもナチュラルに誘えるようになっていますよ」
この日の実釣では状況に合わせていくつか仕掛けを使い分けた。最初はオモリの上の先糸に宙バリ(上バリ)が付いたIK04からスタート。「どのハリに食ってくるか様子見もあって宙バリ付きを使いました。そうしたらかなり食いがよくて宙バリにもガンガン食ってきて、さらにマコガレイがかなり多いようだったので、続いて両テンのIK03を試してみました」
「7時半から8時頃まではマコが爆釣でしたね。水深は36~38mほどあったと思いますが、両テン仕掛けでも抵抗や重みは感じずに楽に釣ることができました」
陽が高くなってからも食いはよかったが、朝に比べると釣れる場所、釣れない場所の差が出てきたので、ショート3本バリのIK05にチェンジ。終盤はしっかりアタリを取って、確実に釣果をかせぐ作戦を取った。
連日好釣果が続く仙台湾のカレイ釣り。現在はメロウドを中心に食っていた状況から、ゴカイ類や小エビ類へとベイトが変化してきたようで、釣り上げられた瞬間に甲殻類らしきものを吐き出す魚も多かった。食いのいい状態はこれからも続くはずなので、カレイファンの皆さんには春マコシーズンを満喫していただきたい。
※春の季節はマガレイ船で連日出船。乗り合い予約受付中
[関連]育男の仕掛け関連情報
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10代にしてカレイ釣り大会に優勝した経歴を持つ、東北屈指のカレイ釣り職人。ここ数年は、船釣りをメインに、もっぱら楽しい釣りを追求中。がまかつフィールドテスター、サンラインフィールドテスター
※取材・解説/伊藤育男
※取材協力/がまかつ、丸洋丸
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