サクラマスポイント2018追波川の現状
東北の巨匠こと村岡博之さんが東北のルアーゲームを解説していく連載企画です。
北上川水系サクラマスの本格的なシーズンまであと少し!追波川を熟知する村岡博之さんに今シーズンのポイントの状況を紹介してもらった。※2018年2月掲載
2月に入ってチラホラとサクラマスの釣果が聞こえてきました。昨年はけして良いとは言えなかった北上川水系ですが、今年は最近の大雪でユキシロ(雪代)が多くなりそうな感じです。少しは期待が持てるかもしれませんね?
昨年は工事が多くフィールドが限られた追波川のポイントですが、今年はどんな感じでしょうか?
飯野川橋下付近
昨年はテトラポット製造&乾燥で平日は入ることができませんでしたが、今年に関しては問題ないようです。駐車スペースも十分確保されているようです。
飯野川橋下流(通称 根)
ミノーイングの人気スポットのこのエリアも、今年は全体的に釣りが可能です。土手からのエントリーも道路が確保されています。河川敷の駐車スペースは十分にあります。
飯野川橋最下流カーブ
昨年は水門工事でエントリーが厳しかったエリアですが、今年は工事も完了して、重機の姿もありません。平日でも釣りが可能です。駐車スペースは極端に少ないですが、少し離れたところならまとまって駐車可能です。
新設水門
水門自体の工事は完了している模様。機関場の整備がまだのようで水門としては機能していないが、有望なマンメイドストラクチャーである。激戦区を避けてこのような場所でロッド振ると良い思いをすることも。
ビッグバン裏スロープ
アングラーは少ないが、足場が良いためファミリーアングラーが多いポイント。しかし、今年は工事の為NG
国道側階段
例年通り問題なし。今年も多くのアングラーが良い思いをするでしょう。
国道側最上流
今年になってからの釣果はすべてこのエリア。国道側は駐車スペースが少ないが、アングラーは非常に多いため、邪魔にならないように決められたスペースに駐車していただきたい。
※堰下は禁漁。
国土交通省側最上流
追波川でウェーディングが必要な数少ないエリア。例年だと北上大堰の開閉で釣果が左右されるが、今年はユキシロが多い良そうなので、5年前のような開放しっぱなしだと釣りにはならないかも?
※堰下は禁漁。
国土交通省下
年によって釣果が大きく変わるが、雪シロが出れば期待は大きい。国土交通省側の路上駐車は警察の取り締まりの対象となるので注意していただきたい。
今年の一級ポイントで、工事をしていて釣りの妨げになるようなエリアは見当たらなかった。
山に雪も多く、ユキシロが出たらサクラマスが口を使う率は上がる。例年通りなら3月第2週あたりから「お祭り」が期待できるかも?
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石巻を拠点に活動するベテランルアーマン。自称東北の巨匠。シーバスをメインにサクラマスやロック、フラットなど幅広く嗜む。ハンドメイドルアーファクトリーOrynO(オライノ)代表。ピュア・フィッシング・ジャパン、ジャクソン、エクリプスフィールドテスター、リアスアドバイザー、がまかつ他サポートメーカー多数。
ブログはこちら http://oryno.ni-3.net/
※取材・テキスト/村岡博之