釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!
  • 20-21年大槌沖イカメタル好季継続中!

    編集部 2020年12月25日 更新


    人気沸騰!好調続く岩手三陸の夜イカ釣り。大槌港・美嘉丸のイカメタル船の釣りを御箱崎釣具店の大羽美年さんに解説してもらった。

    夏から好調続く大槌沖の夜イカ船

    2020年シーズン、大槌湾のイカ釣りは8月初旬より本格的にスタートした。美嘉丸(御箱崎釣具店)が初出船したのも、ちょうどその頃の8月10日。釣果はサイズにバラツキは見られたが船中100杯超と走りにしてはマズマズ。中には冬至スルメを思わせるほどの大型も姿を見せ、シーズン中は釣果に比例し老若男女を問わずイカ釣り師達が集結。賑わいを見せた。

    11月に入ると冬至スルメがシーズンイン。日ムラはあるが、数、型ともに安定して釣れ続けた。美嘉丸の最高は11月10日の船中700ハイ超。竿頭は160ハイ。全体的にサイズも良く大爆釣となった。

    直前まで降っていた雨も上がり気分は上々。出船前にタックルの準備

    うっすらと辺りが暗くなり始めた15時。ポイントを目指し大槌港を出船した。片道約20分ほどの航程

    超大型の冬至スルメに期待が高まる

    この日はハイシーズンを迎えている冬至スルメを狙った。出船は15時。今回のポイントとなる大槌湾の90mラインを目指した。

    漁場到着後、アンカーを下ろしスタートフィッシング。最初はボトムまでイカメタルを落としレンジを探った。水深80~90mと比較的深い大槌湾で底を狙う場合、メタルの重さは90~100g。リグはドロッパー&イカメタル仕様。ロッドはイカメタル専用があればベターだが、なければ竿先が柔らかいロッドであれば対応可。

    最近の傾向は「日が沈む前から頻繁なアタリがありラッシュへ突入することが多いですね。時間が経つにつれてポツポツ上がる感じです。前半勝負といったところでしょうか」と2代目の美年船長。しかしながら今日は少し状況が違う様子。アタリが無いまま時間が過ぎる。我慢を強いられての開始となった。

    大槌港の入口に差し掛かるとNHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルの一つと言われている「蓬莱島」が見えてきた。蓬莱島は大槌湾に浮かぶ小さな島で、そこまで防波堤が伸びており拝観(無料)もできる

    漁場到着後、アンカーを下ろす。今回のポイントは大槌湾内の90mライン

    15時半、風なく穏やか。釣り人にとってはベストなコンディションの中、スタートフィッシング。最近のイカ釣りの傾向は、「その日にもよりますが明るいうちからラッシュに突入することが多かったですね。どちらかと言えば前半にハイペースで釣り、後半はポツポツといった感じでしょうか。でも今日はまだアタリがないですね」と2代目船長の美年さん

    風が無く船が立てられない。潮もそれほど効いておらず何回かアンカーを入れ直すことに。開始から1時間ほど経過した頃、ようやく潮も効き始めアタリが出始めた。レンジはボトムから10m上の80~70mライン。イカメタルに軽く触る程度の繊細なアタリでテクニカルな展開になった。

    ポツポツ釣果から1時間が経過したあたりで集魚灯の効果が出始め、釣れるレンジがさらに浮上。その頃になると船上では竿曲がりシーンが多く見受けられるようになった。下がヤリイカ、その上のレンジがスルメイカ。ビール瓶級の冬至スルメもようやく姿を見せてくれて船上は活気に満ちた。

    本日はややスロースタート。イカのタナを探る中、ボトム付近を攻めていた美年さんにヤリイカがヒット

    ヒットゾーンを探ると、フワっとしたアタリがありヒット。今度はヤリイカのダブル

    美年さんはオリジナルのリグ仕様。ドロッパー部分、鉛スッテ部分ともにスナップ付スイベルを使用している。サルカンで糸ヨレを防止し、スナップがついていることでドロッパーやイカメタルを簡単に交換できる。ドロッパー部分は枝スがない(直結)ことで絡み防止やライントラブルを回避しやすい

    あちこちで竿がしなる。今回夫婦で乗船した上野さんにも初ヒット。透き通る魚体のヤリイカをゲット。一方の旦那さんも負けじとヤリイカをヒット

    ヤリイカが連続ヒットしている中、冬至スルメも姿を見せてくれた。当日の釣果はヤリイカ7に対しスルメイカ3の割合だった

    コンスタントに数を伸ばし前半戦を折り返す

    釣って面白く食べて最高のイカ釣りは1月以降も出船期待!

    当日の釣果は、前半苦戦も後半盛り返し1人あたりで30~50ハイ。ヤリイカメインでスルメイカがそこに数ハイ混じる状況。サイズがやや小ぶりではあったものの十分楽しめた。

    スルメイカとヤリイカは釣れるレンジが異なるうえ、スルメイカのファイトあるアタリに対し、ヤリイカは繊細なアタリと大きく異なる。その日のイカの状況を感じ取ってタナを探り、いかにヒットに繋げるかが釣果を左右する鍵となる。釣果に差がつくからこそ熱くなるのだ。

    もちろんイカは食べても美味。新鮮な透き通るイカを刺身にして腑を絡ませて食べたら絶品だ。料理のバリエーションも焼き、煮る、炒める、漬けると万能なことも人気釣種になった要因と言えよう。

    釣りたてのスルメイカを船上で捌いてもらった。透き通った身にプリプリした腑を絡ませて、そして岩手田子地区産の山わさびを乗せて。やんわりした甘みとコリコリ感を味わうことが出来るのは釣り人の特権

    集魚灯効果で時間とともにイカの釣れるレンジも浮上してきた。時合には程遠いものの、全体的に竿曲がりシーンが見受けられた

    ドロッパーにヤリイカがダブルヒット。ボトム付近のレンジでは、依然ヤリイカの魚影が濃い状況だった

    当日の釣果はヤリイカが大半を占めた。「今日はスロースタートでしたね。いつもは開始早々からラッシュとなる傾向が多いんですが。終日ポツポツ釣果で今年一番渋かったかも」と2代目美年船長

    鮮度を保つため、イカを締めたあとは氷が敷き詰められたクーラーに重ならないように並べる。イカを真水や海水に長くつけると身が白くなるばかりか味も落ちるので、氷上にシートを敷き、その上に並べるのがベター

    常連さんはイカ用のアルミトロ箱を使用していた。アルミ製は熱伝導率が抜群で、トロ箱全体をしっかり冷やすことができる。大漁の時にトロ箱を重ねても上下の温度差が出にくい

     

    美嘉丸では例年12月いっぱいで終了予定のイカ釣りも、今季は水温が高く引き続き釣果が期待できることから、状況次第では来年1月も出船を検討している。

    今回お世話になった御箱崎釣具店・美嘉丸の大船長こと大羽道廣さんと2代目船長の美年さん。おおらかな人柄と、きめ細かい対応で地元をはじめ県内外の釣り人にも慕われている名船頭。イカ釣りは状況にもよるが1月いっぱいまで狙う予定(お一人様8,000円)。メガラ船(お一人様7,000円)は好評出船中。年が明けてからはマダラジギング(お一人様8,000円)も出船予定。
    美嘉丸・御箱崎釣具店TEL:0193-42-6212

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    ※取材協力/御箱崎釣具店 美嘉丸

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