釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

岩手釜石沖のイカメタルフィッシング!

編集部 2020年12月4日 更新

岩手三陸沿岸のスルメイカ、ヤリイカが冬の好季。例年であれば年が明けると厳しくなるのだが、今季は調子が良く、もうしばらく楽しめそう。バレーヒルフィールドスタッフの千葉正博さん、東谷輝一さんがフィッシング海王の中村代表とともにイカメタルで楽しんだ時の模様をレポート!

ヤリイカが不調でスルメイカ狙いにチェンジ!

2017年の12月22日(冬至)、岩手県釜石市の尾崎白浜漁港沖でヤリイカ、スルメイカを狙ってきた。今冬は冬至スルメの調子がいまいちで大型の群れが接岸していなかったが、ヤリイカ、スルメイカ混合の釣果に期待して出船した。

釣り方は近年人気のイカメタル。イカメタルリグ用アイテムが発売されているので、市販仕掛けの下にメタルスッテ、枝部分にエギや浮きスッテを装着して落とすだけ。

タックルは専用タックルがあればベターだが、負荷の合ったゲームロッド等でも十分に代用でき、季節限定の楽しみを手軽に堪能できる。

辺りがうっすらと暗くなり始めた16時、スルメイカのタックル準備に取り掛かった
 
今回お世話になった釣り船は、尾崎白浜漁港から出船の「日出丸」さん。釜石港沖合を目指して出船
17時には真っ暗。ポイント到着後、実釣開始
最初に入ったヤリイカポイントは不発。ここ数日は日ムラがあり当たりはずれが大きい状況だったためスルメイカ狙いにスイッチ。するとポイントに入るタイミングも良かったのか開始早々、東谷さんがヒット
 
続けてフィッシング海王の中村代表にもフワッとしたイカの当たり

イカメタルを使用したスルメイカの誘い方!

千葉さんがイカメタルで使用した「レトロマティックイカメタルモデルRMC-66S-Metal」。ティップ側のスレッドに本体色とは異なるスレッドを使用しており、視認性が高く、アタリを判別しやすい。リールシートは、ラバーコーティング仕様でバッチリ手になじむ素材を採用。基本性能が高くコストパフォーマンスも良いので、これから始めたいビギナーさんから上級者まで、幅広い層のアングラーにおすすめできるイカメタルロッド
バレーヒル(ValleyHill) レトロマティック RMC-66S-Metal.
バレーヒル(ValleyHill)
高視認/高感度のカーボンソリッドで繊細な剣先イカのアタリを捉える!
販売価格 ¥18,968
(2018年1月11日時点の価格)

バレーヒルの「イカメタルリグ」を使えば簡単にイカメタルの柄仕掛けが完成!幹糸に「スクイットシンカー・メタリン」、枝に「スクイッドシーカー・ぷにりん」を装着するだけですぐにイカメタルを楽しめる。リグに施されている青色発光ビーズがイカ寄せ効果大
「スクイッドシーカー・メタリン棒(左)」と「スクイッドシーカー・ぷにりん棒(右)」
上)「スクイットシンカー・メタリン」 高比重タングステン合金とヘビーメタルの2種類の素材を使用したコンビネーションメタルスッテ。素材の効果でシルエットが小さく、フォール時は潮流の影響を受けにくく、攻めるタナまで素早く到達する。
下)「スクイッドシーカー・ぷにりん」 使いやすい2.5号サイズの枝用スッテ。イカに違和感なく抱かせるプニプニと弾力のあるプニリンボディを採用
イカメタルリグに装着するとこんな感じ
バレーヒル スクイッドシーカー ぷにりん 2.5号 レッド/ブルーイエローストライプ
バレーヒル
イカメタルの枝スッテに!
販売価格 ¥345
(2018年1月11日時点の価格)
バレーヒル スクイッドシーカー メタリン 20号 レッド/ブラウン
バレーヒル
抵抗の少ない高比重なメタルスッテ
販売価格 ¥2,235
(2018年1月11日時点の価格)
集魚灯に加え、潮流もほどよくマッチし始めスルメイカの活性はピークに。冬至スルメの季節にしては小さめの夏イカサイズが多く、その中にいくらか良型が混じる状況だった
 
コンスタントに上がってくるスルメイカに船上は大盛り上がり
スミシャワーの洗礼を受けイイ男になった東谷さん

ヤリイカポイントの不調は残念だったが、集魚灯を点灯するとスルメイカが寄ってきて、コンスタントにイカが乗って楽しめた。冬至スルメサイズの特大スルメイカはあまり釣れなかったものの、イカはアブレることも多いターゲットだけに、釣れてきただけ感謝!

タイタニュームα シールドグローブ(バレーヒル)」
冬場の釣行には欠かせない、保温性に優れたネオプレングローブ。超極薄チタン合金が強力に寒さをシャットアウト
バレーヒル タイタニュームα シールドグローブ Lサイズ グレー
バレーヒル
 
販売価格 ¥5,050
(2018年1月11日時点の価格)
イカのフワッとした繊細なアタリを次々に合わせ連釣

年が明けて三陸のイカ釣りシーズンもそろそろ終盤だが、1月上旬現在、今のところは各地で順調に釣れ続いている。ここにきて陸っぱりのヤリイカが好調になっているエリアがあったりと、当面は期待できそう。過去には2月頃に大型スルメイカが接岸した年もあるので、今後の釣況に注目したい。

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素手でできるイカの締め方をご紹介!

釣ったイカを美味しく食べるためには、少しでも鮮度を落とさないことが重要。もちろん道具がなく素手でもばっちりイカは締められる。

[道具不要のイカ締め方法]
1:まずは目の間の眉間をつぶして頭側を締める。
2:次に胴体の付け根を切り離し、2回に分けて締めを入れる。
3:締まったかどうかは茶褐色の体色が一気に白くなればOK。変色していなければ、神経を断っていないので再度トライ!

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※取材協力/バレーヒル
※解説/千葉正博、東谷輝一、中村亮義(フィッシング海王)

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