船釣りの釣り座選びの基本
船釣りで乗船する位置のことを「釣り座」といいます。ルアー船などは入れ替わりに先端からキャストしたり、釣り座が流動的なことも多いですが、多くの遊漁船はそれぞれの釣り座を決めて釣りをします。
釣り座の決め方は、予約時先着順、当日乗船順(受け付け順)、予約時抽選、当日くじ引きなど、船により様々。釣り座を選べる場合、どこに座るか?は1日釣りを楽しめるかどうかにも大きく関連してきます。
ミヨシ
舳先、先端、バウ側ともいう。船が前に進んでいるときは最も潮先になり、釣り物によっては圧倒的に好条件になることがある。スペースが広く、オマツリも少ないので、キャスティングをする釣りでは最も自由度が高い。反面、海面から船べりの高さが最も高く、砕け波の影響を受けやすい。揺れが大きいため、船に酔いやすいなどの難点も。
胴の間
船室脇の中間部分。船の中で最も揺れが少なく、初心者は胴の間付近を取るのがベター。船長とコンタクトを取りやすく、ポイントに付ける釣り物では魚探に近くポイントから外れにくいなどの理由で中上級者でも胴の間を好む人は多い。しかし、潮上有利の釣り物では後手になることがある。また、ウネリがある時は波を被ったり、左右で日陰になると冬場は、日陰の時間帯はかなり寒いことがある(逆に夏場、日向側が暑いことも。日焼けを避けたい人も注意!)
トモ
船尾、スターン側のこと。一番後ろは大トモ。ミヨシと同じく広い方向に投げることができ、オマツリが少ない釣り座。船を風に立てて後ろに下がっていく場合は潮先側になり、前から流す場合は潮後になる。大トモは3方向を自由に使えるが、スクリューの影響を受けやすいので注意。また、排気口の配置によっては排気ガスが当たる場合があるので、排気臭で酔いやすい人は避けた方が良い釣り座。