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マダイ(真鯛)とチダイ(血鯛・ハナダイ)の見分け方

2018年12月25日配信 【HOWTO】 【編集部】
 
 

食用魚、釣魚として最もメジャーな魚といえるマダイと近縁種のチダイ。ちょっと慣れないと見分けの難しい、よく似た2種の形態の違いを解説します。

クロダイ、キダイなどとともにタイ科の魚

マダイ、チダイともにクロダイ、キビレ(キチヌ)、キダイ(レンコダイ)などと同じスズキ目タイ科に属する。マダイは90cm以上に成長するのに対し、チダイは大きくても30~40cm程度と小さめだが、30cmくらいまではよく似ていて慣れないと見分けが難しい。

分類のポイントはエラブタと尾びれの色、形状。全体のフォルムも若干異なるが、迷ったらこの2か所をチェックすると間違いなく両種を判別できる。

 
 

マダイの特徴

50cm以上の大型になれば間違いなくマダイだが、チャリコ(小型)などの小型は以下のポイントで見分けられる。

[見分けるポイント]
・エラブタの後ろが赤くない
・尾びれの後縁に黒い縁どり
・尾びれの下の先端が白い
・50cm以上に成長。最大で1mほどに大型化

 
マダイは尾びれの後ろに黒い縁がある
 
鰓蓋の後縁が赤くない
 
尾びれの下半分が白っぽい
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チダイの特徴

チダイ(花鯛)はエラブタの後ろが血がにじんだように赤いのが名前の由来。

[見分けるポイント]
・エラブタの後ろが血がにじんだように赤い
・尾びれ全体が赤く、縁が黒くない
・背びれの棘条の2番目、3番目が長く伸びる
・大型のオスは額がコブのように飛び出している
・最大でも40cm台前半まで

 
チダイは尾鰭の全体が赤い
 
チダイの鰓蓋の後ろは赤くにじんだ色
 
チダイの背鰭は2番目と3番目が長く伸びる
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ちょっとだけ似てるキダイ(レンコダイ)の特徴

マダイ、チダイと同じく赤色をしたタイの仲間。西日本など温かい海に多い種類だが、東北でも普通にみられる。こちらは見た目がちょっと異なるので一目でわかるはず。

[見分けるポイント]
・口吻部や背面、ヒレに黄色みがある。
・成長とともに額が張り出し、体高がある。
・前歯が尖っている。
・最大でも30~40cmと小さめ

 
体が部分的に黄色っぽく、尖った歯が目立つキダイ(マダイ、チダイは門歯状)
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