[連載]仙台湾ルアーフィッシング大攻略(プレミアム版) 第三回 ロックフィッシュを楽しむ際の状況判断
連載:佐藤 尚行さん 仙台湾ルアーフィッシング大攻略
※この記事は2014年6月にプレミアムメルマガで配信したものです。
第三回 ロックフィッシュを楽しむ際の状況判断
今回は過去2回に分けて語ったことを前提に、タックル以外でのシーズナルパターンや現場での状況に合わせた判断を私なりの切り口で書いてみます!パターンや状況判断はアングラー一人一人様々で、バリエーションは無限大にあるとも思いますので参考までに!
まず状況を判断する際に私が重要とする材料があるのでご紹介します。
「水温」は特にシーズン始めの春先や秋口に重要な要素です。春先は「そのエリアが何℃なら、何メートルの水深でどのような個体が釣れるか?」、「この水深で釣れるなら先走りの大型魚はどうなっているか?」など先読みできる材料となります。
例えば先日、メーカーさんからの依頼でハンター塩津氏と動画撮影の依頼があったため、4月の中旬ではまだ早いと思われるシャローで撮影を行いました。とあるエリアの限られたスポット、水深4.5mの所で小型ながらスイミングで反応する魚を発見。とりあえず釣れるシーンを撮影しサイズが出れば撮影完了との指令を受け、ピンスポットから瀬が延びている先の水深2mのシャローを粘り強く撃ち、出た魚はグッドコンディションのアイナメ45UPでした!
このように、特に白身の魚は何かとフィッシングパターンが存在するので楽しいと思っています。ガイドの際にも、お客様とその日のパターンを掴むべく必ず話し合い、この楽しさを共有することによりお互いにレベルアップしているつもりです。釣れるだけの釣りも楽しいですが、釣れない時期や釣れない日こそが深いのかもしれませんね!
次に、水温と関連の深い「水深」です!単純に水温と水深は比例して時期が進みますが、単純な話ではありません。例えば春先のシャローを釣る場合で考えると、広いシャローエリアが良いのか、深いところが凄く近くにあるエリアが良いのか?沖側に面している方が良いか?内側が良いのか?干満によっても異なり、特に春先は干満によって内側か外側かのセレクトが重要になるようです。
春先のシャローの話では、水温が上がりやすいと思われるシャローを探すのがセオリーと考えています。水深ばかり気にしているとなかなか良いパターンには辿り着きません!前にも書いたタックルにバランスがあるように、状況判断やシーズナルパターンなどから釣りを考える場合は、エリアごとのバランスを頭に入れつつ、攻めるべきポイントの水深と水温の関係性を考えてみてはいかがでしょうか!
秋口のパターンについても少し触れておきます。春先は沖目から釣れるので春先はボートロックが有効ですが、秋口は単純に逆になります。エリアによって違いがありますが、ある一定の水温になると急激に激しく釣れ始めるのが秋口のパターンです。
水温が上がり切った真夏は涼しい場所の根の奥の奥で過ごし、夜間に捕食し凌いで生活している大型魚が、適水温になると一気に荒食いを始め、産卵行動に移行していくと考えています。
状況判断やシーズナルパターンなど考える場合には、水温や水深 、干満と色々な材料を総合的に考えてゆくのですが、必要な材料がもう一つあります。「五感」です!
五感の中でも視覚が最も重要な要素となります。海藻の生育状態や根の形状、その場所の雰囲気などなど、視覚はアングラーに大量の情報を与えてくれます。
釣りに行く際にはロッドやリール、ルアーや弁当が必要なように必ず偏光サングラスも使用して下さい!目の保護にも良い事ですし、海面からの情報が倍増します。理想的な高価な偏光サングラスもありますが、基本はレンズが重要なので、安くて良い物が欲しければフレームは何でも良いのでレンズだけはタレックッス社のものをお勧めします!!
タレックスの偏光グラスは釣具屋さんでも購入できますが、お持ちのフレームにレンズ交換やお望みの値段やデザイン カラーなど組合せを考えるならザ・モール仙台長町にある和真メガネ仙台長町店のような本職の方に相談してみて下さい。良い偏光サングラスは必ず皆さんの釣りをレベルアップさせてくれるはずです。偏光グラスもタックルの一つですよ!
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