Hapyson密封パック器で釣果をおいしく保存!熟成魚食べくらべ釣行
ハピソン×津本式シリーズ第3段として「密封パック器」が2021年12月新たに発売される。血抜き処理した魚を脱気保存でき、最近人気の「熟成魚」にも適したアイテム。今回はハピソンガールのみなせちわちゃんが宮城雄勝沖に釣行。アイナメを狙い、数日前釣って寝かせた(熟成させた)アイナメと食べ比べに挑戦しました!
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ハピソン×津本式コラボシリーズ第3弾「密封パック器」が登場
究極の血抜きで知られる津本式とハピソンのコラボシリーズ。魚を締めたり、捌いたり、万能魚ハサミの「計測マルチハサミ」、携帯してどこでも血抜き処理ができる「津本式血抜きポンプ」に続く、第3弾「密封パック器」が発売される。
今度のアイテムは釣った魚を専用のパックに真空状態で密封パックできる商品。釣った魚を新鮮な状態で保存、熟成させたり、液漏れの心配をせずに保存、運搬したりできる。大小の魚の切り身、一尾まるまるどちらにも対応。魚以外にも肉など、保存ペーパー等を使用しながらの熟成にも対応している。
今季はちょっと厳しめの雄勝沖のロックフィッシュ
釣り物はおがP船長のフッシングガイドサービスGroovyでロックフィッシュ(アイナメ)を狙った。例年ならロックフィッシュハイシーズン後半に入る11月末だが、今季は高水温や悪天候続きでなかなか調子が上がらず。
メンバーはハピソンガールのみなせちわちゃんとハピソンプロスタッフのおがP船長に加え、歌津・大隆丸の甥っ子さんのYUUTAくんに助っ人にきてもらった。普段は魚市場に勤めているそうで、食べ比べ企画でのご意見にも期待!
中型サイズはコンスタントに釣れるが大型がなかなか出ず
好調とはいえないちょい渋めな釣況だったが、YUUTAくんは中型アイナメを連発。今回は本命でないベッコウゾイなども釣り上げていった。
中型サイズがポツポツ釣れてくるが、食べ比べ企画のことを考えるとアイナメの45UPが欲しいところ(熟成させている魚はかなり大型のため)。エリアも限られる中、魚が出そうな実績ポイントでは少し粘ってサイズアップを目指した。
終了時間間際におがP船長良型キャッチ!
取材開始時、今日はKY船長にならず操船に専念すると言っていたおがP船長だが、たまらずロッドをもって実釣に参戦。自らの手でミッション達成となる45UPのタイナメを釣り上げた。
マルチハサミと血抜きポンプで完璧に下処理する
帰港後、最後におがPが釣ったアイナメを津本式シリーズで締めて、密封パックに保存するまでを動画で撮影させてもらった。また、5日前に釣ったアイナメを密封パックで熟成したものと、この日のアイナメの食べ比べも実施!
津本式の究極の血抜き術に基づき、活魚で持ち帰った魚を丁寧に処理していく。まずは「計測マルチハサミ」で脳締め。脳締めで魚を暴れさせなくすることで魚のトゲなどで怪我をすることも防げる。
続いて、エラ蓋の間からハサミの細い方の刃を入れて、中骨の下をかき切るようにして血抜き。海水を入れたバケツにつけて血を出す。
血抜きが終わったら、血抜きポンプの準備として尾の付け根のあたりに切れ目を入れる。中骨の上に神経穴、下に動脈が通っているので、中骨までしっかり切るが、尾は完全に切り離さないで残しておいたほうが作業しやすい。
密封パック器で熟成魚をつくる
密封パック器の使い方は、まずは専用ロール袋の端を「シール」し、切り身(今回はアイナメの半身)の大きさに合わせてロール袋をカット。ここに半身を入れ、脱気「弱」モードで真空化し、「シール」で閉じるだけとカンタンだ。「シール」するときに袋が濡れていると上手に圧着できないケースがあるのでそこだけ注意しよう。
密封パック器は魚以外にも肉などいろいろな食材の保存に活用できる。日付や中身をメモできるスペースがあるので、熟成期間をずらすなどしてベストな熟成具合を探ることも可能。今回はそのまま真空パックしたが、熟成させるときは保鮮シートなども活用すると良いだろう。
[関連]釣った魚を冷蔵庫で保存する 保鮮シート&脱水シートの使い分け
キープした魚は津本式シリーズで美味しくいただく
ちわちゃん、YUUTAくんの2人に5日間寝かせたアイナメと締めたてのアイナメの食べ比べをしてもらった。ちわちゃんに味の違いは判るのか?格付けチェック風動画はコチラ↓
結果は、捌き方がちょっと異なったのとアイナメは産卵期で魚の個体差も大きいので、見た目を分からなくした状態ではちょっと分かりにくかったみたい。
熟成させた魚は余計な水分がしっかり抜けて、まったりと食べやすくなっていたようだ。釣った当日の魚も津本式でしっかりと血抜きしたので、アイナメ独特の臭みなどはほとんど無く、活きの良さをしっかり味わうことができた。
ハピソン×津本式シリーズは魚を適切に処理し、美味しく食べるためのアイテムが充実している。熟成魚は非常に奥が深く、魚種や同じ魚種でも季節によって熟成の具合が大きく異なるともいわれている。長期熟成にハマった人も多いので、色々な仕立て方を試してみていただきたい。
なお今回、食べるために持ち帰った以外のアイナメはリリースした。今後も自然と資源のことも考えつつ、命をいただく魚はできる限り丁寧に美味しく食べてあげたいですね。
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