庄内スレイカ攻略![山形アオリイカエギング]
秋アオリがシーズンを迎え、庄内海岸にも多くのエギングファンが訪れている。アングラーの数に比べてイカの数が少ないと言われる今シーズン。スレきったイカをいかに釣るかが、釣果の分かれ目になりそうだ。※2011年9月掲載の記事です。
【関連】魚種別攻略:アオリイカ
庄内磯でハイシーズンのスレイカに挑む。
はじめまして、ラパラジャパンフィールドスタッフの下野と申します。初心者でも釣って楽しめるターゲットを、四季を通じて追い求めていきたいと思います。今回お届けするのは、シーズン真っ只中の庄内アオリイカです。
昨シーズンと比べ、「個体数が少ない」、「サイズが小さい」などと言われている今シーズン。実際のところはどうなんでしょうか。私自身、昨年の状況は分からないので、残念ながら比較のしようがありません。今シーズンのこの状況が普通と思って日々、釣行活動に明け暮れております。
9月下旬現在、胴長13~15cmが平均的なサイズとなっているようです。このくらいのサイズが、釣り遊ぶには最適だと私は思います。比較的簡単に釣れるし、食べ応えもそこそこですし。とは言え、日が経つにつれ、スレイカが増えてくるのも当たり前。今日はイカ刺しだ!と思っている日に限ってノーフィッシュ、なんてことも。
皆さんはどのようにしてスレイカを攻略していますか?
より細いPEラインを使ってみる!
細いラインを使用することで、潮流の影響、風の影響を受けにくくなります。この効果は非常に大きく、エギのフォール姿勢の安定化につながります。しかし、ラインを細くすることによって、視認性の悪化、強度低下といったデメリットも生じてしまいます。これらを補ってくれるのが、細くても強くて見えやすい、最新のPEラインです。
「細くて強い」が特長のエギング用PEライン。ホワイト/オレンジはホワイトベースのラインにオレンジのマーキング、これが視認性の悪化を補ってくれます。Daylightガンガンの日中でも、ラインの微かな動きを察知することが可能です。0.6号/13.9lb、0.8号/17.8lb、1.0号/20.8lbをラインナップ
ヒットしたら、直ぐに引き抜く!
サイトでエギを抱かせた場合、有無をいわせず一気に引き抜く、私はそれを心がけています。墨をしっかり吐かせてから…という方もおりますが、他のアオリイカを更に警戒させてしまうことになりかねません。
水中ではなるべく墨を吐かせない、それもスレイカ攻略の1つだと思います。墨をかけられることを覚悟の上、実践してみてください(笑)。それと、堤防などに吐いてしまった墨は、アングラー自ら洗い流すことも心がけてください。
スレイカ攻略について書いてきましたが、これは一例にすぎません。スレイカを攻略するなら、他の人と同じことをしていては駄目。オリジナルの攻め方を考え、それを実践することが大切です。
庄内アオリイカ、今後一層のサイズアップが見込まれます。スレイカを攻略し、極旨のイカ刺しをご堪能ください。
ロッド:ダイワ(DAIWA)エメラルダス インフィート83MLI
リール:ダイワ(DAIWA)11カルディア2506H(ハイスピードギア)
エギ:ダイワ(DAIWA)エメラルダス ダート 3.0号 各色
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シーバス、ヒラメ、根魚等を狙うルアーアングラー。”お手軽フィッシング”も大好きで、夫婦で釣行することもしばしば。一眼レフ片手にアマチュアカメラマンの一面も。福島県出身だが、福島第1原子力発電所の事故のため、現在は山形県東根市に避難中。ラパラジャパンフィールドスタッフ。
※取材・テキスト/下野 顕