釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

牡鹿半島 田代・網地島周辺のロック、フラット、バチコン3種リレー

編集部 2023年6月21日 更新

ベイトブレス谷野社長らスタッフ陣が牡鹿半島の田代・網地島沖エリアにボート釣行。初夏のハイシーズンを迎えている島周りのフラットフィッシュ、ロックフィッシュにバチコンメバルの3釣種をリレーで楽しみました!
※2023年6月掲載。


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バチコンメバルで新型ワーム「ラギー」大活躍

初夏のロックフィッシュバトル雄勝波板開催前日の2023年6月10日、中村勝さんの操船で牡鹿半島から出船し、田代島・網地島エリアへ釣行した。今回のメンバーはベイトブレス谷野社長、谷野雅人さんに同フィールドスタッフの橋本久弥さん、尾形慶紀さん(Groovy)とキャプテン中村さん。梅雨入り直前の穏やかな1日、最初に向かったのは網地島沖の水深50m前後のポイント。

まずはメバル狙いのバチコンゲームからスタート。スタートがちょうど潮止まりの時間帯なので、ここでメバルを釣りながら潮が動きだすのを待ち、時合いとともに他のターゲットを狙う作戦だ。

島からちょっと離れた深場のポイントでメバル狙い
潮止まりの時間帯のため食いがかなり渋く、アタリにアワせてもバレてしまうこと数回、ファーストキャッチは尾形慶紀さん
ベイトブレス「ラギー」グリパンシードカラー
最終テストを終えたばかりの新型ワーム。メバリング、アジングに最適な小型ワームで、「このグリパンはメバリングなどではあまり一般的でないカラーですが、仙台湾周辺の船メバルでは黒、白、カブラグリーンや茶染めのバケが使われることからも実績あるカラーです。特にチャート系など派手目な色で反応が渋い時などにオススメです」(尾形さん)
「ラギー」の特長は絶妙な微波動を生むテールと、細かい毛足。真ん中にクビレのあるボディ長も絶妙で、前半部にフックを装着し、後半部が自由にアクションするようになっている
橋本久弥さんは「デルタA-L(ロング)」でガシラ(カサゴ)。さらにこのあともう1尾追加。宮城沿岸でもカサゴが普通に釣れるようになっている
網地島、金華山を望む
「あれ、俺と同じ色(赤)ばっかり釣れてない?」。カサゴに続いたのはカナガシラ

潮止まりのスタートということで魚の反応が渋い。アタリがあったとしてもかなり小さく、アワせてもすぐにバレてしまう状況。

そんな中、底から数メートルほど浮かせた状態で漂わせ、チョンチョンと誘うと「ラギー」の微波動に誘われて食ってくるとうパターンを確立。徐々に潮も効き始めたのか、メバルの反応が上向いてきた。

「これがアベレージサイズだよ」と中村勝さんに尺近い良型メバル。「ラギー」チャートの点発光カラーでチョンチョンと誘って食わせた
尾形さんも「ラギー」チャートの点発光でキャッチ
ベイトブレスの谷野社長も続いた
「ラギー」の前半部までフックを通し、ボディの後半部が自由な状態になっているのが分かるはず。ここの動きで喰いの渋いメバルを誘うことができるのだ
中村さんが「ここのアベレージサイズ」と言っている良型メバルを連発。潮が良くなってきたようだ
メバルはこれくらいで十分ということで、潮の動き始めたタイミングに合わせ、網地島周りのロックフィッシュゲームを楽しむことにした

網地島の磯周りで盛期のロックフィッシュ

バチコンのポイントからそのまま岸に寄るような恰好で網地島の磯周りへ、まさに初夏の盛期を迎えていロックフィッシュ狙い。ハイシーズンとあって磯ロックのアングラーもみられた。

さっそく橋本久弥さんマズマズのアイナメを釣り上げた

久弥さんが好きなカラーだという、「ベタンコスリムカーリー2.5”」アルビノゴビー。ベイトフィッシュパターン時のイワシ系カラーとしても使用できる
ベタンコスリムカーリー3インチ」の新色キャリコカラー・アフタースポーンで
尾形さん「ベタンコスリムカーリー2.5インチ」マハゼカラー


ベイトブレス
S474アルビノゴビー 橋本さん使用


ベイトブレス
S483マハゼ 尾形さん使用

「ベタンコスリムカーリー3インチ」キャリコカラーが絶好調!

この日は「ベタンコスリムカーリー3”」に新たに追加されたキャリコカラー4色が大活躍。キャリコというのは1つ1つが異なる不規則なまだら模様で、ベースカラーとシードの他に球状の部分がランダムに配置されているカラー。

ラインナップはアイナメのスポーニングシーズンをイメージした「スポーンチャート」、「アフタースポーン」、「スポーニングアイナメ」、「ギンポ」の4色。これから秋冬のロックフィッシュシーズンにかけてよく釣れるカラーになりそうだ。

中村勝さんの釣ったベッコウゾイはキャリコカラー丸飲み


ベイトブレス
S365アフタースポーン 根魚の反応多数でした!

キャリコカラーでベッコウとアイナメ連続キャッチ!

「スポーンチャート」、「アフタースポーン」、「スポーニングアイナメ」、「ギンポ」4色

丸い円状の部分の配置が1個ずつ異なっている
黒っぽく見える根の周り、根のスリットなどを探ると元気な根魚が飛び出してきた

フラットフィッシュも絶好調!60UPマゴチ多数

ロックフィッシュと近いエリアで今度はヒラメの実績のあるポイント。釣り始めてしばらくすると、橋本さんちょっと小さめながらヒラメをキャッチ!続いて尾形さんに60UPのマゴチがきて、そこから良型のマゴチが連発した。

久弥さん狙い通りのヒラメ

ワームは「ベタンコスリムカーリーテール2.5”」アナハゼチャート。ヒラメ、マゴチどちらにも実績が高く、根魚も良く釣れる万能カラーだ


ベイトブレス
S484アナハゼチャート こちらも実績豊富
さらに移動しつつマゴチを探した
ここで尾形さんに大型のマゴチ!
ワームは「E.T.SHAD(エッグテールシャッド)」4.3インチ。開発中のパインヘッド15gを使ったジグヘッドリグのフォールでドン!
メジャーを当てると約61cmありました


Bait Breath(ベイトブレス)
着底時の姿勢、パタンと折れるテール部分が絶妙な実釣力を発揮する。
コチが集まっているポイントを見つけてここから連発モード
中村さんは3連続ヒットの3本目がマズマズの良型
吐き出したベイト。消化されて魚種までは分からなかったが、少し体高のある魚のようだった
ベイトブレス「パインヘッド」に新型が登場する。10gと14gのショートタイプ(写真上)と15gのロングタイプ(写真中)とがあり、ロングの方はフックサイズが大きく4インチシャッドに丁度良いサイズ(写真下)
久弥さんも良型マゴチ。60cm前後のサイズが多数揃い絶好調

谷野社長は「T.T.SHAD(TTシャッド)」で。このパンプキンシードは牡鹿周辺で実績高く、ご当地カラーとも言えるほどの色

中村さん60UPにサイズアップ!

「ちょっとサイズが小さくなっちゃったけど」と谷野社長。このコチも50cm超の十分良型なのだが、ここだと小さく見えてくる錯覚

田代島の田代食堂で小休憩

猫の島としても有名な田代島に上陸、漁港の田代食堂で休憩を取った。フェリーで観光に訪れた人たちでほぼ満席状態!名物のツブ焼きをいただいた。

名物のツブ貝はガーリックバター風味でいただいた
島コーラはかき氷仕様で夏場最高

「田代食堂」は島ネコブームもあり日帰りの観光客で賑わいを見せていた。焼きツブのほか、焼きそばなども人気(フェリー運航日の土日は大体営業)

石巻、鮎川と島を結ぶフェリーも多くの乗客を集めていた
休憩後の田代島エリアで、中村さんに70UPを思わせる化け物マゴチ
田代島でめちゃくちゃ釣れることから「田代オレンジ」の異名を持つ、オレンジゴールドカラーの「ETシャッド」

頭が大きく太いので重さはかなりのものだったが、長さは63cmくらいだった


Bait Breath(ベイトブレス)
以前にも田代島エリアで爆釣した田代オレンジ(オレンジゴールド)

バチコンアジングもそろそろ期待できる頃

次のフラットポイントへ移動する前に、過去にアジングの実績のあるポイントで再度バチコンを楽しむことに。仙台湾周辺はアジビシ釣りも始まっているし、そろそろ良型アジを狙える頃のハズ。

尾形さん「ラギー」チャート点発光でメバル
谷野社長が「ラギー」グリパンでクロソイを上げた直後、再び尾形さんがメバルを釣り連続ヒット

谷野社長がバチコンで使用したジグヘッドは新サイズの「パインヘッド0.5g、#4」
谷野社長はこのリグでクロソイを2尾キャッチ!この日はアジは出なかったが、そろそろ釣れ出すはずだ

ラストは60cm級マゴチで締め

終了の時間が近付き、最後のフラットフィッシュのエリアへ。ここまでコチ、ヒラメを釣っていない雅人さんは何とか最後に仕留めたいところ。

暑い夏は冷たい麺類!みんなが麺をすする中、一人もくもくと釣り続ける雅人さんだったが

食べ終えた直後の久弥さんチャートカラーでキャッチ!
谷野社長使用カラーのスポーンシャッドは産卵期のオスのアイナメの婚姻色をイメージした実績カラー

そしてラスト、雅人さん60UPをキャリコカラーで釣り上げて無事釣行終了

ロックフィッシュ、フラットフィッシュにバチコンメバルといずれもコンディションの良い魚を釣り上げ、好季の田代島・網地島の海を満喫することが出来た。ニューカラー、ニューアイテムのテスト結果も良好。これから盛期の釣りに活用していただきたい。

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※取材協力/ベイトブレス


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