釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

ジギング&ワームテンヤの太刀魚五目!サワラ、マアジ、ワラサなど期待

編集部 2021年9月8日 更新

現在、タチウオで大盛況の追波湾はサワラやイナワラ、サバ、ヒラメ、アジなど色々な魚種を狙うことができる。オーシャンルーラーフィールドスタッフの鈴木貴博さん、フィッシングガイドGroovy尾形慶紀さんの釣行を取材した(2021年8月実釣)



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朝のタチウオラッシュが短い 最近の追波湾海域

今季も初夏から好調が続いている宮城県追波湾周辺のタチウオ。安定して釣れてはいるのだが、今シーズンは朝のラッシュになることが少なく、ベイトを探しながら時合いを狙って拾い釣るような展開が多くなっている。

とはいえ、タチウオフィーバー中の人気スポットとあって、前日の日曜は60艘ほどの船団が集まり大盛況だった。ただ、船は多くてもタチウオの活性は低く、取材日も前日からの渋い状況が続いていた。

この日は先に釣り場に到着していた大隆丸の牧野船長が「こんなに(ベイトの)反応が無いのは経験が無い」と言うほど厳しい状況からのスタートとなった。

おなじみ追波湾海域。今年一番というほど魚探反応が悪く、各釣り船もまとまらずに湾内を探し回っているような状況

本命タチウオの前にジギングでマアジ、サワラがヒット!

今回の実釣は、船長尾形さん、鈴木タカさんのオーシャンルーラーフィールドスタッフ2人に、鈴木さんのTEAM釣無魚から”ゆうぎず”さんが休みを取って助っ人参加してくれた。序盤はそのゆうぎずさんがジギングで連発!「ガンガンジグSL」(オーシャンルーラー)のタチウオカラーで良型のマアジ、サワラを連続キャッチ。


タチウオ狙いのガンガンジグSLタチウオカラーに最初に釣れてきたのは良型のマアジ

釣無魚のゆうぎずさん連続ヒット!これはアオモノだった
ゆうぎずさんに先を越された釣無魚代表の鈴木さんだったが
船中1本目の本命タチウオキャッチ(ガンガンジグSL使用)
ガンガンジグSLでサワラGET。みんな釣りたい裏本命
ガンガンジグSL」(オーシャンルーラー)
80g、100g、120g、150gをラインナップするガンガンジグのオフショアバージョン。潮切れのよい形状で扱いやすく、様々なアクションに対応しやすいセンターバランス設計の汎用メタルジグ。タチウオカラーもラインナップし、色々なターゲットにおすすめだ


オーシャンルーラー
ローライト時、晴天時問わず安定のゼブラグロー100g
販売価格:880円
(2021年9月時点の価格です)

ベイト反応を求めて追波湾内を探索

タチウオポツポツに、イナワラやサバを挟みながら拾い釣るが、ベイトの反応があまり良くなく、周りの船もほとんどが湾内をぐるぐる回り続けていた。

釣り始めの時間がちょうど潮止まりの時間にも重なっていたので、潮が動き始めれば釣れ出すはずと期待して、反応を探しながら時合い待ち。

鈴木さんの竿を曲げたのは、これもアオモノ
太刀魚テンヤ船HG」(釣研)と「TTシャッドタチウオカラー」(ベイトブレス)のワームテンヤを使っていた尾形さんにタチウオ。朝方はブレードチューンでアピール度をアップ
尾形さんのアナウンスする魚探反応に合わせて探るが、ベイトの反応自体が少ない

ワームテンヤ釣法のセッティング方法

タチウオの食いが渋くテンヤの方が有利と判断し、全員、尾形さんと同じワームテンヤで狙うことに。ゆうぎずさんはテンヤ×ワーム釣法初挑戦!ということで、「太刀魚テンヤ船HG」へのワームのセッティング方法を尾形さんから教わってからスタート。

タチウオテンヤのセッティング方法を尾形さんが解説
太刀魚テンヤ船/太刀魚テンヤ船HG」(釣研)
鉛カラーのSTとグローカラーのHGがあるが、今回はHGの方を使用。本来は冷凍イワシのエサ釣り用だが、もちろんワームテンヤにも使用可能。HGはグロー色のヘッドにエサ乗せ台もグロー、ケミホタル25用のアタッチメントも装備し、夜間やローライト時にアピール大。さらに、太刀魚テンヤ船リーダーと太刀魚テンヤエサ巻ステンも付属し、ステンレス線はカットしてワームにも使用できる


TSURIKEN
グローカラーで曇天、マヅメ時にも効果的な太刀魚テンヤ船HG
販売価格:748円
(2021年9月時点の価格です)
パッケージに付属している「太刀魚テンヤ船リーダー」、「太刀魚テンヤ エサ巻ステン」もそれぞれ購入できる

深場のポイントで太刀魚プチラッシュに突入!

湾内をぐるぐる探索していると、歌津・大隆丸の牧野船長から尾形さんに「見つけた!」のメッセージ。すぐに船を移動すると、大隆丸サイドではプチ爆釣状態でタチウオが釣れていた。水深60m以深の深場のポイントで、底ベタの反応に合わせタチウオを狙った。

テンヤにチェンジした鈴木さん、アシストフックの方にしっかりフッキング

ゆうぎずさんも初テンヤタチウオ
「アタリがはっきりわかるし、バレにくくていいですね」
ゆうぎずさんはテンヤで連続キャッチ!エサが無くならないので手返しも抜群。「これは太刀魚テンヤ用のタックル揃えないとな」
好物のサバに喜ぶ鈴木さん。サバも良型が多く、すでに脂もかなり乗ってきている
活性が高くなってきたらブレードチューンは外してもOK
タチウオ定番のパープルカラーはさすがの安定感

尾形さんとゆうぎすさんダブルキャッチ!鈴木さんにもヒットしたがバラしてトリプルとはならず

後半は好調にタチウオを釣って寄り道しながら帰港

10~11時からは潮の動き始める時間にも重なり、ようやくタチウオの数が釣れ始めた。周りの船もパタパタと数を伸ばしているようだった。

ワームテンヤは保ちがよく、ライン切れでロストしなければ1本でほとんど1日釣りをできる
尾形さんはオレンジにカラーチェンジ

追波湾から雄勝湾への帰りは、途中の深場の根周りで青物や根魚を少し狙ってみることに。ちょっと前にブリ級が上がったり、サワラが跳ねるシーンもあったそうだが、この日は鳥も静かなままだった。根周りのボトム付近でアイナメをキャッチしたあたりで風が強くなり、湾内へ移動。

雄勝沖、水深100mほどの根周りのポイント
「ガンガンジグSL」に釣れてきたアイナメ
風が強くなってきたので雄勝湾内に逃げ込んでSLJに移行したが、こちらも徐々に風が強まってきたので短時間で終了した
ガンガンジグバレット」(オーシャンルーラー)
リア側にブレードが付き、キラキラアシスト標準装備でアピール度の高いガンガンジグシリーズ新製品。30g、40g、60gをラインナップし、ロックやフラットなどショアゲームや船のSLJなど様々なターゲットに有効


オーシャンルーラー
堤防やサーフなどでも使いやすい30g、40gをラインナップ
販売価格:748円
(2021年9月時点の価格です)

ジギングとワームテンヤで色々な魚種を釣って夏~秋の釣りを楽しむことができた。これからはサバやワラサもさらに肥えて、良型のマアジもよく釣れるようになり、ターゲットがさらに充実してくる。タチウオもまだまだ狙えるので、秋本番の釣行を企画してみていただきたい。

今秋発売予定の「ガンガンサーフ ヒラペン」。飛距離抜群のペンシル系ルアーで、実釣テストではサーフのヒラメ、マゴチで高実績

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※取材協力/オーシャンルーラー、Groovy
※解説/尾形慶紀、鈴木貴博


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