今後はパラソルヤリイカも期待!釜石・唐丹湾のイカメタル
冬のヤリイカシーズンも後半戦。バレーヒルのイカ担当スタッフ大西正人さんが唐丹湾花露辺漁港の新船・荒神丸でイカメタルを楽しんだ。これから終盤戦はパラソル級の大型ヤリイカにも期待できるシーズン(2024年12月取材、2025年1月掲載)
2024年11月1日から本格始動!岩手県唐丹湾の遊漁船 荒神丸
岩手県三陸のヤリイカが盛期。もちろん日によって釣果にムラはあるものの、好調をキープしている。そんな朗報を聞きつけた12月中旬、上向き傾向にあるヤリイカを求め唐丹湾花露辺漁港の荒神丸に伺った。その時の模様をお届けします。
実釣当日、同乗いただいたのは釣り具メーカー「Valleyhill/バレーヒル」で主にティップランエギング、イカメタル、オモリグ開発業務に従事しているバレーヒルプロスタッフの大西正人さん。ちなみに大西さんは、ティップランエギングの名付け親でもあるイカのスペシャリスト。地元西日本はもちろん、全国各地の様々なイカ釣りを熟知している大西さんが、シーズンを迎えたヤリイカ釣行を楽しんだ。
今回お世話になった釣り船は唐丹湾、花露辺港の荒神丸。荒神丸は昨年11月より本格的に釣り船として営業を開始した新船だ。船長は気さくで物腰が柔らかく、親切丁寧に対応してくれるフレッシュな佐々木船長。
新船は全長、全幅ともにワイドで前方、後方、サイドデッキともに快適広々。デッキ全体には板が敷き詰められていることから凹凸が無くフラットで躓く心配もない。また足場も濡れにくい構造なので滑る事も無く存分に釣りを楽しむ事が出来る、まさに快適船。そんな荒神丸さんに乗り込み16時に出船、漁場を目指した。航程20分程でポイント到着。アンカー投下後の16時30分にはスタートフィッシングとなった。
この日の海況は比較的安定しており波、風、潮も穏やか。潮流が緩かった事もあり15号のメタルで開始となった。
12月中旬頃はまだ水温が高め 繊細なヤリイカのアタリを攻略!
12月に入ってからの岩手県のイカの状況は、日ムラが目立ち上向いたり下向いたり。前日には良かった釣果も、翌日には撃沈なんて事も多々。取材時(12月中旬)は水温が15~16℃台と高いのもヤリイカのコンディションをバラつかせる一因のようだ。
暗くなりはじめた16時半に集魚灯が灯され、皆さん集中モードへ突入。序盤はボトムを中心にポツポツ、中盤はボトムから5mまでを攻めポツポツ、終盤も同じレンジでポツポツと11月中旬から下旬にかけて好調だった状況が一変し終始我慢の釣りが展開された。
この日のイカは小型が主。掌に隠れるサイズもいる中に良型が数杯混じる状況だった。アタリはサイズが小さいだけに、とにかく繊細。ヤリイカのコンディションも警戒感が伺え、マイクロタッチをなかなか乗せられず苦戦を強いられた。
毎回違う状況で、その日のイカのコンディションを察し、イカを乗せるパターンを見い出す答え合わせが面白いのがイカメタル釣法。水温がもう少し下がればヤリイカの釣果も上向くはず。
これから2月上旬にかけてパラソル級にも期待大!
年が明け1月中旬。水温も安定しヤリイカの釣果が上向いている。直近の荒神丸の釣果は1月12日が多い人で102杯、1月14日は多い人で107杯と束釣りが続き絶好釣。サイズも良型揃いでパラソル級も混じる。
気になる出船状況を船長に伺ったところ2月上旬まではヤリイカの予約が入っており、その後は釣況を見ながら対応するとの事。パラソル級が多数混じり数、型ともに狙える好機。イカメタルファンはラストスパートにかける。
[遊漁船紹介]荒神丸(釜石市・花露辺漁港)
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