北上川水系デイシーバスポイント6選。
こちらの連載では東北の巨匠こと村岡博之さんが月1回のペースで東北、石巻周辺のルアーフィッシングを中心にいろいろな話題を取り上げていきます。
今回は「2016釣り河北カップ リバーシーバスin石巻」(6月26日開催)を前に、北上川水系のメジャーシーバスポイントを6か所ほどピックアップしてご案内いたしましょう。※2016年6月掲載の記事です。
追波川(北上川)のポイント
大会本部ビッグバンより少し上流の北上大堰下から河口までが主なエリア。水門周りを中心にメジャーポイントが点在する。
1)国道側堰下
サクラマスでもメジャーな堰下は渇水時でも魚道からの放流があるためシーバスがストックされやすい。デイゲームで狙う場合、バイブレーションが基本だが、早朝時はシンペンにも表層でアタックしてくる。
ボトム付近はストラクチャーが多くルアーのロストが懸念されるものの、大型が期待できるポイントだ。
2)福地閘門
古くからデイゲームの1級ポイントとして知られる福地閘門は、メジャーポイントらしくアングラーが絶えない。しかし、好ポイントだけあって時合いさえ間違えなければキャッチ率は高い。バイブレーションやテールスピン、ソフトルアー&ジグヘッドなども面白い。縦のレンジを探り、いち早くシーバスのレンジを見つけることが肝要だ。
3)皿貝川水門
追波川最大の水門。デイゲームでも中型が連発するポイント。シンキングミノーやバイブレーションがおすすめ。シーバスの回遊があれば入れ食いも可能だ。エサ釣り師も多いのでトラブルのないように。
旧北上川のポイント
石巻港に流れ込む旧北上川は石ノ森萬画館のある中瀬周辺エリアを始め、市街地近くの護岸エリアにメジャーポイントといえる場所が存在する。
4)開北橋
日中でもランカークラスが期待できるポイント。水深があるのでバイブレーション等でタテのレンジを探りたい。また橋脚にタイトについている場合もあり、その前後を狙うのが良い。流れが強く出たらチャンスだ。
5)真野川水門
限りなくメーターに近いポイント。近年ではメタルバイブのリフト&フォールでのメソッドが確立され、そのメソットオンリーで通すアングラーも少なくない。それだけでも十分な釣果が得られる。複雑なボトムゆえルアーのロストも多くなるが、それに比例してシーバスのヒット率も高い!
※水門側に駐車スペースが無いため、対岸側に駐車して歩く必要あり。
6)中瀬
シーズンともなると昼夜問わずアングラーで賑わう。デイゲームなら左岸側がねらい目。シンキングミノーやバイブレーション、メタルジグのボトムバンプも有効だ。ここは潮の干満が効いている時がチャンス!
比較的十分な駐車スペースがあり実績も安定したメジャーな釣り場をご紹介した。北上川水系にはこの他にも大小のポイントが多数存在するが、釣り場でのトラブルも多くなっている。危険個所や立ち入り禁止箇所に近付かないのはもちろんのこと、周りに迷惑になるような場所に駐車しない、ゴミを持ち帰るなど、マナーを守って釣りを楽しんでいただきたい。
すでにシーバスはシーズンに入っており、旧北上川の真野水門などで順調に釣果も上がっている。6月6日現在、全体に渇水状態だが、これから梅雨入りして水量が増えればいい状態になる見込み。大会を開催する6月26日頃は、よほどの濁りが出るなどのことがなければシーズン的にはかなり期待できそうだ。
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石巻を拠点に活動するベテランルアーマン。自称東北の巨匠。シーバスをメインにサクラマスやロック、フラットなど幅広く嗜む。ハンドメイドルアーファクトリーOrynO(オライノ)代表。ピュア・フィッシング・ジャパン、ジャクソン、エクリプスフィールドテスター、リアスアドバイザー、がまかつ他サポートメーカー多数。
ブログはこちら http://oryno.ni-3.net/
※取材・テキスト/村岡博之