越喜来湾マダイ試釣!根魚&カレイ絶好調!!
岩手南部のマダイ場を発掘したい!
梅雨前の爽やかな時季。ターゲットが増えてきて、釣り人のテンションも上がってきます。 そんなところへ、上州屋盛岡店スタッフの富澤さんから、「今年も越喜来湾の定置網でマダイが水揚げされてきましたよ。荒神丸でカレイを釣っているときにも、マダイでは?という反応が次々と出てくるそうです。ためしに狙ってみませんか?」との誘い。
コレを待っていましたとばかりに、私も誘いに反応。釣友のマダイ名手の庄子くん、昨年に津軽竜飛でマダイを連釣した亘理荒浜港・拓洋丸の箕笹船長と釣りえさマリンの丹野社長と共に、5月25日、越喜来湾崎浜港・荒神丸の午後船に乗り込みました。
荒神丸は「シマノ探見丸」の魚体長表示、アキュフィッシュ機構の親機搭載船。「探見丸の子機を持ってくるお客さんは、何cmの魚が何十mに出てきたとか見て興奮しているな(笑)。これは中層の魚やマダラ、メガラ(オキメバル)、険しい岩場を狙うときのヒラメ釣りにも有利になるね」と江刺船長。搭載を考えている箕笹船長も興味津々です。
テンヤ、ジギングでアイナメ50UP連発!
午後1時半に岸払い。まずは南沖の定置網周辺に向かいました。探見丸の画面を見ていると、中層に次々と反応が表れて、中には☆マーク(メーター超えは☆マークが表示されます)の191cmという大型魚も!これはどんな魚だろうか?
スローダウンして投入の合図。私はマダイラバージグ。庄子くんと富澤さんはメタルジグ。箕笹船長と丹野社長は、ひとつテンヤにエビエサと、様々なリグを選んで投入します。
水深は90mほどありますが、潮の流れは緩いので、ジグ、タイラバは60g、テンヤは10号程度で充分に底ダチが取れます。一投目はノーバイトでしたが、小移動して二投目に箕笹船長にヒット。取り込んだのは50cm近い良型アイナメ。潮上がりして再投入すると、庄子くんにガツンと重厚なアタリ。断続的に突っ込む強い引き込みをしのぎ、タモ取りしたのは53cmの大型アイナメ。さすがはアイナメの宝庫三陸と改めて認識します。
次は大きく移動して、首崎の定置に向かいます。しかし、こちらは魚探反応少なく、数回投入したところで、南の定置周辺で操業中の宝成丸から無線連絡。かなりの反応が出てきているとのことで、すぐに南に戻ります。
雨もパラついてきましたが、反応を探して潮回り。江刺船長と皆で話し合いながら、流し方、攻め方を考えて投入を繰り返します。底から10m上に40~60cmという反応が表れたとき、私のタイラバにバイト。しかし、ついついリールのリトリーブを反射的に止めてしまうという痛恨のミス。
回収するとラバージグのスカートが千切られています。バイトは「グッグッ」という引き込みで、私が今までで経験してきたマダイのアタリのパターンのひとつ。これはマダイだったのだろうか?
ソイ、アイナメなどは釣れてきますが、マダイは上がらず。雨も本降りになってきました。午後5時半、江刺船長がカレイ釣りをやって締めようと話し、崎浜港前のカレイポイントに移動します。
おまけのはずのカレイ釣りにすっかり熱中!
今季好調の越喜来湾のカレイ。まぁ、おみやげ程度に2、3枚釣れれば、という感じで始めました。水深は30mほどで、数回小突いたら即、「モゾッ」というアタリ。アワセを入れるとグン!と竿が止められます。取り込んだのは30cmほどのマコガレイ。肉厚の立派な魚体です。
これを見て、皆さん真剣カレイ釣りモードに突入。次々とマコガレイを釣っていきます。「好調の釣果速報は見ていたけど、本当によく釣れるね(笑)」と丹野社長。ヒガレイ(ムシガレイ)も混じってきて、絶好調の釣れっぷり。
江刺船長に聞くと「探見丸の底拡大で見ると、底の色が変わるところがわかるべ、それが泥と砂利底の違いさ。泥に入るとアタリが減って、砂利で次々に釣れてくる。泥場に潜むマコガレイで食い気のあるやつが、砂利底に出てきてエサを食ってくるんだろうなぁ。だからその境目を流しているんだよ」との話。カレイ釣りにも一家言を持つ江刺船長。さすが!
最後に私が40cmのマコガレイを釣って納竿。実釣一時間で船中45枚のカレイ。夕マヅメの好時合に当たったとはいえ、想定外の好釣果に、ハイボルテージで帰港しました。
帰りに江刺船長のオススメ、大船渡市赤崎の「らーめんランド大船渡店」(私は『ばかうまラーメン』が好みですが、激辛の『地獄ラーメン』が人気です。地獄の一丁目からのトライが無難ですよ)で、「大和丸」刈谷船長、「宝成丸」上村船長も交えて、皆で談笑。マダイ釣りの構想と、これからの釣り物について話し合いました。これからさらに面白い展開になっていくでしょう。
これから越喜来のマダイ釣りを試してみたいという方は、ぜひ、釣り河北加盟の各釣り宿に相談してみてください。まだまだ試釣段階ではありますが、昨シーズンもジギングでマダイがヒットしており、充分に狙えるターゲットなのです。保険の釣り物は、カレイを筆頭に保障は万全です。我々もカレイの好調さに釣り心が魅かれますが、次はマダイという信念で挑みますよ!誰かに釣られないうちに先駆けるつもりですが、釣り河北の釣果欄に「越喜来○○港○○丸マダイ○cm○枚」なんて出るのも確実でしょうねぇ…。
予約&問い合わせTEL:090-7065-3004
【出船場所】
大船渡市三陸町・崎浜漁港
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※取材・テキスト/針生 秀一
※取材協力/荒神丸(岩手・崎浜港)TEL:090-7065-3004
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