春の庄内鯛ラバ釣行 フラッシング&発光系でローライト攻略
山形庄内沖の春マダイが今季も好調だ。春の日本海は時化で出られない日も多くチャンスは限られるが、出船できれば爆釣もある季節。TEAM MARVELの縮彰さんからのレポートです。
※2021年4月の釣行記です。
フラッシングタイラバで春マダイ狙い
今季も3月上旬から山形沖の春マダイが順調にシーズンを迎えている。サンデーアングラーである縮さん達MARVELのメンバーは天候に恵まれず出船中止が続いていたが、3月28日に初釣行。65cmを筆頭に全体25枚と好釣。翌週4月4日も61cmを最大に全体で11枚キャッチし、なんとかシーズンに滑り込むことができた。
今回のマダイ釣果のほとんどはフラッシュJシリーズ(フィッシュアロー)を使用したフラッシング鯛ラバで釣り上げたもの。
「フラッシング鯛ラバで使うワームは『Flash-J Squid 3.5″SW』が欠かせません。これだけでも釣れるというくらい1年中頼りになるアイテムです。それにプラスする形で状況に合わせて、『Flash-J Curly2″SW』や『リングフラッシャー2″SW』を組み合わせて使っています」と縮さん。
山形の春マダイのメインベイトはアミ類であることが多いが、イカ・タコ系のベイトは年間を通して有効。タイラバ用フックが「フラッシュJスクイッド」の中を通るようにセッティングすると、スクイッド目掛けて食ってくる確率が上がり、フッキング率も向上するのでぜひためしていただきたい。
[関連]フラッシュJスクイッドのセット方法を解説
また、「リングフラッシャー2インチ」はサビキのようなフラッシャーとティンセル素材を組み合わせており、アミ類を食っている時などマイクロベイトパターンに特効性がある。
「フラッシュJカーリー2インチ」は大き目なカーリーテールの波動とボディ部分のフラッシングでアピール効果を上げることができる。
「フラッシュJスクイッド」と「フラッシュJカーリー」の2フックでもいいし、「フラッシュJスクイッド」+「フラッシュJカーリー」+「リングフラッシャー」の3フックセッティングでも釣果を上げている。
マダイは潮を釣れ!春は中層のアミ餌パターン
春マダイはアミ類などを食っていることもあり、中層のレンジを探っていかに食わせるかがキモになる。アミ類のベイト反応があったらそのレンジを中心に探り、潮が効いてきて鯛が口を使い始めたタイミングを逃さないことが重要だ。
基本のアクションはスローリトリーブ。ゆっくり巻きでレンジを探る。魚がいるのに食わないようなケースでは速巻きでリアクションバイトを誘ったり、いかに食わせるかが釣果を分けることもある。リールがローギアかハイギアかでも巻きスピードは変わってくるので、周りのリールの動きに合わせるというより、実際のリトリーブスピードを感じることが大切。
日本海の天候はこの季節はローライトの条件が多く、今回の2釣行とも曇天のコンディションだった。照度が低いときは一般にケイムラ、ルミノーバなど蓄光系・発光系のカラーが有効なので、忘れず用意しておきたい。
「ただいつもセオリー通りではなくて、今回の釣行でも黒色や赤色のシルエット系ばかりにヒットする時間帯がありました。なので、反応が止まった時などは仲間うちでいろいろなカラー、セッティングを試して、当たりパターンをみつけていくようにしています」
春のシーズンは終盤も、フラッシング鯛ラバは年中有効
産卵前のシーズンである春マダイは釣れれば50cm、60cmと型が良いのが魅力。4月下旬になると大型の個体から産卵に向かうため、そろそろ春シーズンは終盤。
産卵後は(庄内沖では)6月末の初夏の頃から再び釣れ始め、夏、秋と鯛ラバでマダイを狙うことができる。鯛ラバ×フラッシュJスクイッド3.5インチSWの組み合わせはほぼ年中有効なので、引き出しの一手として使ってみていただきたい。
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山形のオフショアチームTEAM MARVELリーダー。現在のように東北にオフショアゲームが広まる以前から、酒田沖や相馬沖をはじめとして、太平洋、日本海(たまに南太平洋)の各地に釣行している。淡水のルアーも大好き
※写真・解説/縮 彰(TEAM MARVEL)