涼しい夏夜に岸壁にょろアナゴ!
夜の短時間でも楽しめるお手軽系ターゲット
防波堤ちょい釣り担当(?)、つりえさマリン新港店です。今回は仙台新港で簡単に釣れてしまうニョロニョロ君をご紹介いたします。
釣行日は6月23日。この日はお店を閉めてから、21時過ぎに釣り場に到着。ご存じの通りアナゴは夜に狙う魚です。夕方から20時頃までの間にゴールデンタイムが来ることが多いのですが、潮の動きなどにより、夜半にも何度か時合いがあります。もちろん自然が相手なので、狙って竿を出したのに全くの不発という日もありますけれど、基本的にはアブレることの少ない魚。24時過ぎの最干潮時間までには何かしら釣りになるだろうと目論んで行ってきたのであります。
暗闇で仕掛けが絡むと大変なので…
アナゴを夜に狙う場合、暗い中ではヘッドライトやランタンなどの灯りはマスト。最近はLEDタイプが主流で、リーズナブルなものが色々と出ています。夜間は当然ながら危険も伴うので、できる限り単独釣行を避け、事故の無いように気を付けましょう。
釣り方はいたってシンプルです。自分は投げ釣りクラブに所属していることもあり、投げ専用タックルを使っていますが、ある程度のオモリを背負えるものなら、コンパクトロッドなどでも全然問題ありません。体力と技術に合わせて2~4mくらいの投げやすいものを使いましょう。
そして、この釣りでか~なり重要になるのが、仕掛けの絡み対策です。アナゴはぐるぐる回って仕掛けをグチャグチャにしてしまうので、仕掛けにパイプを付けたり、ハリスを太くするなどの対策を取ります。ヨレたり絡んだら交換することを前提に、ハリスのスペアを多く持っていくのも一つの手でしょう。今はアナゴ専用の仕掛けが市販されていますので、仕掛けを用意するのが面倒なら、完成品を購入してしまうのもアリです。
アオイソメをタップリと付けたら仕掛けを投入。ポイントは20~50mくらい先の船道周りや根周りなど、変化のある所を探します。遠投は必要無く、投げ過ぎたらポイントまで巻いてきた方がアタリは多くなります。新港の場合は泥底で根掛かりも少ないので、多少は底を探っても大丈夫。底をズルズル巻いてくると重くなる所がカケアガリです。この日は引き波に洗われて底が硬くなったポイントでよく釣れました。
あと、アタリを待つ間は置き竿にするので、ロッドスタンドがあると非常に便利ですね。竿を並べて置いた状態で、竿先ライトを目印にしてアタリを判別します。竿先ライトの色を使い分けると、どの竿にアタリがあったかが分かりやすくなります。
アタリの出方は色々で、一気に食ってドラグが引き出されることもありますし、竿先が何回かピクピクと動くだけの時もあります。アタリが止まって、「こりゃ食わなかったかな?」と思っても、試しにアワせたら釣れてくることも多いので、油断は禁物です。
仙台周辺の投げアナゴはこれから夏から秋にかけてがハイシーズン。その後も12月一杯くらいまでは(夜が寒くなりますが)十分に狙えます。震災前は七ヶ浜方面でも、ほぼ全域でアナゴを狙えましたが、現在は足場が悪く、民家の灯りも少ないため、夜釣りは難しいのが現状です。その点、仙台新港であれば港湾全体が明るく、岸壁に車を横付けできる手軽さがあります。夜20時(金曜は21時)まではマリン新港店も営業していますので、夜のフリーな時間にふらっと遊びに来てみてはいかがでしょうか?
※料理協力/中華飯店 紅蘭〒998-0851 山形県酒田市東大町3-1-9(元つりマリ多賀城店スタッフ・千葉さんのお店です!)
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