釣行記

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シーズン序盤の宮古沖ヤリイカ船をイカメタルで攻略

佐々木 健太郎 2021年10月14日 更新

夏スルメシーズンが終盤となる10月、まだサイズはチョット小さめながらヤリイカが釣れ始めている。岩手県宮古市のピュア・フィッシング・ジャパンフィールドスタッフ佐々木健太郎さんより宮古沖ヤリイカゲームの釣行レポートが届きました。




宮古の「第三ゆたか丸」で出船
釜石「釣具オヤマ」の小山哲平さんと宮古「釣研」の田代店長の3人で乗船した
取材、解説は宮古在住のピュアフィッシングジャパンフィールドスタッフ佐々木健太郎さん

宮古沖の船ヤリイカシーズン開幕

人気上昇中の三陸夜イカゲーム。目下、イカメタルにどハマり中という佐々木健太郎さんが2021年10月上旬に宮古「ゆたか丸」で夜イカ出船!釜石「釣具オヤマ」の小山哲平さんと、宮古「釣研」の田代店長とともに実釣した。

メインターゲットは釣れ始めたばかりのヤリイカ。シーズン序盤なので型は大きくても胴長20cmほどながら、繊細なヤリイカの釣りを楽しむことができた。

つり具オヤマの若旦那、小山哲平さんは釜石~大船渡周辺でのイカメタルで腕を磨いている

ヤリイカシーズン初期は宮古湾内が釣り場

この季節のポイントは閉伊崎より内側の宮古湾内で、水深は60m前後。イカメタルは15号を基本として12~20号を状況に合わせて使い分ける。この日は内湾側のポイントということもあり12号を使用した。

ロッドはソリッドティップを搭載し、小さいアタリも取りやすい「オーシャンフィールドイカメタルゲーム」(アブ・ガルシア)。他、キャスティング用としてスピニングのバチコンロッドも用意。道具立ては繊細なヤリイカの反応をしっかり感じ取れることが第一となる。

ロッドはイカメタル用のベイトロッド「オーシャンフィールドイカメタル」をメインに使用。スピニングの方は日中のキャスティング用のバチコンロッド。
リールはタナが分かりやすいカウウンター付きリールの「MAX DLC」(アブ・ガルシア)。大きく明るい液晶画面は非常に見やすく快適!健太郎さんは利き手でロッドを操作しやすい左ハンドルモデルを使っている
OCEANFIELD イカメタOFIC-672LS(アブ・ガルシア)
これからイカメタルを始める人にもぴったりなイカメタル専用モデルのベイトロッド。適度な柔軟性のある竿で、外洋のポイントでウネリがある時なども船の上下動を吸収してくれるのでスッテが安定して釣りやすい。10~60gの表示になっているが、20号の鉛でも全然問題なく三陸の湾内外の釣りに広く対応できる
小さいアタリも取りやすいソリッドティップを搭載。白い穂先カラーは夜でもアタリが分かりやすい


アブ・ガルシア
上級者も納得の性能でありながら1万円程のコストパフォーマンスにも優れるロッド
OCEANFIELDバーチカルコンタクト OFVS-642LS(アブ・ガルシア)
バチコン用ながらイカメタルなどにも使えるスピニングのゲームロッド。こちらは明るい時間帯にキャスティングで広い範囲を探りたい時に使用

この日の前半は潮が速く少し苦戦

釣りを始めると、まだ明るいうちから哲平さんが順調にイカをヒットさせていった。釣り始めは宮古湾内としては潮が速く、越喜来湾の首崎で鍛えた哲平さんの釣り方が状況にマッチ。

哲平さんの釣り方は、ストローク長めのシャクりからゆっくりとフォールさせて、ラインのテンションをみながら糸が緩むタイミングを見極めてイカを乗せるような非常に繊細な釣り。何度か実戦を経験して慣れていないとチョット難しいかなというテクニックだった。

小山さんは明るいうちからヤリイカをキャッチ
大きくシャクったあとのラインの動きを読むのがキモ

佐々木健太郎さんの自作イカメタルリーダーを紹介

健太郎さんは枝部分に回転性ロスビーズを使ったイカメタルリーダーを自作して使用している。その自作リーダーをみせてもらった。

下にイカメタル(鉛スッテ)、枝は5~10cm出して浮きスッテを装着
枝部分は回転クロスビーズ使用。幹に通して結びコブで固定するだけ

SaltyStageスキッドスッテ(アブ・ガルシア)
ガルプ!スプレーと相性抜群のクロスで包んだ鉛スッテ「スキッドスッテ」。ゆらゆらというフォールアクションでアピール!
SaltyStageダクダクスッテ(アブ・ガルシア)
「スキッドスッテ」同様、ガルプ!集魚剤と一緒に使うと効果的な浮スッテ。38mm、55mm、65mmをシーズンやイカのサイズ、状況に合わせて使い分け


アブ・ガルシア
宮古湾では15号を中心に使い分け。湾内では12号くらいがちょうどよかった


アブ・ガルシア
ノリやイカの大きさに合わせて、サイズやカラーをチェンジ!

後半は潮が緩くなり好ペースで釣れ続けた

後半は少し潮が緩くなってきて、宮古湾内の普段のペースに近い雰囲気でイカが釣れ始めた。健太郎さんの釣り方は、細かめのシェイクでイカに気付かせ、ゆっくりめのフォールで乗せるような釣り。シェイクでイカのスイッチを入れた後、超スローフォールで乗せていく感じだ。

スルメイカに比べ触腕の短いヤリイカは捕食があまり上手ではないので、スルメやケンサキイカ(アカイカ)のイカメタルとは若干パターンが異なる。潮や活性に合わせてアクションとスローフォールをうまく組み合わせて、反応したルアーをイカが掴みやすいよう操作してあげる必要がある。

イカの反応をみながら1パイ1パイ乗せていくのが面白い
ダブルありで好調に数を伸ばした哲平さん
スルメイカ混じりで釣れることも

やわらかく美味しいヤリイカ これからはサイズアップも期待

この日は少し大きく揺れた地震の直後。「地震の影響か潮の流れがおかしい」と船長が言っていて、そのためかイカも非常に渋い釣況だった。それでもトップの哲平さんが20杯ちょっと、健太郎さんが20杯弱の釣果。

ヤリイカのシーズンは年によって異なるが、これからがシーズン本番となり年明け頃まで釣れ続く。湾内から重茂沖など湾外へポイントが移るとヤリイカのサイズも徐々に良くなり、12月頃になると冬至スルメと呼ばれる大型スルメイカも狙えるようになる。今シーズンも岩手三陸イカメタルのさらなる盛り上がりに期待したい。

かなり渋い日だったが、それでも20杯ほどのまずまずの釣果
途中、船上でヤリイカを捌いて試食
アニサキスをチェックしているところ。透き通るヤリイカはそのまま食べることもできるくらい
これが旨くないわけがないです!

これから冬場にかけては良型のスルメイカも回遊


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第三ゆたか丸

[遊漁船案内]ゆたか丸(宮古市・磯鶏リアスハーバー)
※予約TEL:090-4634-3130
親子3隻体制で宮古周辺の釣り物は何でもお任せの人気船宿。これからの季節は夜イカのほか、ジギング船や深海マダラ、カレイ、ヒラメなどで連日出船!

今回の船長は次男の澤口豊船長。父・則夫船長と長男・文哉船長とともに3隻体制で好評出船中

◆記事に書けない裏話や質問への回答はweb版 無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!

※画像・解説/佐々木 健太郎
※取材協力/ピュア・フィッシング・ジャパン、宮古ゆたか丸

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