釣行記

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志津川湾ボートロックをNEWサイファリストHRXプロスペックで実釣!

編集部 2022年1月13日 更新

サイファリストHRXプロスペックの開発に携わった千葉正博さんを迎え、盛期に差し掛かった南三陸町のボートロックを取材してきた。激風&激シブの難コンディションを千葉さんはどのように釣ったのでしょうか。

※2021年12月掲載時の情報です。
[関連]NEWサイファリストHRX使用千葉さん&東谷さん動画アップ

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NEWサイファリストHRXプロスペック先行5機種+来春にはロングロッドも追加!

東北ロックフィッシュ用ロッドとして開発された「サイファリストHRXシリーズ」。新シリーズの「サイファリストHRXプロスペック ハードロックフィッシュエディション」は新開発のカーボン、製法により軽量化し、操作性を向上。ロッドバランスをこまめに調整できるコンフォータブルバランサーシステムや、シリーズ初のソリッドティップ仕様をラインナップするなど大幅な進化をとげている。

今回の取材ではいずれもボートロック対応のベイトモデルCPRC-73MMH、CPRC-75MHSの2本を中心に使用した。また、すでに発売中の5機種に加え、2022年3月にはロングロッドのCPRC-88HH、CPRC-98MMH、CPRS-85MHがシリーズに追加されるということで要チェックだ(詳細なスペックはバレーヒル公式ホームページに掲載)
サイファリストHRXプロスペック ハードロックフィッシュエディション」(バレーヒル公式)

HRXシリーズの開発をリードしてきたフィールドスタッフの千葉正博さん

コンフォータブルバランサーシステムを搭載。バッドの部分に内蔵できるバランサーウエイトは10g単位で0gから最大30gまで好みに応じて調整することが出来る(新追加のロングロッドはさらに1個追加して40gまで調整可能に!)



NEWサイファリストHRXプロスペックを千葉正博さんが解説

既存の5機種に加え、2022年3月頃にはロングロッド3機種が追加される

HRXといえば、の高評価を得て多くのアングラーに受け入れられたロングロッドシリーズ。新バランサーシステムを搭載し、遠投戦略、ハードな条件の攻略に大いに期待できそうだ


ロングロッド3機種をバレーヒルロッド開発担当の藤井さんが解説

風予報が心配されるなか南三陸の志津川湾にて実釣スタート

千葉正博さんが実釣したのは11月26日。取材当日は午後から西風が強くなる予報。現地入りした午前7時にはすでに弱風で釣りをできるポイントが限られていた。風波も立っており遠くまでの移動も難しい状況。風裏ポイントを拾い釣ることとなった。

今シーズンはシケる日が非常に多く、荒れがようやくおさまったばかりの当日は魚の情報が皆無で蓋を開けてみなけらば分からない状況。吉と出るのか凶とでるのか。

午前7時、志津川港より出船し風裏ポイントへ

午後より強風になる予報のため午前勝負。すでに風が感じ取れる状況で短期決戦が想定された

超有名ポイントの南三陸ホテル観洋下

始めに入ったのは南三陸ホテル観洋直下。断崖の上にそびえ立つホテルに風もさえぎられベストなコンディション。あとはスポーニングに差し掛かった良型のアイナメを狙い撃つだけ。シケ前の釣行では、ポツポツではあるが良型も釣れていたこともあり期待は十分だ。

最初に岩礁周辺を探ってみたが全く反応は無かった。徐々に船を流しながらポイントを探ってみるもバイトなし。ここで少し粘ってみたものの、午後からの強風が差し迫ってきており見切りをつけ、今度は潮通しの良い藻場が点在する荒島周辺を狙うことにした。

最初のポイント、南三陸ホテル観洋が見えてきた。北西の風にはバッチリの風裏ポイントだ。シケ続きとなる先週はポツポツと上がっていたとのことで期待も大きい
南三陸ホテル観洋直下に到着。早速タックル準備に取り掛かる
まずは左の突き出た岩礁周辺を探ってみる。異常なし
徐々に南三陸ホテル観洋直下へ船を流しピンポイントで探る。着きそうなポイントを丹念に探ってみるが反応は見られなかった
世界を徘徊する初老の釣人こと鈴木豊和船長も、少し実釣。「ほんと何の反応もないね。シケ続き明けで、もしかしたらターンオーバーしてるかもしれないね。こんなに反応がないのも珍しいよ」と我慢の展開に

時間が経つにつれ風が強まってくる。釣るポイントがかなり狭まってきたため移動しながら拾い釣る作戦に。しかし何の反応もなかったため場所移動

ポイント移動直後 荒島エリアで良型アイナメキャッチ

場所を変えて最初に沈み根を探るとコツン、コツンと小さいながらもバイトがあった。先程の全く反応が無かったポイントとは打って変わり魚の姿が見れるチャンス到来。

再度、投入し丹念にバイトのあったポイントを流した瞬間、千葉さんのロッドが大きく弧を描いた。サイズ的にはマズマズの様子。首振りダンスからもズッシリと重量感が伝わってきた。姿を現したのは40cm超のアイナメだった。良く見ると1回は産卵したであろうメスの個体。

強風が差し迫る限られた時間での今釣行。南三陸ホテル観洋を離れ荒島へ到着

中盤戦。風波があり我慢を強いられる展開に。まずは沈み根を探って様子を伺うことに
沈み根のカケアガリで「ツン」。繊細な軽めのアタリにアワせてヒット。上がってきたのは1回目の産卵を終えたであろう40cm級のメスのアイナメ。まだお腹はパンパン。撮影後、速やかにリリースすると元気よく海底へと姿が消えて行った


バレーヒル
使用ロッドはコチラ。ソリッドティップを搭載し、シビアな状況下で繊細な釣りを可能にしながら、適度な張りもあるのできつい根周りもしっかり探れる
ヒットルアーはFLASH UNION(フラッシュユニオン)シュリンプ

風がさらに強まる前に実績ポイントを撃っていくが・・

続けて周辺を探ると今度は30㎝級の小型アイナメがヒット。そしてまたまたヒット。どうも魚の着くポイントが限られ居る場所と居ない場所がはっきりと分かれており、高実績だったのは藻が絡むポイントだった。

その後、小さなアタリが頻繁にある荒島周りを探ると続けて30cmのアイナメがヒット。即リリースし良型を狙ったがチビナメで終了しポイント移動
椿島周辺に到着。水深は9m前後。人工漁礁があり、その間をトレースすると小さなあたりがあるも乗ってこない。依然シビアな状況が続いた

雲も厚くなりはじめ、ポツポツと雨が降ってきた。本降りに近い中、ポイントを丹念に探る
雨脚が弱まり青空が見えてきた時、目前に突如虹が現れた。それもレアなダブルレインボー。とても幻想的

急激な水温低下、強風、ターンオーバーも重なり悪条件下の激渋ロックとなった。スポーニングの魚は水温変化でナーバスになることが多いだけに、今釣行での良型アイナメは価値ある1匹となった。

2021秋冬のロックフィッシュシーズンは時化続きでなかなか釣りをできない日が続いてきたが、シーズン中盤を過ぎた12月中旬、ここにきて好釣果の声も届いてきている。これからアフタースポーニングのシーズンにも期待したい。

[関連]NEWサイファリストHRX使用千葉さん&東谷さん動画アップ



バレーヒル
ボートロックモデルのこちらも使用した。取り回しの良いレングスと張りのある設計で快適に磯を撃てる1本

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※協力/バレーヒル

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