釣行記

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BSフジ「巨大魚・夏の陣2022」三陸の巨大ヒラメ釣行初日に同行

編集部 2022年9月22日 更新

釣り人を翻弄する巨大魚と、その姿を夢見て追い続けるアングラーたちの闘いを描くドキュメンタリー、そして美しくも厳しい日本の大自然を4Kの美麗映像で描く番組BSフジ「巨大魚・夏の陣2022」。三陸は岩手県大槌沖で行われた巨大ヒラメ編の取材釣行に同行しました(2022年8月実釣、2022年9月掲載)

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三陸ヒラメ釣りに同行取材!プロアングラー山口充氏が巨大ヒラメを狙った

今回の舞台は岩手県三陸沿岸部のほぼ中央に位置している、自然豊かな大槌湾。三陸特有のリアス式海岸に面し親潮と黒潮が交わりあう好漁場だ。ヒラメだけではなくカレイや根魚、ブリ、ワラサ、サバ、スルメイカ、ヤリイカ、オキメバル、マダラなどターゲットも豊富で、年間多くの釣り人が訪れる。

「巨大魚・夏の陣2022」今回のターゲットはメーター超えのモンスター級座布団ビラメ。これまでに、タチウオ、ヒラメで記録を更新してきた当メディアでもお馴染みの山口充氏が、今回も、こだわりの和竿で挑んだ。

辺りがうっすらと白めいてきた4時半。今回お世話になる美嘉丸さんが併営するお店「御箱崎釣具店」で情報を収集しながらの撮影からスタート
すっかり明るくなった5時30分、大槌港を出船。ポイントを目指した
これまでに、タチウオ、ヒラメで記録を更新してきた山口充氏。今回も、こだわりの和竿でモンスター座布団ビラメに挑む。果たして勝利の女神は微笑むのか
2代目船長の美年さんは、今回はお店番もあり同船せず陸地で見送ることに
三陸沿岸の大槌湾周辺は町の大部分を山林が占めている。その山や森から川を伝って栄養を海へと運び、湾内を豊かな漁場としている。湾内には、「ひょっこりひょうたん島」のモデルとなった蓬莱島もありとても幻想的

イケスにはイワシが弧を描いて泳いでいる。そのイワシを使用する分だけバケツに移す。今回のイワシは大物がターゲットということもあり20cm前後のマイワシを使用した

マイワシを弱らせずにすばやくハリ掛け。そして投入しスタートフィッシングとなった
今回の釣行は山口さんの他、乗り合いで地元の常連さんも同乗した。「昨日は87cmが上がったよ。今日も期待は十分、コンディションもマズマズだよ。出るといいね」と大羽大船長。その一言に船上は一気に活気づいた

メーターヒラメ実績エリア!前日にも87cmを上げている大槌港・美嘉丸

近年、大槌湾内のヒラメの釣況は上昇傾向。それも良型揃い。昨年80~90cm後半の座布団級が船中10枚以上釣れた日もあると太鼓判の大羽大船長。その朗報を聞きつけ昨年は沢山のヒラメ釣りファンが当地に足を運んだ。ちなみに過去船宿では104cmが最高とのこと。今釣行はそんな好実績をキープし続けている大槌湾が舞台ということもあり釣戦する山口充氏の士気も高まる。

ファーストヒットは過去最大104cmのレコード保持者の菊池龍也さん。ロッド大きく弧を描き良型の予感。上がってきたのは70cm台前半。まずは好発進!
続けて鈴木さんもヒット

慎重にネットインし二人一緒に記念撮影

外道でマゾイが多数ヒット。そのマゾイをかいくぐって本命を狙う

またまた外道で、今度はタラ⁉ アラ⁉と思わせるような一升瓶級の体高あるぶっといアイナメが登場。ぱっと見で60cmはあるランカーアイナメだった
何回か船を流したところでズドン!! かなりの重量感を察してか菊池さんも慎重に取り込む。ロッドの絞られる光景から今までの魚とは明らかに違うのが分かった。「これはデカいぞ。慌てずゆっくり」と大羽大船長にも緊張が走る

表層に姿を現したその姿はメーター級。無事、ランディングしたヒラメは顔つき、厚みと貫禄あるスーパー座布団ビラメだった。まずは撮影するも重量が半端なく菊池さんもプルプル状態。口も大人の握りこぶしがすっぽりと入るほど
船上はこの座布団ビラメの登場で大盛り上がり。先程の70cm級のヒラメが小さく見えるほど。メーターオーバーに期待しつつ検量すると・・93cm。メーターまでは及ばなかったものの、モンスター級のヒラメに一同歓喜

90cm級ともなると顔つきが半端ない、迫力あるワンショット。70リッターのクーラーにも入らないほどのデカさ

座布団ビラメを目の当たりにし、外道マゾイの連釣で苦戦を強いられていた山口さんに火が付いた。前アタリを確実に乗せヒット!! 今回は今までとは違い重量感が和竿にずっしりと伝わる。モンスター級のヒラメか⁉
慎重に巻き上げヒラメがゆっくりと浮上
その後、終了時間が近付いてきたところで、調査を兼ねて翌日以降に実釣するポイントを少し探ってみることに。ここでは外道のアタリはあったものの本命は姿を見せず。そして納竿となった

帰港後、港にてビッグワンの撮影。「少し縮んだと思いますが重いっす」と重量感満点の座布団ビラメを持ち上げプルプル姿の菊池さん
上が45cm、下が93cmのヒラメ。45cmのヒラメがカレイに見える。座布団ビラメは顔つき、体高、迫力感、全てにおいて優勝!
重さを計測したところ8kg超。身も厚い

初日の実釣はここまで!山口充氏はモンスター級のヒラメを釣り上げられるのか?

今回の巨大魚釣行は8月初旬に全3日間のスケジュールで行われた。今回の取材ではその初日の模様だけをお届けした。

果たして山口充氏はモンスター級の座布団ヒラメを釣り上げることが出来るのか。その模様は9月25日(日)に放映される番組をご覧いただきたい。

<4Kシアター>『巨大魚・夏の陣 2022』
2022年9月25日(日) 19:00~20:55

巨大ヒラメの舞台となった大槌港「御箱崎釣具店・美嘉丸」のご紹介

今回お世話になった御箱崎釣具店・美嘉丸の大船長こと大羽道廣さん(手前)と2代目船長の美年さん(奥)。おおらかな人柄と、きめ細かい対応で地元をはじめ県内外の釣り人にも慕われている名船頭。定評あるヒラメ釣りは状況にもよるが10月いっぱいまで狙う予定(お一人様9,000円)。そして人気の夜イカ釣り(お一人様9,000円)は10月より本格始動。スルメイカ、ヤリイカ混じりで冬至まで楽しめる
[美嘉丸・御箱崎釣具店]
TEL:0193-42-6212

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