釣行記

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これから秋イカシーズン!岩手三陸の夜イカ船釣り

編集部 2022年10月26日 更新

初夏のムギイカから冬のヤリイカまでロングランで楽しめる三陸沿岸のイカ釣り。岩手のイカ釣りは秋の本格シーズンに突入している(2022年10月掲載)


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三陸のイカ釣りは秋のヤリイカ、スルメイカ混じりの好季!

6月15日に今季初のイカ船を始動した2022年の満福丸(大船渡市・吉浜根白漁港)。初日の釣果はイカメタルが多い人で48杯、サビキ釣りは多い人で54杯と走りにしてはマズマズだった。その後は順調に夏イカシーズンが続いた後、8月に東北地方を襲った局地的な豪雨の影響、9月の台風通過などもあって、我慢の釣りが展開されていた。

状況が好転したのは10月中旬。ヤリイカが混じり、本格的な秋イカのシーズンに突入。16日はヤリイカ、小スルメ混じりで多い人で99杯。20日はヤリイカ スルメイカを多い人で74杯(スルメイカ6割ヤリイカ4割)。この日は後半スルメイカ、ヤリイカ共にサイズも良くなり調子まずまず。翌21日はヤリイカ、スルメイカ混じりをサビキ釣りで多い人75杯、イカメタルで73杯。ヤリイカ3割と安定の釣果が続いている。

10月20日の釣果
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10月20日 満福丸のイカ釣り釣果

満福丸は吉浜根白漁港を出船しポイントを目指した
ベイトの反応が濃く連日好釣な35mラインに定めアンカーを下ろした

夏のスルメイカシーズンに吉浜沖を取材

すでにヤリイカ混じりの秋シーズンの吉浜湾だが、取材を行ったのは夏イカシーズン。低気圧が抜けた直後、回復しかけの夜に満福丸に乗船。一時的に雨模様となる場面もあり、ややタフさが残る釣行となった。

この日はムギイカ(スルメイカ)狙い。17時30分吉浜港を出港しポイントを目指した。出船わずか15分ほどで漁場に到着後、アンカーを下ろしてスタートフィッシングとなった。

17時45分、スタートフィッシング。ウネリもなく穏やか。まずはボトムから探る

開始して間もなくイカのアタリがポツポツと出てきた。コンディションはマズマズ
船上ではポツポツと釣果が上がってきた。スルメイカのサイズは大、中、小とバラつきがあった
ムギイカの乗りが悪くなった、もしくは釣れなくなった時はスッテからプラヅノに替えるのも効果的。先ほどと同じタナを探ると早速アタリがあり乗ってきた
集魚灯が灯される前の途中経過。イカのコンディションはマズマズ!?期待が膨らむ

ライトタックルで楽しめるイカメタル釣法

近年、人気急上昇中のイカメタル釣法。三陸のポイントは水深50m前後で、全国的に見ても浅場で楽しむことが出来ることからライトタックルで狙えるのが魅力の一つ。以前はプラヅノを使用してのイカサビキ釣りが主流となっていた吉浜エリアだが、ここ数年はイカメタルアングラーの方が多くなってきている事からも人気の高さが伺える。

取材の合間に竿出させてもらい実釣、初めてのイカメタル釣りにチャレンジした。初めての感想はイカのアタリがさっぱり分からない。隣では当たった、触ったなどと言っているものの私には「何がアタリ!?触った!?」と、感触は皆無だった。

そんな中、唯一初心者の私でもヒットに結び付けることができたのが「目感度」だった。ボトムに着底してからアクションをかけてタナを探り上昇、そしてフォールしステイ。この過程の中で、フォールもしくはステイ時にフッとティップに変化が見られる。ヤル気のあるイカは大きな変化だったり、警戒心満載のイカはソフトなタッチの変化だったりとマチマチではあったものの、それがアタリだった。その瞬間に即アワセできればヒットとなる。この目感度が、初心者である私の釣果に繋げることが出来る手段だった。

この日の結果は11杯。トップは66杯。釣り方で差が出る点もイカメタルの面白さの一つ。タナが30~10mと幅がありヤル気あるイカのレンジを瞬時に見つけることが釣果を左右した。ヒットルアーは赤白、赤緑、ピンクプラヅノが好反応だった。

釣り上げたイカの鮮度を保つためにも氷は必需品。満福丸では氷のサービスもあり各自で取り分ける
数に限りはあるがイカマットも常備。これから使用するスッテを何個か用意しておき、使用済みのスッテ等を一時仮置きもできる。使用方法はいろいろありとても便利

取材時のムギイカのポイントは30mラインの浅場。トモの釣り座ではカレイ竿も出すことができた(期間限定、釣り場によるため船長に要相談)。カレイ竿を置き竿にしてアタリを待つと、これが結構釣れるのだ
周囲が暗くなり始めた18時45分過ぎ、集魚灯が灯され本番モードへ突入。ちょうどその頃、パラパラ降っていた雨足が強くなってきた
集魚灯を灯して30分を過ぎた頃、船の周囲にはベイトの群れが集まってきた

ムギイカは好奇心旺盛。高活性時であれば、キビキビとシャープなアクションの誘いからのフォール、ステイが絶大な効果を発揮する。しかしながら、取材時は前日の荒天タフコンディションの影響かややご機嫌斜め。スローなアクションからフォール、ステイでの乗りが良かった。ステイ時からのスッとティップが入り込む瞬間に即アワセ

中盤にイカのタナが上がり活性も上向いてきた。釣れているタナを確認しつつラッシュ突入。ダブル連発で数を重ねた
取材の合間に竿を出させてもらい実釣。初めてのイカメタル釣りにチャレンジした
竿頭は66杯。後半、活性が下がり、イカの居るタナもバラ付きはじめる中、丹念に各層を探りながらアタリを捉えてヒットに持ち込んだ
釣りたてのイカを生きたままタレに漬ける釣り人の特権の沖漬け。特に身が柔らかいムギイカで作ると絶品!!
三陸の夏の風物詩イカの漁火

秋から冬にかけて夜イカ盛期が続く

直近10月24日の満福丸の釣果は、スルメイカ、ヤリイカ混じりで、イカメタルが多い人101杯、サビキが82杯。スルメイカ9割ヤリイカ1割と好調を持続中。

昨シーズンは低調、復調を繰り返しながらも翌1月初旬まで釣れ続けた。後半に差し掛かるにつれイカのサイズが大型化し、ビール瓶サイズのスルメイカにパラソル級のヤリイカの乱舞シーンが数多く見受けられるようになる。三陸のイカ釣り秋の陣は始まったばかり。今後も大いに期待できる。

【満福丸】
今回お世話になった満福丸の庄司満船長。温厚でおおらかな人柄で地元はもちろん、県内外の釣り人にも慕われている名船長。初心者からベテラン、女性の方に至るまで分からないことがあれば気さくに教えてくれるので安心して釣りが楽しめる。現在はイカ船(お一人様7,000円)。メガラ船(お一人様7,000円/7名以上、8,000円/6名以下)。タラ船(お一人様10,000円/4名より出船)で好評出船中。その他の釣り物も相談次第で対応いただける


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